「天地人」第22話「真田幸村参上」の感想です。

※以下、腐女子視点のおふざけ感想です。お嫌いな方はご覧になりませぬよう。


※私信です:
5/29にブログ拍手にメッセージ下さったCK様
ツッコミどころ多くって目が離せませんねww
(ハッ! もしかして協会サイドの狙い通り…?)
説得力のある、オモシロイ話が見たいものです(^-^*)
今週の感想も、少しでもお楽しみいただければ嬉しいです。





まずは、毎週恒例の上杉主従萌え。

「気を落とすな、兼続」
徳川との合戦が真田の勝利で終わった後も、真田幸村の安否については判らず、
しゅん……と耳が垂れている心配そうな兼続わんこ。
そんな兼続の心の機微を誰より敏感に察知する殿なのねv
口下手なヒッキー殿は、他の人にはこんなやさしい声を掛けられないけれど、
兼続にだけは、へこんだ時、落ち込んだ時、絶妙なタイミングで慰めの言葉をかけてくれるのよねぇw

「殿、雪が解ければいよいよご上洛。大変でございまするな。
京の都で殿が迷い子にならぬよう心せねば」
「そなたこそ、都のおなごに目を奪われるようなら、わし許さないんだからッ!…お船に言うでの」
そんな戯れごとを言い交わす二人の顔がどんな時よりも楽しそうなんで、
見てる私もほっこり萌え…和みますww


さて、先週「兼続と三成・盟友愛編」”ツンツン都会派美人をデレにする攻略法”に引き続き、
今週の日本○○協会さんのイチオシはこちらです!

「兼続と幸村・師弟愛編」
”年下不良を更生させる攻略法”


高校野球…戦国の世を通して問題児たちを更正させる熱血教師…義と愛の伝道師・兼続の活躍と、
不器用ながら再び這い上がろうとする問題児の成長を描く、それが『ROOKI(ry…『天地人』です。」



Lv.1:シスコン不良、参上!
「戦国武将人気No.1」(アバンタイトル)の真田幸村、満を持して登場!
188cmの逞しい体に、南蛮人も斯くやという彫りの深い顔立ち、鋭い眼差し。
前髪+総髪ヘアを無造作に結い束ね、深く開いた着物の合わせからは大振りな紅い首飾りがチラリと覗く。
喧嘩上等! なんともワイルド&タフな偉丈夫ぶりです。
梨を齧りながらセリフを言う幸村の唇がつやつや濡れてて、
胸元への視線誘導とともに、やたらと女性視聴者向けサービス多めww

って、ふざけて書いてるけど、城田優さん、予想していたよりもいい”真田幸村”でした。
特に後半のお芝居が、細かな感情が出ていて良かったなv
それにしても、第2話からの泉沢久秀(183cm)といい、先週の三成(184cm)といい、今週の幸村(188cm)といい、
兼続(172.5cm)とのツーショットで、協会さんは兼続の可愛らしさをどんだけ強調したいんだもっとやれ!
と体格差萌えの杏月は喜んでいる次第(笑)。

ときに、このヤンチャな幸村クン、テンプレ通りのシスコンです(苦笑)。
「姉上より美しいおなごなど、まだ見たこともない」
「(兼続は)姉上の惚れた男でございますか?」
会う前から”直江兼続”に敵対心をメラメラ。(これもお約束通りw)

Lv.2:ヤンキーの由緒正しきご挨拶”ガン飛ばし”
「我らはそなたを人質とは思わぬ。気兼ねなく過ごされれば良い」
と兄貴目線で優しく温かく包み込もうとする兼続に、幸村はさっそく、
「……ご家老、直江様でございますか?」
……めっちゃガン飛ばしてます。

Lv.3:タイマン上等!
泉沢久秀と真田幸村の槍勝負。
カメラワークが横→上からの俯瞰視点に繋いだりと無駄に凝ってるし、
マトリックスみたいなスローモーションと止め絵を多用しまくってて、
なんかウケましたwww
役者さんの槍の演技に、真剣勝負っぽいスピード感を少しでも出すための苦肉の策なんでしょうか?

その夜、直江屋敷で幸村を囲んで飲み会。
「受けてくださいますか? 拙者の酒を」
(意訳:オレの酒、飲めねーなんて言わねーよなァ? アァン?)
てな具合に、今度は兼続に酒でタイマン勝負(違)を挑みます。
「心にもないもてなしなど、居心地が悪いだけでございます」
「そこまで取り繕われるとは、上杉のご家中は食わせ者揃いか」
無礼な幸村の物言いに、いつもは温厚な実頼(与七)も珍しくムカッ!!
……先週、都会からやって来たツンデレ美人のみっちゃんに対しては、
どんな嫌味を繰り出されても「まぁまぁ」と上田衆の宥め役だったから、
与七はよほど器の大きな男なのか、と感心していたけれど。
生意気な年下不良には、すぐにムカついてます^^。
どうやら年上クール美人が好みなだけの模様ww

Lv.4:窃盗事件、勃発!
久秀が亡きお屋形様(謙信公)から賜った大事な槍がなくなった……!
きっと幸村が腹いせに盗んだんだ!
だってあいつ、金髪だし改造制服…もとい、
胸元開き過ぎだし、首にでっかいアクセサリー下げてるし、態度ムカツクし、不良だもん。

「もし勝ったら、真のことを話してもようござる」
という条件で、幸村と久秀、再びマトリックスな槍の手合わせ。
ほぼ互角の実力。でも、幸村は落ち葉で眼潰しという卑怯な手で勝っちゃいます。
「戦に卑怯もくそもない。なんとしても勝つ。これが真田のやり方よ」
すっかりやさぐれてる不良クンは、頑なに心を閉ざして、片っ端から周りに噛みついてますねぇ。

Lv.5:義と愛の熱血教師の体当たり指導!
兼続は、威嚇しっぱなしの幸村を屋敷に引き取り、共に暮らすことに。
「北条からの人質であった景虎様をご養子にされた時、謙信公はご重臣方から諌められたのであろうと。
それでも、謙信公は景虎様を信じ、受け入れられた」
……憧れの人の真似して、不良クンを義と愛の力で更生しようと張り切ってます、兼続センセー。

兼続は幸村を誘い、馬を駆って海辺へ。
「海を見ていると、どこまでも心が広がっていくのう」
不良の心を解きほぐすには、海辺か川の土手でってのが黄金パターンですもんね。

「どうして盗んでないと素直に言えぬ。その言葉だけで良いのじゃ」
「この性分ゆえ、疑われるのも無理はござらぬ。それに、真に盗んだやもしれませぬぞ」
「わしはおぬしを信じておる」
「なぜそう言いきれます?」
「この海が青いのと同じよ。理由などない!」
  〇| ̄|_ナンダソリャ……

「おぬしは、人を信じたことはないのか?」
「ない。人とは時に応じ裏切りかねぬもの。それが、真田代々が乱世で得た知恵。
己が身を守るためには、裏切られる前に裏切るもまた上策」
「ならばわしは、たとえ裏切られても信じてみようかのう。その生き方の方が楽しいぞ

えーっと、いきなり余談ですが。
昨日(5/30)から劇場公開が始まった、某高校野球ドラマ、
テレビ放映の第4話で、カワトー先生は、シンジョーくん(中の人同じ)にこう言っています。

人に好かれたいんなら、人を好きになれ!
優しくされたいなら、優しくしろ!
信じて欲しいなら、まず信じてみろ!
俺は俺を信じて欲しいから、おまえを信じるよ。
そして俺はおまえを裏切らない。
おまえが俺を裏切らない事も知ってる。
誰よりも友情の大切さを知ってるおまえだからな。

「人に交わるには信をもってすべし
己人を信じて人もまた己を信ず」(by福沢諭吉)

勇気を出せば変われる。
あいつらのとこに戻ってくるなら大歓迎だ。
俺は信じてるからな。
忘れるな! 俺はいつでもおまえの味方だ!


実は私、このドラマを断片的にしか見ていないので詳細は知らないんですが、
偶然このシーンをテレビで目にして、マジでもらい泣きしちゃいました。
(すみません、涙脆いもんで^^;)
台詞の説得力にも感動したし、佐藤隆太さんと城田さんの真剣な演技にも心揺さぶられました。
……おんなじようなシチュエーションで比較しても、なんという劣化版パロディ……orz
NHK大河ドラマなのに……。
原作・脚本の力量差ってものをまざまざと感じましたわー。

さて気を取り直して、幸村は兼続センセーの愛の言葉に動揺しつつも、
「真のことを申しましょう。腹いせに盗んだのは、わしでござる」
と捨て台詞を残して盗んだバイク…馬で走り出していきました。

Lv.6:喧嘩…戦、勃発!
徳川七千の兵が真田二千の上田城へ攻め込もうとしている、と春日山に一報が!
景勝&兼続は、真田へ援兵をさし向けます。さらに、
「父や兄の危機を救いたくば、幸村、手勢とともに真田に戻るがよい」
「人質がなくても援兵を出すと言うのか? なぜだ? なぜそこまで……?」
「それが上杉なのじゃ!」
ビガビガビガッ! ドガ―――ン!!! ドガガ―――ン!!!
幸村の脳天に義の雷が落ちました。
「運よく生き延びたなら、また越後に戻ってまいれ」「また、ともに酒を酌み交わそうぞ」
ゆっきーは目ェうるうるさせながら、真田一族の待つ信州上田城へ向け、出発したのでございます。(ナレーション)

Lv.7:万引きはやっぱり濡れ衣……。
槍が盗まれた、と思ってたけど、やっぱり勘違いだった。ウチにあった~。
幸村には悪いことしちゃった……謝りたいけど、もう二度と会えないかも。
と気に病む久秀に、兼続は
「心配いらぬ。あやつは、必ず生きて戻ってくる!」
って言いつつ、久秀の槍をベタベタ気安く触ってるけど、
侍にとって、腰の物(愛刀)とか大事な武器(この場合は槍)とかって、
勝手にベタベタ触ったらやばくね?

上田城では、徳川軍と真田軍とのマジ喧嘩。
……既に、真田軍の装備が「赤備え」に揃っちゃってますね。
忍者と上杉の援軍で、真田が大勝利♪
「上杉の義ってパネェww
いつ足元掬われっかわかんねーのに、バッカじゃねーのあいつらwwww」
とご機嫌な昌幸パパに、
「お言葉ながら、こたびばかりはそのお人良しに救われたのではないでしょうか?」
「姉上が惚れたわけがわかりました。あの男に」
幸村、兼続センセーの義と愛に、完 全 に 落 と さ れ て ま す(笑)。

Lv.8:感動の再会!
真田から「援軍アザーッスww」とお礼の文が来たものの、幸村のことは何も書かれておらず……。
可愛い教え子・幸村の安否を心配する兼続センセー。

直江屋敷に戻ってみると、雪降る中、家の前には幸村が……!
「ゆきむらァ―――ッ!!」
今までこんな叫ぶキャラじゃなかったのに、兼続センセーいきなり名を叫んでます。
だって熱血青春スポコンドラマだもん☆

「真田幸村、この度、直江兼続様の舎弟…弟子となるべく、戻ってまいりました。
以後、夜・露・死・苦!!

ナレ「真田幸村はこの後、兼続の義の精神を受け継ぐ武将として、
  颯爽と甲子園を目指していくのでございました。」
兼続「義にときめけ! 愛にきらめけ!!」

42分間でツンデレもヤンキーも籠絡しちゃう兼続の手練手管、あっぱれなり!!

……今週も先週もテンプレ通りのお約束展開の割には、なんちゅーかつまら…ゲフンゲフン!
説得力が、ねぇ……デレるの早すぎだからかな?
”みんな最初は兼続に反発してても、人柄に惹かれるようになる。
この海が青いのと同じよ。理由などない! だって、主人公だもん☆”
とゆー謎の論理でドラマが成り立っております。
作り込みの浅ーい同人誌読んだ後のような余韻が残るのはなぜなんだぜ?

あと、今日の記事書くために「ROOKIES」劇場版の公式サイト見に行って、
映画がすっげー見たくなりました(笑)。


それ以外の感想も。

・同盟を結んで欲しい、と懇願にきた真田からの使者が女忍者って……。
お家にとって大事な同盟なんだから、重臣が来るよね、フツーは。
「恭順の意を示すために、ご当家へ人質を差し出す用意もございます」
と、真田の娘と名乗るきれーなおねーちゃんから言われたら、
ああ、このおねーちゃんが側室としてやってくるのね、って勘違いされそう。
ま、上杉家(景勝)なら、それはないかw

・家老1・久秀「これ(真田との同盟)を受け入れれば、徳川と敵対するばかりか、関白殿下からもあらぬ疑いを掛けられるやもしれぬぞ」
家老2・兼続「その時はその時!」
工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工
いや、「これも上杉の義じゃ」と殿(渋くってカッチョイーvv)の仰せのとおり、
同盟は結ぶべきだろうけれど、
ご家老が「その時はその時」って考え方じゃ、上杉家が潰れちゃう><。

・樋口惣右衛門(兼続パパ)は17歳の娘を後妻にするロリコンと判明。
反物やら紅やらおねだりされて、鼻の下伸びっぱなし。
「一人では眠れませぬ」とか甘えられて、ほいほいw
……な~んて、この時代、子より年下の女を後妻に迎えるなんて珍しくも何ともなかったと思うけどね。
それにしても毎度毎度、なんでこんなホームコメディ描写に時間をたっぷりかけるのやら。
面白いならいざ知らず、つまらないしストーリー上なんの意味もないのに。

・春日山城の毘沙門堂に続く廊下から大広間へ入る自動ドアの仕組みを、裏側から初めて見ることができましたww

・真田昌幸さん、随分とゲスな小物として描かれてたなぁ^^;。
これじゃあ、悪い意味で「比興の者」だねぇ。
真田一族って、戦国スキーさんや歴女のお姐様に大人気だろーに、
あんな描き方して反感買わないのかしらん?
それに、幸村のおにーちゃんの信幸さん(のちの信之)は登場しないの?(汗)
あと、昌幸パパがいつも咥えているツマミが気になるwww
なんかよくわからんけど、それ美味しいのん? 私にもいっこ頂戴?(笑)


さあて、来週の天地人は?
以前ご紹介した、子役の与六と喜平次様の新録による、視聴率テコ入れの回!
……殿、予告で、階段下のせっまーい所で膝抱えてうずくまってたんだけど。
もろヒッキーじゃないっすか^^;。
カワイイ子役ちゃん達と、狭い所に挟まった殿の愛らしさが、見どころです♪
関連記事