今回の「愛の兜」放映を前に、6月3日にNHKで記者向けの試写会が行われたそうで、
主演の妻夫木聡さんと、子役の加藤清史郎くんが出席しました。
◆妻夫木聡が「愛の兜」かぶり重み感じる(日刊スポーツ6月3日付)
こちらが愛の兜を被った妻夫木さんの写真
妻夫木さん「美術や小道具の方が軽く作ってくれましたが、
これをかぶると精神的な重みを感じます。
これからどんどん大きくなっていく兼続を頑張って演じていければ」
加藤くん「泣き虫与六からこんなに立派な兼続になってよかったです」
清史郎くんwwww
相変わらず齢(よわい)7歳にして貫禄漂う発言だww面白い子だわ^^。
◆紅白出場あるかも?!「天地人」あの子役歌手デビュー(ZAKZAK(笑)6月6日付)
ユニット「加藤清史郎&アンクル☆させ」を結成、
歌のタイトルは「かつおぶしだよ人生は」。
内容は、猫の目線から人間社会を描写したものだそうで、
8~9月にNHK「みんなのうた」で放送される予定。
これは……発売後の売れ行きにも依るけれど、紅白出場の可能性かなり高そうだなー。
さて、今週の天地人。
もちろん見ましたよー。
今日こそその日のうちに感想を書き上げようと思っていたのですが……。
天地人に関しては、あまり時間をかけたくないとゆーか、
ドラマ視聴+感想文書き=所要時間90分で収めたいところ。
でも、いつも感想文書くのに無駄に時間がかかってしまいます。
……本日も見終わってイロイロ疲れたし、明日も早起きなんで、
※後日追記:
感想アップしました。
以下、ネタバレ&腐女子の戯言&愚痴を含みますので、ご注意ください。
「わしは泣かぬ。だってお殿さまだもん☆」
と仰っていたあの殿(景勝公)が……
23話目にして初めて涙を流しました!!!!
10歳頃の謙信公とのツーショットを思い出している夢の中で。
そして、眠っている現実の殿の目からも一筋の涙が……。
謙信公(阿部寛さん)の映像は第1話をそのまま流用しているけれど、
喜平次様の部分は、景勝(北村さん)に置き換えられてましたね。
この北村さんの演技が、ほんとうにすぐ隣にお屋形様がいて会話しているかのようで、
しかも深い情感が見事に滲み出ていて素晴らしかったー。
「越後は今年も豊作でございます。民百姓が喜びまする」
この北村さんの台詞、10歳の喜平次の時と一言一句同じだけれど、
20年経って成長していることを、まざまざと感じました。
謙信公の急逝、御館の乱、魚津城落城などのつらく哀しい経験をしてきて、
「一国の主」としての重責を身をもって痛感している景勝が言っている言葉なんだな、と。
「喜平次、わしの子になれ。わしと共に、毘沙門天に恥じぬ清い国を築いていこうではないか」
夢の中とはいえ、今、謙信公にそう言われるのは本当に嬉しかっただろうなぁ……!
それから、どー見ても腐女子とイケメン好きな女子をターゲットにしたとしか思えないあのサービスシーン。
早朝、雪の中、わざわざモロ肌脱いで上半身裸で木刀を振り回す殿とか、
むき身の木刀と木刀とを激しくぶつけあい、互いに擦り合わせる嬉しそうな殿&兼続とか、
「いやーっ!」「はっ!」「ふんっ」「はぁはぁ」とか、
(注:ただ忠実にセリフを書き起こしただけです)
いったいなんの隠喩なんだ、協会さんよ!! と腐女子の私は無駄に冷や汗かきましたってば=3
柱の陰からニヤニヤしながらピーピングしているお船さんすらも、まるで腐女子に見えてしまう罠。
それ以外にも今週は主従萌えが盛りだくさん。
・「懐かしゅうございますな」「そうじゃのう」
と、山の上から上田庄を見下ろす殿と兼続(+1名)。
郷愁に満ちた優しい眼差しが良かったvv
・北高全祝和尚、変わってねーwwww
いやよく見れば髪が総白髪になってるけど。
この変わらなさ、なんかヨーダ様に似てるなー(苦笑)。
座禅を組んでいくがよかろう。でもあの頃は手加減したけど、今度は厳しくいくよー
って言われて慌てて目を合わせる殿とわんこのツーカーっぷりに萌えw
・アバンタイトルの与六と喜平次様の映像で(*´∀`*)ポワワン
与六をおんぶする喜平次様、とんぼの落書きをしている与六、「わしはこんなとこ、来とうはなかった!」と
次々と繰り出される子役の回想シーン攻撃。
協会さんのあざとい手口とわかっていても、やっぱりカワエエwww
階段の隙間から横向きに顔出してにっこり笑う与六も可愛かったvv
・「わしは昨日のことのように覚えておるわ」
って兼続だけに見せる殿のイジワル顔がイイww
それに意趣返しして、殿の秘密の引きこもり部屋(笑)を嫁にバラしつつ、
「私は昨日のことのように覚えております」とにっこり微笑む兼続の顔が
そこはかとなく黒くって鬼畜○めっぽかったww
・納戸の奥のせっまーい隙間が「お気に入り」って、殿どんだけヒッキーwwww
そうだよねー、人見知りで内気な子って、こーゆーとこ大好きなんだよねーww
お気に入りの場所を懐かしそうに見つめるその眼差しがまた(笑)。
おっきな殿が階段の下の隙間に入って、ちょこーんと膝抱えて収まった時は、
ななななにしてんすか殿っ!? って萌え滾りましたわよ。
・5歳の家臣に「わしは不安なのじゃ……」と重大な悩みを相談する若殿様^^;。
でも、この頃の喜平次様は心の重圧を誰にも言えず、
一人で抱えて押しつぶされそうになってたんだろうねぇ……。
あの謙信公の後継ぎなんて、フツーの人でも超プレッシャーなのに、
よりによって無口で人見知りで真面目で
せっまーい隙間に一人で籠りたくもなるよねー。
・「大丈夫じゃ! わしがついておる!」
そっかー、与六は喜平次様のナイトになりたくって、お勉強も武術も励んで、
つよくて役に立つ家臣になるよう頑張っちゃったのね♪
・「不安とは、己の心が勝手に作る、幻でござる。マグマ大使の教えを、お忘れになったか?」
えっ!!? おしょーさま!?
……あ、ごめんなさい。
×マグマ大使 → ○達磨大師 ですね^^;(マジで一瞬聞き間違えたw)
・「おぬしを失うてまで、生き延びるつもりはないぞ」
回想シーンで、あの衝撃の愛の告白も再び聞けたので満足!(笑)
では、ここから先は批判的ツッコミ^^;。
ネガティブな感想がお嫌な方は、以下ご覧になりませぬよう。
・今さら上洛やーめた、って殿……orz
「夢を見たのじゃ。亡き親方様が何も言わず、まこと悲しそうな目で、じっとわしを見ておられた」
そんな理由で約束破るのって、「義」に欠けた行為じゃないかなぁ?
・「そうだ 上田庄、行こう」(J○のキャッチコピー風に)
って天正十四年(1586)の上杉家は新発田重家の乱の真っ只中で、
暇なんて全然なかったはずなんだけどねー……。
・病床の栗林さん曰く、
「こうして床に臥せっておりますと、思い出すのはお屋形様(謙信公)のことばかり」
って、上杉謙信に従って出陣したことなんてあったっけ?
あなたの主君は長いこと長尾政景さんであって、
しかも上杉謙信はその主君の仇かもしれない人でしょ?
(天地人第1話で長尾政景が不慮の死を迎えた時、長尾輝虎(謙信)と戦う準備をしていた)
・雪村と与七のやりとり、可愛かったwww
だけどなんで兄貴んちにちょくちょく来てんの、与七さん。
あんたも「大国実頼」って名前になって、婿養子に入った今は、一家の大黒柱でしょーに。
・「越後が今こうしてあるのは、殿とお前様がおられるが故なのですね。
今日のお二人を見ていて、よーく解りました」
お船さんの台詞に心底ビックリ!!
私には、ぜ ん っ ぜ ん 解 り ま せ ん……。
・上洛するってだけで、「お屋形様!」「お屋形様!」って
上杉家の人々が嬉しそうに次々と立ち上がるのはなぜ?
なんで祝杯を挙げんの??
ナレ「越後の人々の熱い思いと期待を胸に、景勝と兼続は京へと向かったのでございます……」
上洛=全国デビュー、みたいな華々しいイベントなの??
上洛って、そもそもなんのためなの?? 何しに行くの??
上洛に関するセリフ:
栗林さん・深沢さん
「昔は世を正すのだという誇りに満ち、みな胸を張って山を越え(出陣し)た」
「されど今は、山の向こうから北条や徳川が攻め来るのを食い止めるのが精一杯」
「昔と同じやり方では世を正せませぬ。我らは、こたびのご上洛、それも止む無しと存じまする」
「一つだけお願いが。上杉の誇りだけは、お捨てになりませぬよう」
→上洛が決まって、
「いよいよ新しい時代となりまするな」「殿は、応えてくださったのだなぁ、わしらの思いに」
殿「上洛じゃ。新しい世に上杉の義がどこまで貫けるかわしには解らぬ。
しかしわしにはこの生き方しかできぬ」
殿「これから世も大きく変わろう。上杉も世に合わせて変わっていかねばならぬ。
(中略)しかしわしは何があろうとも、上杉の義を守り抜く。
亡き謙信公のご遺志、上洛しようとも決して曲げぬ!」
なんつーか……繰り返しますが、上洛は何のため?
「上杉の誇り」って「上杉の義」って何?
秀吉に屈して上洛するのは「誇り」を捨ててない? それとも、望ましいことなの?
なんで景勝は「上洛やーめた」→「わしは揺るがぬ。上洛じゃ!」に変わったの?
上洛やめたくなったのは「謙信公が悲しそうにしてる夢をみたから」、
やっぱり上洛することにしたのは「謙信公が清い国を築いていこうではないか、と言った夢をみたから」
……真正メンヘラーですか、殿orz
・兼続が「愛」の字に辿りつく過程も脱力モノ。
アニキ(殿)が「義」ってカッケーキャッチフレーズつけたから、
オレもなんか「心にグッとくる」(失笑)漢字つけてーなぁ!
って、書物を見ながら漢字をいっこずつ書き出して、周りに散らかしているけど、
ソレって典型的な中二病的思考じゃね?(苦笑)
そんなことに一生懸命に取り組んでいる兼続が、ホントに浅はかに見えてガッカリorz
嫁も嫁で「グッと来ております」って……いつ時代ですか、その表現orz
愛の兜の初装着シーンは……ノーコメントで。
カメラがぐるりと回り込んで、テーマソングが高らかに鳴り響いて、戦でもないのに城内を兜を被って悠々と歩いていて、家臣が皆「ご家老カッチョイー!」って
……突っ込んだら負けだと思ってる(苦笑)。
ラストの天地人紀行
「兼続が信仰したと伝わる『愛染明王』の一文字を取ったというもの、
また、戦の神として戦国武将に信仰された『愛宕権現』に由来するとも言われています」
この天地人紀行だけが毎週私の心のオアシスだわ……。
それから、疑問に思ったけれど、歴史に疎くてよく解らない浅学なわたくしめに、
戦国時代にお詳しい方どなたか優しくお教えくださいませ。
・当時の女性は、男性と一緒に食事してたんでしょうか?
お船さんが兼続とお膳を並べて食事してるの見てちょっと驚いたのですが。
戦国時代に日本にやって来た外国人伝道師達が、日本について書いた書物に、
「日本では妻と夫が一緒に食事をしない。不思議だ」と記されている、と聞いた記憶があるのですが。
しかも兼続は上杉家筆頭家老&与板城城主。
それとも、お正月だから特別? それとも、天地人だからなんでもアリ?(笑)
・修行のお寺(雲洞庵)って女人禁制ではないのでしょうか?
中に入るだけでなく、お寺に夫婦で一泊していくのもOKなのかしらん?
そもそもお船さんが上田庄に来た、その必要性が全く解らなかったけど。
殿に見せびらかしてんの?(苦笑)
・上杉景勝の旗印に「義」なんてホントにあったのでしょうか?
聞いたことないけど……。
少なくとも「愛」の旗印はゼッタイないはず。(兜はあったけど)
・「愛ではあまり強そうに見えぬ」とか、そういう感覚は当時なかったと思うんですが。
この時代に「愛」の字からすぐ連想するのは「愛染明王」か「愛宕権現」でしょう、常識的に考えて。
人が人を思う心、ならば、当時は「愛」じゃなくて
「慈悲」「仁」「忠」「信」「孝」「悌」などの言葉が一般的だったと思うのですが。
この脚本、歴史上の出来事をまるっと無視でもいいですよ。
実在した歴史上の人物の性格をまるっと改変でもいいですよ。
所詮ドラマだもん。それでストーリーが面白くなるのなら。
でも、そんだけ改悪した結果、おもしろくなくなってるのって……orz
今年の大河ドラマ「天地人」は例年より約1ヶ月早く終わるので、全47回。
ということは、今日の第23話はちょうど半分、折り返し地点。
……この半年間を振り返ってみても
「子役が可愛かった」「殿がエロ可愛い」「ストーリーがご都合主義」
これくらいしか心に残っていない……orzorz
いやいや! 来週は過労で儚く倒れられる可憐な殿が見られるんだから、
もっと萌えに焦点を絞って、あと半年、がんばらないと!
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