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アフタヌーン09年7月号 おお振り感想
本日発売の、月刊アフタヌーン2009年7月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想です。
今回は、第69回「準決勝 3」。

ちなみに前回の感想はこちら→アフタヌーン6月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」


※以下、野球素人の腐女子による「おおきく振りかぶって」のネタバレ感想です。
 1~2度流し読みした記憶に頼って書いているため、下記文中のセリフは全てうろ覚えです。
 いろいろ勘違い・間違いがあろうかと思いますが、お気づきの方はご指摘いただけると勉強になります!





●1ページ目……の前に、見開き右横に「前回までのあらすじ」のページが!
アベミハのツーショットの横顔にハアハアvv(ここ数ヶ月毎回見てるくせにw)

●いきなり最初の1コマ目に、
ガキンチョの頃のハルナサンがあああああ!!!
「オレがピッチャー、お前キャッチャーな」って、
めっちゃイイ笑顔だけど、左の上の歯抜けてるよww
小学1年生くらいかな?
あああかーわえーwwwww

そんな幼少の頃を思い出す秋丸くん。
秋丸くんは自ら「オレは榛名のカベだ」と言っています。
そういえば阿部くんは、シニアで榛名さんと初対面(原作3巻)の時、
「1年なんかが的じゃ、おもいっきり投げらんねェな」と言われて、ムカっときていました。
それとは随分対照的だな。
秋丸くんは「野球部入ったのは、別に榛名のカベやるためじゃないけど」と思ってるけど、
それじゃあ、なんで野球を続けてきたんだろう? とすごーく疑問と興味を感じました。

6回表が終わった攻守交替の時に、武蔵野の正捕手・町田くんは、
オレさえ榛名の豪速球を捕ることができれば、と自分自身に歯噛みしています。
オレがオレをいやになるくらい練習したのに、結局自信がもてるまでにならなかった。
榛名もオレの捕球練習にいっぱいつき合ってくれたのに。
「リードだのバッティングだの頑張ったって、捕れなきゃ意味ねーんだ」と。

こんなふうに、おお振りに登場するキャラクターは皆、自分自身の成長を目指しています。
チーム内のライバルに敵わなくて、毎日の挑戦と結果が苦しくてつらくても、「競う」と決意した
三橋くんも花井くんも、もちろん田島くんも、今の自分に「満足」していません。
三橋くんの球をホームランにできなかった崎玉の大地くんも、
公式戦の夜だろうと100球のキャッチング自主練をする美丞の倉田くんも、
おお振りの球児達は皆、今よりもっと上手くなりたい、勝ちたい、という向上心を持っています。

だけど、秋丸くんからだけは「自分が上手くなりたい」という意欲が感じられないんですよね。
赤ンボの頃から(萌!)一緒にいるのに、榛名に触発されねーもんかね?」と町田くんも思ってたけど、
ホント、秋丸くんの心の中を知りたいよ。

”勝つ”ことに拘らず、ただ野球のプレーを楽しみたくて部活をしている球児ももちろんいるでしょう。
でも、榛名さんみたいに、すごい豪速球を投げられる才能があって、
自ら進んで厳しく自己管理して、プロを目指している人がすぐ身近にいて。
しかもその人から「お前の甘ったれた根性がムカツク」「もっと真剣になれ」って
日々DV(笑)受けていたら、
自分の野球を磨かねば、という環境になっちゃうんじゃないかなぁ?
でも、秋丸くんからは、自分自身について闘志や向上心や負けん気が感じられないとゆーか、
草食系男子ですよねー(笑)。

そんなら「自分を犠牲にして天才・榛名のために尽くす」という達観した考え方で、
自分の練習時間を割いて、榛名さんのカベやったり、マッサージしたり、甲斐甲斐しく世話を焼いてるのかと思いきや、
「榛名のカベやるために野球部入ったんじゃない」
う~ん……じゃあ秋丸くんが野球を続けているモチベーションって何?

かつて、ひぐち先生がインタビュー
「おお振りの初期プロットでは、秋丸が主人公だった」と語ってらしたことがありまして、
秋丸くんの性格や過去や心理について、きっと先生はじっくり設定を練ったと思うんですが、
その秋丸くんの内面を読んでみたいですねぇ。
いつか深く描いてくれるかな?

扉絵のアオリ文句に「このバッテリーにも問題あり!?」って書いてあったけど、
うん、アベミハと同じくらいイビツだと思います。
榛名さんが「キャッチボールするぞ」とも声を掛けずに、目の前を無言でスタスタと歩いて行くだけで、
秋丸くんも黙って立ちあがって、ごく自然に榛名さんについていくあたり、
犬の散歩かよwwww と思うぐらいに(笑)。


●秋丸論を妄想してると、月刊誌2ページ分しか感想進まずいっぱいになっちゃうので、
準決勝戦を見ていきましょう(苦笑)。

4回、5回は両投手ともほぼ完璧、0点に抑えます。
太田川くんは4回表に四球を1つ出しただけ。
榛名さんは2イニングス三者凡退!

武蔵野ナインは太田川くん対策を相談します。
カグヤンの出番あった―――www う、嬉しいvv
太田川の球速は130台なんだから、榛名の速球に目が慣れている自分達は、
もう少しタイミングを待ってから振った方がいい、と提案。
「オレらも上手くなったなァ」なんて言ってる大河くんに、
町田さんはここで満足してるみたいなこと言うなよ、とまだまだ負ける気ないね!
いいよいいよーvv

●6回表、武蔵野第一の攻撃。
8番・相馬くんはスライダーのボール球を2つ見送って、カウント0-3に。
気合の入り過ぎた太田川くんはデッドボールを与えてしまいました。
「えふ、えっふ」(ヨシさんに怒られるかとキョドリ全開)
「きゅーっ」「ムギューッ」(ヨシさんに気持ちはわかると言われて赤面して歓喜)
「グフー」(次の打者のバントを阻止してヨシさんに「ナイボッ」と褒められ有頂天)
……この子の擬音は三橋くん以上に人間離れしてて面白いわ^^;。

●とゆーことで、次の打者=9番・秋丸くんはバント失敗。3球でアウトorz 1死一塁。
1番・福原くんが初球でバントを決めて、2死二塁。
三橋くんは、今のはバントが上手だったのか? それとも
ARCバッテリーが進塁<アウト増やす、と考えてわざとバントさせたのか?
どっちなのか阿部くんに聞きたい……と思いますが、
隣の阿部さんは、どよどよとした黒いオーラをまとってて話しかけられません(苦笑)。

●2番・戸塚くんの打席で、ARCの捕手・ヨシさんは武蔵野チームの狙い球を探ります。
決め球のスライダーを見送り、ストレート狙い、と気づかれてしまいました。
あえなくアウトで、チェンジ。
榛名さん「てめーがバント失敗すっからリズム崩れただろーが!」蹴りッ!
秋丸くん「いってーなっ!」
一見、険悪なバッテリーを目の前にして、三塁側応援席がざわざわしてるよ(笑)。

●6回裏、ARCの攻撃。
トップバッターの3番・シオに対して、榛名さんは四球を与えてしまいました。あちゃー。
4番・ヨシさんには、2本ヒットを打たれています。追加点のピンチ!?
三橋くんは、どよどよ暗黒オーラ出しっぱなしの阿部くんにビクビク。でも、
「オレは、相談、したい…!」と勇気を振り絞って阿部くんに声を掛けます……!!
えらいっ!! すっごい頑張ったねぇええ! 三橋くんッ!
(それだけで褒められるって^^;)
「フォアボールの後だけど、さっき初球を打たれたから、ボール球から入るかな?」(たどたどしくw)
その問いに対して阿部さん、「お前が投手だったらな」いつでもストライクとれっから。
無自覚でさらりと殺し文句を言われて、三橋くん赤面して喜んでますvv
やるな、天然無自覚ジゴロめwww

●無死一塁。ヨシさんは武蔵野の謎の捕手(笑)秋丸くんを試してみることに。
バッティングは精彩を欠いてたし、バントも下手だったし、
さっきのボール回しもマヌケた球投げてたし、榛名はやたらとしつこく牽制球投げてるし。

ヨシさんが一塁ランナーのシオにサイン→シオ、盗塁!
榛名さんが投げた投球はワンバンになって、盗塁成功、無死二塁。
ヨシさん「ノーコンめ」 阿部くん「ランナーいんのに、相変わらずスキカッテ投げてんな」
でも実は榛名さんは、咄嗟にわざとワンバンを投げてました!
秋丸くんに二塁送球させないために!(苦笑)
フツーなら”二塁送球間に合うように、ストレートの速い球投げる”って場面なのに、
”送球させないために”って初めて見たよwww
ランナー走ってるのに捕手が二塁に投げなかったら不自然だもんね。
ワンバンの球なら間に合わないから送球しなくても怪しまれないけど。
……ってそれほどまでに秋丸くんの二塁送球はヤバイのかぁ^^;。
一度でも二塁に投げたところ見られたら、その後はバンバン盗塁されちゃうってことかな。
秋丸くん、肩の強さはどうやら相当ヤバいらしいですが、
ノーサインで、しかも咄嗟にワンバンで投げた榛名さんの球を、
後逸せずにガッチリキャッチしているその捕球技術はマジで相当すごいです!!

●ヨシさんはゴロは打たない。(第1打席の低めも掬い上げてヒットにされた)
となると、アウト取るには三振かフライか。
「高い球、投げるかな?」と尋ねる三橋くんに、
「ランナーもいるし、さっきツーベース2本打たれてんのにそんなコワいことはしねー」と阿部くん。
高めの球はホームランになる危険も高いしね。
ところが榛名さんは、レフトを後ろに下がらせて、まさかの真っ向勝負!!
ヨシさんはその勝負を買って、特大レフトフライを打ち上げてしまいました。
……もしかして先月号にあった、春日部・航先輩の煽りが頭の片隅にあったんでしょーか?(笑)
スタンドで泉くんと沖くんも「いーもん見たねー」と紅潮気味w
ARCの監督も「吉田が球威に押されるなら、榛名のランクはBからB+に格上げだな」と。
それにしても、阿部くんが脳内リードで「長打が怖いから低めで勝負」と考えたところを、
榛名さんの選択は、球威で押してフライアウト。
榛名さんの本気の球は、阿部くんが考える(知っている)以上の球威があるってことですね。

●1死二塁。5番・増田くんは「ヨシが押される直球なら、オレはスライダー狙い」と絞ります。
三橋くんが一生懸命、
「さっき5番に打たれたけど、それは前の捕手だったからで、榛名さん、秋丸さんなら速い球も投げやすそうだね」的なことを話しかけると、
アベさんはまったく聞いちゃいねー。で「チッ」と盛大に舌打ちwwww
(またワンバンの球投げてるハルナサンのコントロールにキレ気味w)
聞いてやれよ、隣のカワイコちゃんの話を!!(笑)
「は!? なんか言ったか? もっぺん言ってくれ」
って慌ててフォローしたのは阿部くんにしては奇跡的快挙だけれど、
デート中に他のオトコに目が奪われるってどーなの!?(だからデートじゃねー)

榛名さんが投げた瞬間、増田くんは「変化球」と振りに出ますが、「球、来ねェ…!」
榛名さんが投げたのは、変化球は変化球でも、なんとカッター(カットボール)でした……!
打ち上げてしまった増田くんは、ショートフライでアウト。
この準決勝が始まるまで榛名さんは、ストレートとスライダーしか持ち球なかった(投げてなかった)はずなのに、
先月号でツーシームは投げるは、今月号でカッターは投げるは……!(唖然)

「榛名さん、スゴイね……!」と言う三橋くんの言葉に、阿部くんは不機嫌の絶頂でだんまり。
榛名さんがスゴイことが、
自分には見せたことのなかった変化球を投げて、自分の知らない球威の直球を投げてることが、
すごーく不愉快なご様子です^^;。
「自分を否定した投手が、自分のチームより勝ち進み、自分より成長している。それが事実」
というハシラのアオリ文句が胸に沁みます……。
この事実をどう咀嚼して、飲み込んで、自分の血肉とできるかどうか。
そこが、阿部くんが成長できるかどうかの岐路でしょうね。

て、アレ?
まだ2死二塁じゃない?
なんで榛名さん達、ベンチ戻ってんの?(苦笑)

●来月号以降の展開予想。
現在、6回終わって0-3。

武蔵野は3点ビハインドですが、なんと今のところ太田川くんから1本もヒットを打てていません。
攻撃は残すところあと3回。
130km/h台のストレートに狙いを絞る作戦を立てましたが、
その狙いはARC捕手のヨシさんに既に看破されています。
スライダーを軸に上手くかわされてしまいそう。
果たして、点は取れるのか?
(このまま0-3で終わったらつまらないので、武蔵野も点を取るとは思うけど)

一方、ARCは2回以降、榛名さんを打ち崩せていません。
榛名投手は昨日までの試合のデータとは違い、球威も強く、球種も多いらしい。
でも、どうやら捕手の秋丸くんが弱点だってことが、薄々バレてきているみたい?
秋丸捕手が盗塁刺殺できない、とバレたら走り放題。

もう一つ、武蔵野バッテリーで心配なのは、リード面。
美丞大狭山戦で、アベミハバッテリーは
「三橋投手は首を振らない。阿部捕手の配球パターンを研究すれば攻略できる」
という弱点を突かれました。
こちらの武蔵野ハルアキバッテリーも、これとよく似た関係。
配球は榛名投手の一存に全て任されていて、秋丸捕手の意思が介在していません。
「榛名投手の配球パターンを分析すれば、次に来る球の傾向がわかる」んですよ……。
まぁ、この試合中にそこまで傾向分析はできないだろうし、
そもそも榛名さんはノーコンだしね(苦笑)。思った通りのコースに行かないことも多いけど。
でも、バッテリーが相互の意志の”キャッチボール”ではなくて、
榛名さんからの一方的な”ドッヂボール”の関係だとバレたら、
秋丸くんを集中攻撃してミスを誘うことで、榛名さんをイライラさせて、容易に攻略できそう。

そして、アベミハのツーショット観戦の先行きも気になりますね。
阿部くんは過去のトラウマにどよどよするのも仕方ないけれど、
今のパートナーのこと、ちゃんと気に掛けておかないと、
また斜めに曲解されて、コミュニケーションがますます取れなくなるよ~?(苦笑)

そんでもって、スタンド観戦中のハナタジが今月1コマも登場しなかった……orz
いいもん。
登場しない間は、きっと二人で「今のARC4番のバッティングは~」とか
イチャイチャしてると勝手に妄想するから!(杏月、自重)
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