5月10日に放映した、大河ドラマ「天地人」第19話「本能寺の変」の感想です。

※以下、腐女子視点の腐った感想や、脚本への愚痴も含みますので、
 お嫌いな方はご覧になりませぬよう。






馬に鞭打って全速力で駆ける殿と兼続と上田衆の皆さんが超カッコ良かったあああ!

今週の主従萌え(?)感想は以上です。(オイw)
今週の感想は、本能寺の変に大爆笑と、魚津城~!!(T◇T)の号泣と、KY夫婦に「……。」
の3本立てです☆(*^-^*)←目が笑ってない。


本能寺が変
「本能寺の変」の題字が出てすぐにオープニング曲。アバンタイトルなし。
おお~! 制作側の意気込みを感じるぜー! 俄然期待が高まります!

落城寸前の完全包囲された魚津城へ、明智光秀から密使……? はい?
しかも、その光秀の密使の文を、魚津城から春日山へ? はぁ?
ま、そこはこの際目を瞑るとして。

明智光秀「敵は、本能寺にあり!」
近習「敵の旗印は水色桔梗! 明智殿、ご謀反!」
織田信長「……是非に及ばず」
キタキタキタ――――!! 本能寺の変、来たわよぉお~♪ワクワク

……ってアレ? なんで初音がここに……?
初音を見つめる涙目うるうるの信長様は可愛かったけどw
あと弓を引いたり、右肩に刺さった弓を抜いたりする信長様は
ステージ上のロックスターぽくて、憎まれそうなニューフェイスでカッチョ良かったけどw
そして、いよいよ信長様は炎逆巻く奥の間へ……。
あ、アレ? 敦盛は?
♪人生五十年~下天のうちを比ぶれば~夢幻の如くなり~♪って舞わないの?
って、アレアレ? なんで謙信さんの幽霊が?
お前には人の和が足りんかったんや、って               ∧_∧
人生のほとんどを越後の内乱平定で過ごしたオマエ(謙信)モナー( ´∀`)
って言ってやりなよ、信長サン(苦笑)。
くいって右眉を上げて謙信を見上げ、「人か……」って呟く信長の表情が良かったわ~vv
「綺麗事ではこの世は治らん! 打ち破る力なくして何ができよう。
それが悪だというなら……俺は喜んでその道を選ぶわ。信じるは己のみ」
とキッパリ語る信長に、謙信は、
「……さても哀しき男よ」
それに対して、ニヤリと右頬を上げて一言。
「……であろう」
やっべー信長様がカッチョイーwwwwww
マジ惚れるわあwww 悪のみりきってヤツでしょうか?

と見る間に本能寺 大 爆 発 !!!
その直前に噂のサブリミナル(笑)。
……私このシーンをこの目で見る前に、某掲示板で
「ドリフのメロディが脳内に流れた」ってカキコミ見ちゃったもんで、
シリアスなシーンなのに、そのメロディが脳内に流れて思わず爆笑……orz

って、光秀さんの首を初音が布で絞めてるYO!
な ん で も あ り か よwwwww
忍者のくせに鈴付けてんのもどーなの?
こっそり背後に忍んでも寸前で相手に気配悟られてるし(苦笑)。

明智光秀は、「中国大返し」で京に引き返した羽柴秀吉に敗れ、
「三日天下」に終わってしまいました。
信長には「人の和」が、光秀には「天の時」が、足りなかったということなのですね。
山中で落ち武者狩りの槍に突かれて非業の死を遂げた光秀……はいいんだけれど、
「上杉はまだか……!」って、なにゆってんのまったく^^;。
殿様を守る家来が一人も傍にいないのも、なんか変な気がします。

光秀が初登場の時、秀吉に向かって、
「私は、我が殿のことも解っておるつもりです。
殿は、人の顔の下に、もう一つの顔をお持ちであると」
と言っていたんですが、その鶴見辰吾さんの奥が深そうな演技を見て、実は期待していたんです。
もしかしたら今までの明智光秀とは違う描き方がされるのかも?
「義」や綺麗事だけでは戦乱の世は治まらない、
たとえ悪魔に魂を売ろうとも、この国を統一し、外国からの脅威に備えねば、
という信長の深い心を理解できている人なのかも? と。
……でもやっぱり、「猿の下に置かれるなんてプライドが許さないもん」な私怨で謀反を起こす小物として描かれてて、残念。

鶴見辰吾さん、登場する度にすごく良いお芝居してたのに……もったいない。
吉川晃司さんの織田信長も、とても良かったと思う。もっと見たかったなぁ。
つくづく、いい俳優さん使ってても、宝の持ち腐れな脚ほn…げふんげふん!


魚津城~!!(T◇T)
本能寺の変の翌日、魚津城……!!
魚津城のシーンになるだけで、オートマティックで涙腺が緩みます(T-T)

ドラマの中では、名前を書いた小さな木札を髪の毛に結びつけていましたが、
史実では、自分の耳に穴を開けて通したそうです。
敵将の首を獲った者には褒美が与えられるわけですが、
我々は織田方の兵に討たれたのではない、上杉の侍らしく自ら死を選んだのだ、と証明するために。
耳に穴、だとお茶の間に流すには残虐だということで、髪の毛にしたんだとか。

「お屋形様……」と呟いて自らの首を掻っ切る吉江宗信さん、そして
幼い頃を思い出し、「頼んだぞ、兼続……」と言い残して自刃する安部政吉に、
涙ボロボロ……。
ああ、あと1日早く柴田勝家の元に本能寺の変の一報が入っていれば、
この人達は自刃せずに済んだのに……(T◇T)

とうとう魚津城が落ちて、いよいよ柴田勝家軍は勢いに乗って越後に侵攻してくるだろう……。
もはやこれまでか。
と思っていたら、潮が引くように次々と退却していく織田勢。
このへんの「もう絶体絶命!」な春日山城の緊迫感と焦燥感を
もっと丁寧に、上手く描いてくれたら盛り上がったのになぁ。

そして、越後の上田衆の皆さんは、
毘沙門堂にぎゅうぎゅう詰めになって、お題目唱えて神頼み(苦笑)。

富山で行われたトークショーで、内藤チーフプロデューサーが
「タイトルは”本能寺の変”にして、興味を引いてたくさんの人に見てもらうけど、
中身は魚津城をじっくり描きたい」みたいなことを仰っていたらしいですが、
その割には、魚津城のシーンも短かったような気が。
それよりもアノ夫婦のシーンに無駄に時間を費やしていた印象があります……。


●KY夫婦、兼続とお船(*^-^*#)
「魚津城への出兵は、織田勢をおびき寄せるための罠。
敢えて敵方に隙を見せ、領内深くへ引き込んだところを、疾風の如く引き返し、叩き潰す」
と作戦を立てた兼続でしたが、
あと一歩のところで、信濃から攻めてきた森長可を取り逃がしてしまう。
魚津を見殺しにする結果となってしまい、酷いことをしてしまった、と
泣きながら飯を食う兼続。それを優しく見守るお船さん。
身を切るようなつらい後悔と懺悔の念が、兼続の表情から伝わってきて、ちょっとしんみりしました。
でも、めそめそ泣きすぎ……あなたは戦国時代の侍ですよorz
兼続自身が考えた非情な策である以上、泣くのは魚津城の諸将にも失礼だと思う。

お船と兼続の過去の回想シーンと、”実は両思い”告白大会は、くどすぎ。

ラストも兼続とお船のラブシーン。
手を握り、寄り添い合う幸せいっぱいの二人。
「わたくしは、あなた様にずっと、ついてまいります」
そのセリフ、信綱さんの時はいっぺんも言ったことないんだろーなぁ……。
泣き虫先生がアテ馬すぎて、つくづくお気の毒……orz

なぜだろう……主人公カップルに対する好感よりも、怒りを感じてしまうのは……。

どうやら脚本家先生は、戦を書くのがあまりお好きではないようにお見受けします。
今週も、戦い(敵の軍勢の動き)のほとんどが”家来が走って来て「申し上げます!」って報告して終了”だったもんなぁ。
それとも、予算の関係なのかしらん?
逆に、男女のラブシーン、なかでも、気が強い女性が活躍するシーンを描くことに注力しておられる模様。
その分野がお得意なのでしょうか。
……の割には、キャラクターに魅力と共感を感じられ……ごにょごにょ……
夫婦愛を描きたいなら、せめて別の回にすればよろしかったのに。
上杉が滅ぶかどうかの深刻な回で、魚津城で苦しみ抜いて死んだ人達もいるのに、
あまりに不謹慎。
本能寺に魚津城と、戦ばっかりの重苦しくて暗い画面が多い回だから、
潤いシーンとして、兼続&お船のラブシーンを挿入したつもりなのかな?
だとしたら逆効果。主人公カップルがKYすぎる。

……という感想を抱いているのは私だけかもしれないですねorz
お茶の間の多くの視聴者、特に女性にとっては、
感情豊かに涙を流す、韓流ドラマのような主人公の方が、母性本能を擽られるし、
男だけで難しい顔して血だらけ傷だらけで戦っているより、
見目麗しい男女が幸せそうにしているツーショットの方が、視聴率高いのかも。
すいません、頭の中身が男なもんで、私^^;。

なんだか文句ばっかり言っててすみませんm(_ _)m
それでも毎週見続けているのは、ひとえに妻夫木さん始め、役者さん達の熱演に惹き込まれているからです。(断言)

さあて、来週の天地人は~?(サザエさん風に)
三成、編み込みヘアでビックリ☆の巻♪(違)
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