2009_06
14
(Sun)23:59

セクスィー武将

日曜夜放送の「天地人」第24話「戸惑いの上洛」の感想です。

※以下、腐女子によるおふざけ感想です。お嫌いな方はご覧になりませぬよう。




女ばかり三万人の「くの一集団」に攻め込まれ、いまや落城寸前の定虎の城。
もはやこれまでか……と思ったその時!
辺りに漂う甘ぁは~い匂いと、凛と響き渡る声。
「斬るならば、愛の刃で斬りなされ!」

「あ、あの額のの文字! あれはまさかっ!?」
「この戦国の世に一切刀を抜かず色気だけで敵を倒す噂の男、セクスィー武将!!

兜の前立てに掲げた”恋”の一字。鎧の胴丸に咲いた一輪の薔薇。短い桃色草摺の間から覗くタイトパンツにキュッと締まった小尻。
恋の色でこの乱世を統一したいと願う、色香恋実(こいざね)、参上……!!

「恋という字は、画数は十画ですよっ……数えないでっ!!

精鋭揃いのくの一集団を、己から醸し出す脇の匂いだけでバッタバッタと薙ぎ倒し、
弓矢と刀傷で満身創痍の定虎らを、謎の香水ひと吹きで完治させ、
「忍法・腰砕けの術」でくの一集団を総崩れに。
すっ、凄いッ!!! 凄すぎるぜ、色香恋実!!1!

かくして勝負は決した。
立ち去ろうとする恋実に、くの一集団の頭領が追いすがり、
「待って! また是非お会いした……」
「てぇいっ!! 拙者が言えることはただ一つ!
戦と色恋を一緒になさらぬよう……!


チ ョ ー カ ッ ケ――――――!!!!11!(骨盤崩壊)

ナレーション(宮崎美子さん)「このセクスィー武将の活躍で、戦いの絶えなかった時代は、やがて平和な時代へと移って行ったとさ。めでたしめでたし」

戦あり、ラブあり、どんでん返しあり、感動あり。
BGMも効果音も照明も衣装も役者さんの演技も、そして何よりシナリオが素晴らしい!!
プロの仕事、久々に見さしてもらったぜ、協会さんよ……!
いや~、ほんとうに面白かったですね!! 今週の大河ドラマ「恋知人」!(爽やかな笑顔で)

……え? それは日曜夜8時の大河ドラマじゃなくって、
日曜夜11時の「サラリーマンNEO」、ですって??
……これは大変失礼をば致しましたm(_ _)m
でもほんとうに、ものすごく、めっちゃ面白かったのですよ、「恋知人」。
あたくし深夜に爆笑してしまいました……(照)。
「セクスィー武将」を見逃してしまわれた淑女は、ぜひぜひこちら↓をご覧なされませ!
セクスィー名作シリーズ「恋知人」(「サラリーマンNEO」公式サイト)
動画じゃないのが口惜しゅうてなりませぬ……。
さらに、セクスィー部長のことを詳しく知りたい方はこちら↓も。
NYAON2007年5月号・セクスィー部長特集

以前から大好きな「セクスィー部長」シリーズについては、
こちらの日記こちらの日記でも語っていますが、
今週も相当冴えわたってましたわー。
来週以降は夜8時からコッチを放送すればいいのに……ゲフンゲフン!


そろそろ真面目に、本家大河ドラマの「セクスィー武将」についても感想を語りましょう(笑)。


天正十四年(1586)五月、四千の兵を率いて上杉景勝、上洛。

真っ白いお寝間着姿の殿が、それはそれはもうセクスィーでこれでもかと色香を振りまいておいででした。
殿のお寝間着姿は毎週登場しなければならないとゆー協会規則でもあるのでしょうか?
けしからんもっとやれww
真っ赤なおべべ(束帯)も鮮やかに映えて素敵だったわ~vvv

そして耳鳴りと片頭痛に苦しむ殿の悶えっぷりが、これまた壮絶にえろえろしかったですね!
悶えて息を荒げながら、兼続の腕の中に倒れるってそれなんて(以下自粛)

でも、苦しむ演技がお上手すぎてホントに殿が可哀想になっちゃいました。(しょぼーん…)

関白殿下に上杉家御自慢の名刀を献上したのに、
それよりも、金襴の太刀袋の方がお気に召しちゃった。
侍なのに太刀より黄金が大事なん? と、がっかりする上杉主従、かわいいなw

前田利家さん曰く、
付き合いが苦手な自分のような人間にとって京は居心地が悪いけれど、「辛抱、なされよ」。
秀吉の正室・おね様も、
「話をするのも駆け引きのうち」「皆そうして、そなたの器量を見極めようとしているのですよ」
「上杉の威信示したくば、ここは辛抱第一。上手く合わせていきなされ」
外部の人間に親身にアドバイスしてくれて、イイ人達や~。

殿が知らない人と会話してて「はっ」と返事をした後、しーん……と空く間が……
もはや快感になってきました(笑)。
こんなに超人見知りで内気さんなのに、
関白殿下へ拝謁から始まって、5日間で37の大名家に挨拶回り。
夜も宴席に呼ばれて、女に両脇から「あーんvv」て傅かれて、女と手をつないでグルグルダンス。
宴席で女達に囲まれてなんとか席に戻ろうとする殿が、キョドリ全開で可愛かったww
子ども達がわーって寄って来てめちゃめちゃに撫で回されてグッタリしている猫みたいで、
萌えたけれど、やっぱ可哀想^^;。
キンキン耳鳴り&ギリギリ片頭痛&不眠症に苦しんでも、
痛いとも苦しいともこぼさずに、じっと我慢の子。
夜な夜な「第一義」の掛け軸を睨んで、自分を必死に鼓舞。
これなんて地獄の罰ゲーム? ってな感じですね、殿にとっては。

「行けぬ……行かねばならぬのは解っておる……」
真面目で責任感の強い殿だから、なおさらお気の毒で……。
兼続、おのぼりさんみたいに浮かれていないで、殿のことちゃんと守ってあげてね!


主従萌え以外の感想も。

・関白殿下にお土産を献上している間、こっそり視線を合わせる兼続わんこと石田みっちゃんが
なんかエロスw
みっちゃん「頼りにしているぞ」
わんこ「任せておけ」
ツンツンみっちゃん、今後わんこにはデレっぱなし?(笑)

・皿を次々お外に投げ捨てる銭形平次…北条氏政さん。
たぬきオヤジがいつもながら腹に一物ありそうでイイ味出してるわ~。
家康と氏政、重鎮な俳優さん達の演技を見てるとなんだかホッとします。

・今回登場のお涼役の木村佳乃さん、
京言葉のイントネーションになんとなく違和感はあったけど、
落ち着いた口調とか、醸し出す上品な雰囲気が素敵。
綺麗な衣装が似合ってて粋な感じだったし。

お涼さんが武内流の柔の投げ技で、ワイヤーに吊るされた福島正則(良純さん)を、庭の植え込みに一直線に投げ飛ばしたのは(※参考:衝撃の瞬間
……えーと。笑うところなんですか? ここ。
内藤チーフプロデューサーとか「良純さんのシーンはとても楽しいシーンになってる」って
自信満々で喜んでらしたと耳にしたけれど。

それにしても出てくる女性キャラが誰も彼も気が強くて、すぐ兼続に惚れて粉かけてくるから、
それぞれのキャラが立たないとゆーか、既視感がつきまといます。

・都に上洛した時と、大名挨拶回りの時のBGM。なにあれ。

・愛の兜、大人気だなー^^;。
前田利家さんに、お涼さんに、福島正則さんも。
「軍神・愛染明王の”愛”をとられたか? さすが上杉のご家中、文武の嗜みが深い」
「あの愛は、邪気を払う愛染明王にあやかってか? 当たりであろう?」
そう言われて兼続は、「いえ、それは……」とか「そう仰る方もおりますが……」。
……原作者と脚本家とスタッフが「仁愛・愛民」をプッシュしたいのは解るけれど、
「愛染明王」説を兼続に否定させるのはやめませんか?
そもそも史実では、愛の兜ってこの頃まだ被っていなかったのでは……?

「大の男が、よりによって愛などどいう文字を兜に用いるなど、言語道断じゃ!」
……だからなんで”愛”=女々しいって感覚になんのかなー……?orz
それって現代の価値観でしょ?
過去の歴史や時代背景を学ぼうとせずに、現代的な感覚で大河ドラマのホン書く方が言語道断な気が……。

・殿は殿で、内気でシャイでかわいーから萌えるんだけれど
……景勝公をこんな極端なヘタレに描いちゃっていいのかしらん?orz
主人公の兼続の優秀さを描くために、必要以上に盆暗にされているような。
(その割に、兼続の優秀さが際立っていないけど^^;)
「戦になると人が変わる」って裏設定、結局一度も登場しなかったから、
殿のキャラクターに深みがないっすorz


今週も、コメディ路線の楽しい回でしたね^^。
でもコメディとしては「恋知人」の方が格段に優れていました。
……とゆーか、今週のドラマで伝えたかったことって、なに?

次週は、さる殿下がわんこをたらしこもうとするけれど、
景勝と兼続の愛のパワーで撃退、二人の絆はさらに強く太くなるのですね!
萌えシーンにハゲしく期待!
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