「天地人」第32回「世継の運命」の感想です。


※以下、腐女子がおふざけ感想や批判を書いております。お嫌いな方はご覧になりませぬよう。





順序は前後しますが、萌えたところから感想を。

・豊臣秀俊(後の小早川秀秋)の上地さん、登場!
その秀俊に「毛利の養子になりたくない、なんとかしてくれ!」と頭を下げて頼まれる殿(景勝)。
「それがしも、上杉の養子でございました。
さりながら、それを受け入れ乗り越えるもまた、侍の道」
ああ、まさに殿の人生は運命(さだめ)を「受け」入れてきた日々だったなぁ……。
(ソコだけカギ括弧で括るなw)
殿が言うと、経験からくる裏打ちがセリフに込められて、重々しく説得力ありますね。

・かねたん&みっちゃん、伏見城の広間で並んで大の字。
意味不明^^;。(特に陪臣の兼続がなんでこんなとこで寝ころんでるのか・苦笑)
でも見た目萌えるから、この際もうなんでもよし!(笑)
「また……越後へ行きたいな……」と、ちょっと弱音めいた本音を零すみっちゃんを、
抱きしめたい衝動に駆られました!(つーか、衝動に駆られろよ、兼続!)←


以前も書きましたが、上地さん演じる秀俊、この時13歳なんですってよ、奥様!(笑)
赤ちゃんを触りたくって、親バカ殿下の後ろをウロウロとついて回ったり。
世間知らずで屈託のない天然キャラっぷりに、
ご本人の魅力が滲み出ていて、憎めないイイキャラですねvv
……でも、上杉家とあんまり関わりのない秀俊が、なんでこんなに懐いてんの??

・秀俊を養子に、という話を聞かされた菊姫、「殿! あんまりでございまする」
え、そんだけ? なんだか肩すかしだわ。
先週先々週の逆ギレ菊姫だったら、
「アタシが子を産めないからって、いらない養子押し付けるですってぇ~っ!
おのれ毛利め! 大きなお世話じゃ! 人の気も知らずに!」
って半狂乱で暴れて、毛利邸へ殴り込みしそうなものないのに。(おいw)

・北の政所に、秀俊イラネの直訴をしに行く万能ウーマン・お船さん。
「秀俊も不憫じゃのぉ」「再び養子に出さねばならぬとは、いかなるさだめの子なのじゃろう」
と辛そうに呟く北の政所を、黙って見つめるお船さん。
その時の無表情。コレどんな感情なんだろう? よく解らなかったな……。

・秀俊くん、秀吉さんから疎まれて、
→毛利も養子に来られたら困ると迷惑がられて、
→上杉も困惑してイラネと北の政所に直訴して、
→結局、たらい回しで小早川へ。
なんとも可哀想……。
「お前はいらない子」とお荷物扱いされるのは、ものすごく哀しいだろうなぁ。
別に秀俊自身が悪いわけじゃなくて(おバカキャラっぽいけれどw)、
秀吉に実子(お拾)が生まれたから、養子(秀俊)が目障りになった、という勝手な都合なのに。

「運命(さだめ)には、抗えぬもの。ご心中、お察しもう上げまする」
と殿に言われた時の、複雑な感情を孕んだ静かな上地さんの瞳がなんとも印象深かったです。
単なる能天気キャラだけではなく、孤独感や諦観を淋しく淡々と表現していて、
キャラの奥深さを感じられる、いい演技だと思いました。


・朝鮮に渡った上杉軍は、突っ立ったままの景勝と兼続の説明セリフで、
わずか1分間で、直ちに帰国したのでございます。(ナレ風に)

・兼続「戦が終わったのは、淀の方様のお陰であったか」
お船「まことに殿御を動かすのはおなごかもしれませぬなあ」
まったく、何言わせてんの、脚本家センセーorz
この脚本家が毎週毎週ドラマを通して伝えたいことは、いかに女性は優れているか、なのですね。

・生まれたての息子を、殿に見せる兼続・お船夫婦。
……って、座ってる位置関係が上座とか下座とかめちゃくちゃな気がするんですが(@_@;)
上座の殿の後ろを平気で歩くお船さんとか……(汗)。
主君夫婦を主とも思わぬでしゃばり…大活躍が多い家老夫婦だと思ってたけれど、
ほんっとに上下関係の礼節がめっちゃくちゃなのね^^;。

・越後へ戻った兼続は、領内のあらゆる政(まつりごと)を進めます。
「これでは百姓らも不服であろう。この村は、検地のやり直しじゃ」
え……? 検地をやり直す=巻き上げられる年貢が増える、だと思っていました。
これはしたり。私の思い違いでしたね。
越後の内政に辣腕を揮う兼続の有能っぷりを表現したいなら、
「検地をやり直せ」と室内で説明セリフ言わせるよりも、
開墾奨励や新田開発をお外で指揮している姿を見せた方が、
誤解もないし、説得力もあると思うんだけれどなぁ。
少なくとも、百姓達をいっぱい縁側に並べて「ご家老様ばんざーい」とマンセーさせるよりは^^;。

・越後では、女子でも武将の跡取り息子のように毎日学問を学ぶことができるのですね。
時代を先取りした、新進的な素晴らしいお土地柄だぬあ~。

・越後にお涼さん登~場~。
鬼(本妻のお船さん)の居ぬ間に、越後でのアバンチュール要員ですか?
……ま、いんだけどさ。
上杉景勝と直江兼続が実際に関わった朝鮮出兵は1分間で終了。
ストーリー上さして重要じゃない架空の女キャラのエピソードには7分間を費やす。
この脚本・演出のバランス感覚がまったくもって謎です。


・毛利輝元さんと、小早川隆景さん。
やっぱこの辺の役者さんが並ぶと、画面が”大河ドラマ”っぽく締まっていいねv
……輝元さんってホントは景勝(この当時は38歳くらい?)より2歳しか年上じゃないんだけどね^^;。

・太閤殿下が「日本を5つに分けて、1つをお拾にやってくれ」と関白の秀次に言い出せば、
秀次さんにギロリと睨まれ。
殿下が「城を作るぞ。お拾のための立派な城をな」と言い出して、全国の大名に伏見城を築城させれば、
家康「朝鮮との戦も、城普請も、皆おまえの進言だろ?」
毛利「秀俊様の(養子の)件も同様か?」とチクチク嫌味を言われ。
……晩年になって我が子可愛さに迷走する上司の泥を被って、
ことごとく「お前のせい」と言われる不遇な部下・みっちゃん。
四方八方から苛められているのを見ると……やべえ、萌えるwww←

自分が他人にどう思われようと、
豊臣の世を盤石にするためならば甘んじて悪者の役を果たす。
♪殿下~が笑ってくーれるなら~ ボクぅ~はあーくにーでも、なるぅ~♪
(↑コレおんなじようなの以前も何度か書いたっけ^^;)

と、健気ドM(←おいww)なみっちゃんに萌えていたんですが。
関白秀次に高野山に謹慎するよう告げた時、
「これは親父様の命か? おぬしの進言か!?」と詰られて、
ニヤリとほくそ笑んでたYO……。
アレ?? もしかして健気受けじゃなくって鬼畜受け
ホントは心を痛めながら、健気に殿下に尽くしていたのかと思ってたけど、
「人の心をなくして」ダークサイドに堕ちちゃったの? みっちゃん。
それはそれで 萌 え るww


次週は、かねたん分身の巻!(笑)
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