昨日発売の、月刊アフタヌーン2009年12月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想です。
今回は、第74回「準決勝 8」。

ちなみに前回の感想はこちら→アフタヌーン09年11月号 おお振り感想
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」

今月号は、読みながら泣きました。・゚・(ノД`)・゚・。


※以下、野球素人の腐女子によるネタバレ感想です。
 腐った妄言を含みますので、お嫌いな方はご注意ください。








●試合が終わって、帰ろうとする西浦ナイン達。
先月号のラストで影も形も見えなくなってたけど、みんないたのね(苦笑)。
モモカン「さあ帰るよ! 今日見た4チームに勝つイメージ持てるまで、練習するからね!」
おお~……”全国制は”を目指すってことは当然、県の4強も倒して勝ち上がるってことだけれど、
そう言われると、改めてすごい目標だなぁ(ごくり)。
「はい!!」と元気よくお返事する西浦ーぜ達10名。
田島くんと花井くんが並んでいる図に頬がニヤニヤと緩みます。
……が、身長差に違和感(苦笑)。
同じ背の高さなのは、田島くんが一段高い所に立っているから?
それにしては、横並びだし、遠近感も変だし。
さらに言うと、168cmの泉くんより低く見える170cmの西広くんと172cmの沖くん……。
ここだけ遠近法? それとも成長期だから? それとも時空の歪みか!?(おいw)
くだらないことばっか気になってスミマセン;

●立ち去ろうとするモモカンに呼び掛ける三橋くん「カ、カッ、キャントク」
沖くんに(かんだ!?)とか驚かれててカワエエ(笑)。
あと、助けを求めるように隣の阿部くんを振り向いているのも萌え~vv

●試合後のインタビュー。コールド勝ちを決めるタイムリーを打ったシオが記者に囲まれてます。
おお~! ちゃんと綺麗な標準語でスラスラと話している!(おいw)
榛名さんは最後の球、140後半出ていたのかぁ。
先月号の感想で、
>”8イニング目”あるいは”100球超え”というのは、榛名さんにとって未知の領域
>いつも経験している、ちょうど6~7回分くらいを投げ終えたところで、
>榛名さんのスタミナや集中力や球威が落ちてしまったのは、当然なのかも。

と書きましたが、最後の一球は気合いの入ったイイ球がきていたのね……。
「決め球はストレート」と完全に読まれてしまった武蔵野バッテリーにも問題はあるけれど、
その決め球をクリーンヒットにしたシオの能力がスゴイ!
西浦はいずれこのシオやオータと戦って勝たなきゃならないのね……(ごくり)。

●今日の榛名さんについて語り合う観戦後のおじサマ達。
「9回にあんなガタガタになっちゃねェ」←おじさん、9回じゃなくて8回ね^^;。
でも、「ちょっと期待はずれ」「全国では通用しない」「粘りがない」「まだ2年じゃない」「来年が楽しみ」「でも武蔵野は3年抜けちゃうときびしい」
この評価には、同じ野球好きのオヤジとして(笑)私も同感です。
厳しい意見だけれど、客観的に見れば一言一句仰る通り。

ARC監督(素直にウチに来てくれりゃあ、あと10キロ球速上げてやったのに)
ホントにね……。
目標は「プロ」の榛名さん。
なのに、わざわざ「監督がなるべく不熱心なコト」という条件をつけて、武蔵野第一高校に進学しました。
ARCや千朶や嵐山などの野球強豪校へ行って、いい指導者に指導してもらえば、
球速ももっと上がってコントロールも良くなって、高校時代に全国屈指の注目左腕となっていたかも。
中学時、指導者に抱いた強い不信感。
それが、プロへ至る道筋を遠回りさせる結果になってしまいました。
青少年期に出会う大人って影響大だなあ、とつくづく思ったり。
榛名さんの中学校の監督も、そして美丞大狭山の呂佳さんも、
残念ながら、球児達の未来に影を落とす「ダメな指導者」ですね。
おお振りはあくまで漫画なんですが、実際にリアル球児達が直面しているこういう問題も、
ひぐち先生は避けずに正面から描いているなぁ、と思いました。

(榛名が花開くのは次のステージか――…)というARC監督のモノローグからすると、
来年(高校3年)の榛名さんの活躍はさほど見れないという伏線?

●負けた武蔵野第一高校のナイン達。
泣きながら榛名さんに詫びる大河くんやカグヤン。
……ああ……つらい……(T-T) 泣いている武蔵野の子達を見るのは。
私事ですが、贔屓のプロ球団が負けて今季終了したばっかりなので、涙腺が弱くなってるんです私。
負けたつらさが他人事とは思えず、ず――ん…と胸に沁みます……マジでもらい泣きしましたorz
榛名「オレがっ一人で点取られたんスよ。限界だったのは、オレっす。
 あんたらは、負けてねェ…………っ」

……私、3ヶ月前の感想で、
>……これは完全に私の勝手な予想ですが……
>もしかしたら、この試合の最後に”泣く榛名さん”が見れたりしないでしょうか、ね?

と書いていたんですが……こんな予想、できれば当たって欲しくなかったな(T-T)
でも泣いて腕で顔を覆う榛名さんの肩をさすって、優しく慰めるカグヤンの後ろ姿に萌えましたw(スミマセン、外道で;;)

●さて、アベミハのターン。
阿部(しっかし会いにくいな。コールド直後だぞ。
 三橋(こいつ)もほとんど知んねーやつ相手に、何聞くつもりなんだか)

ホントにね^^;。
常識的に考えると、ものすごいKYですよ、三橋くんは。
自分の「~したい!」って思いで頭いっぱいになって、周りとか見えなくなっちゃうところあるよね?
厳しい言い方をすれば、だから中学時代は嫌われたのかも。
その盲目的なところが、三橋くんの良さでもあり魅力でもあるのだけれど。

●さてさて、お待ちかね! 今月のメインエベント~!(笑)
赤コーナー、アベミハバッテリ~! 青コーナー、ハルアキバッテリ~!

まずは前哨戦。
榛名さん、三橋くんのこと忘れてます、案の定ww
対する三橋くん、西浦が桐青に勝ったことを榛名さんが知ってて、ポワポワ赤面。恋する乙女かよ(苦笑)。
そして榛名さん、阿部くんの膝の怪我はやっぱり知りませんでした。
三橋「あのっ、ぶつかっ、て、ホームで、ヒザッ」
これだけで、「ダッセ! クロスプレーでヒザやったンかよっ」と榛名さんは理解して大笑い。
両横に立つタッグパートナー…もとい、女房役の捕手達は理解に苦しんだ模様。
す、すげーよ、榛名さんww
三橋くんの宇宙語が即理解できる榛名さん、そして田島くん。
野球に秀でた人に共通するナニかが脳内にあるのかしら?
(単に天然同士だから通じるんだと思う・笑)

さて、いよいよバトル(?)は核心へ。
阿部「……えーと、今日は残念でした」
榛名(一息ついてから)「別に、負けに不思議ナシってかんじじゃね」
おお~! 野村監督の名言「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ですね!?
榛名さん、「野村ノート」読んでんのかな^^?

阿部「全力投球ですか、今日の球」
榛名「そーだけど、それが何か?」
さらりと肯定されて、阿部くん、「ふう」と一息吐いて気を鎮めます(笑)。
阿部「最後の球が今日1番速かったと思います。中学ン時ならあそこで全力はなかったっスよね」
この阿部くんのしたり顔がなんか可笑しいwwニヤニヤ
ホントはムカついてるけど、”オレは解ってたし、んなこと気にしねーぐらい器でけーんだから”と無理に繕ってる感じで(笑)。
榛名「はァ? なんで? 中学だろがなんだろが、あそこは全力だろ」
おおっとぉ~! 榛名さん、ここで禁断の荒技を繰り出してきました!(笑)
今の阿部くんにそれは禁句です! ほ~ら、阿部くん、
(んだとお?)ピクピク、と怒りを抑えるのに必死ww
阿部「イヤイヤ、成長したんスよ。だってあんたは負け試合と判断したら、1球だって全力じゃ投げねっつー人間でしたよ」
榛名「何言ってんの? 中学でオリャがんばりすぎて半月板――……
 ああ! 何! シニアン時のことかよ!」

阿部「ったりめーでしょーが!!」←着火完了(笑)。
はっと我に返る阿部くん。後ろで怒鳴り声にビクビクしてる三橋くんかわええww
阿部「別に、ンな昔のことムシ返して文句言いてんじゃなくて(←嘘つけw)
 今はちゃんとチームのために投げられてて、良かったなってそんだけすよ」(←嘘つけww)
榛名「ホントはもっと昔のこと文句つけてんだろ。本心と違うこと言っててキモチワリ」
せっかく器のデカイ男を演じたのに、ズバリ榛名さんに看破されてるよwww

おおっと、ここでハルアキタッグチーム、パートナーが乱入です!
秋丸「榛名ってシニアでそんなんだったんだ。
 お前オレにもっと一生懸命やれとか言っといて、自分もシニアで同じことしてんじゃん」

これはどうしたことでしょう!? ハルアキコンビプレイで反撃かと思いきや、
仲間割れで、榛名へ攻撃です!(笑)
榛名「ばっかじゃねーの!! オレは常に全力の真剣なんだよ!! てめーと一緒にすんな、ボケッ」
特大の雷が直撃ww でも慣れてる秋丸くんは「あーゴメンゴメン」と軽くあしらいw
あーもー秋丸くんと話してる時の榛名さんは百面相でオモロイな、ホント。
阿部「常にってこたないでしょ。関東の試合、放り出したこともあったのに」
ははは、なんて乾いた笑い浮かべてるけど、阿部くん、ずっと言いたかった恨みつらみ、とうとう口にしちゃいましたw
榛名さんの横で「ホラホラ」と口に奥様みたいに手を当ててニヤけてる秋丸くんw
阿部くんの後ろでカチーンと石化している三橋くん(笑)。
こんな過酷なバトルの場、三橋くんの防御力ではキビシすぎるよねぇ^^;。


え~、バトルの途中ですが、後半戦は明日の日記で!(笑)
続きの感想はこちらです→アフタヌーン09年12月号 おお振り感想(2)
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