昨日に引き続き、月刊アフタヌーン09年5月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想文・後編です。

今月の感想前編はこちら→アフタヌーン09年5月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」


※以下、野球素人の腐女子による「おおきく振りかぶって」のネタバレ感想です。ご注意ください。
 また、私の勘違い・間違いにお気づきの方は、ご指摘いただけると勉強になります!






今月の感想はおおきく2つ。
(1)西浦夏合宿2日目夜→昨日の日記をご覧ください。
(2)準決勝 武蔵野第一vsARC


(2)準決勝 武蔵野第一vsARC

●県営大宮球場のスタンドで、準決勝を観戦する西浦ーぜ達。
・ランチでおにぎり4個食べる23歳独身女性、か……(汗)。
 ま、運動量もハンパないから太る心配はないだろーけど。
・沖くん、左利きなのに右手で箸持ってる!(笑)
親指についた米粒を舐める田島くんにゴロゴロ萌え転げました!!!!
 な、なんとゆー破壊力満点の萌え絵!!
・輪郭変わるほどストロー吸ってる泉くんの顔ww

●モモカン命令で、バッター攻略を二人で話し合うため隣同士座って試合を見るアベミハ。
阿部の心の声「離れてられんのはメシん時だけか」
おまいは倦怠期の夫か!(笑)
「オイオイ、結婚前…合宿前はこんなこと思わなかったぞ」みたいなww

この準決勝、田島と花井が、三橋と阿部隣同士に座って、ずっと観戦するのですね……!!
そのツーショットだけでこれから数ヶ月間、毎回萌えられる自信があります!
ひぐち先生アザーッス!!(笑)

既に今月号でも、いろんなアングルからアベミハのツーショットが見られて、もうウハウハですvvv
つか、春日部市立戦もこーゆーふーに、西浦ーぜが球場で試合観戦すれば
毎月、武蔵野と春日部と、さらに西浦でも萌えられて、
サイッコーに楽しい萌え萌えの半年だったのにーw

●私っ、花井ママとモモカンの間に座って、一緒に観戦しながら野球談議したいですっ!!(なんじゃそら・苦笑)
高校野球オタクのきく江さんと試合見たら、スッゲー楽しそうなんだもんww

一方、阿部さんの隣は……^^;。
泉くんは「よくしゃべるなー」ってウザく思ってるみたいだけど(笑)、
確かに急に怒鳴り声あげるしウザいけど(笑)、
でも1球ごとに阿部くんの配球解説が聞けるし、面白いかも♪
ていうか、阿部くんと三橋くんの会話にニヤニヤ聞き耳立てちゃうんで、
試合に集中できなくなるな、きっとw

なのでやっぱり、花井きく江さんの隣でウンチクに耳を傾け、野球談議に花を咲かせながら、
すぐ目の前のハナタジや、斜め前方のアベミハを見てハアハアしたいです!(結局集中してない)


●試合前の武蔵野サイド。
先発をハルナサンに譲ったカグヤンは、スタメンを外れてしまいました。
この試合が”最後の夏”になるかもしれないのに……。
「こういう日が来ることはわかっていたんだ」
かっ、カグヤン……なんて健気なんだ……(T◇T)
そんなカグヤンにハルナサンはウッキウキ♪で、
「残念ながらオレ今日絶好調っす」
モトキくんキラッ☆(超時空シンデレラ・ランカちゃんのアレ風に)
このKYっぷり、ハルナサンやっぱり天 然 ド Swww
カグヤン、ハルナサンはジョーダンじゃなくて本音で言ってると思うよ(笑)。
……と言いつつ、自宅エレベーターの中で一人「カグヤン……」とか物憂げに想いを馳せちゃったりして、
カグヤン(他3年生ら)を甲子園連れていく気満々ですから、この男はvv
ああん、ハルカグ萌えるわああwww

●片や、ARCサイド。
太田川くん、ヨシさんが下さった「今日はおまえに勝ち星をつけてやる」のアメ(エサ)で、
顔面真っ赤でシュッポーッってなってハートマークが5つも飛び散ってる(笑)。
恋する乙女かYOww
こちらも健気だし、真面目でカワイイ1年生、のはずなんだけど……
なぜだろう。萌えません^^;(笑)。


●プレイボール!
1回表、武蔵野の攻撃は、たった7球で三者凡退!!
1番:三振(3球)、2番:三振(3球)、3番:初球を内野ゴロ(1球)って
なんじゃそりゃ!(驚愕)

県大会準決勝で、1年生ピッチャーが、100球以内完投、遊び球なし!?
阿部くん曰く「スピードあり、コントロールよし、決め球もあり」「Kボールで中3の春から3期全国優勝」
す、すげー! まさしく怪物!
太田川くん、見た目はちょっとアレだけど(失礼)、ハルナサン以上のピッチャーかも?

●1回裏、ARCの攻撃。
俊足1番は、ボールカウント1-2からセンター前ヒット。
長打もありの2番は、エンドランも仕掛けてきたけど、1死。

ハルナサンのモノローグが多くって、なんか不思議な気分です^^。
つーか、ハルナサン、春日部ツインズから貰ったARCの打者データ、
ちゃんと暗記してんだね! そんなに記憶力があったとは意外!(失礼)

3番のシオ(塩入くん)、青森から埼玉の高校へ野球留学って、珍しいな。逆なら多そうだけど。
太田川くんも、シオも、高校入学3ヶ月で強豪ARCの中心選手って、
すっごいな~、ARCの1年生コンビ!!
西浦はこの人達と、2年後にガチ勝負して勝たなきゃならないのか……!(ごくり)
シオは2-0からスライダーを打って、1死一・二塁に!

●早くも武蔵野ピンチ。
4番のヨシさんに、捕手の町田くんはカウント1-2から
「ここに入れときゃそうそう打たれねーかんな!」と低めストレートを要求。
ヨシさんはバットの先でチョーンとすくって、なんとレフトオーバー!
2点タイムリーツーベースになって、いきなりARC先取点。0-2。
「ただの低目でARCの4番を打ちとれっと思ってんのか」って阿部さんはお怒りです。

思い返せば、前日の準々決勝、春日部の4番打者・航先輩は、
第1打席、カグヤンの魂込めたボール球を打ち上げてフライアウト。
第2打席、カグヤンの釣り球ストレートをフェンス直撃のライナーでタイムリー。
第3打席、ハルナサンと勝負! 140km/h以上の速球を交えた配球で、
 最後はスライダーを見逃し三振。
第4打席、「町田さんも慣らしとかなきゃね」と2~3球抜いたストレートを投げた後、
 豪速球で息詰る勝負をして、最後は空振り三振!
第5打席、延長10回裏に、初球をいきなりソロホームラン!
でした。
航先輩も、埼玉屈指のスラッガーで、100人超の部員を抱える春日部で不動の4番でしたが、
エンジンの掛かりが遅いのか、試合の序盤はカグヤンの球でも抑えられたんですよね。(でもってゆーな)
ヨシさんは、さすが埼玉最強ARCの4番。
航先輩よりもさらに格上のようです。(航先輩、好きなのにゴメン;)
序盤から「一番いい球」を使わないと小手先では到底抑えられない。

●いまだ1死二塁、迎える5番打者に、今度は並のストレートを右中間に運ばれる!
ハルナサンがまさか1回で3点も取られるなんて……!
ARCの太田川投手を相手に、武蔵野打線が3点追いつくのはかなり厳しそう……。

●武蔵野内野陣はマウンドに集合。
ハルナサンはいきなり「町田さん、秋丸と代わってもらえませんか」
うわ……3年生正捕手にズケズケ言うねー^^;。
でも、負けられない試合。遠慮なんてしていられない。

町田さんのリードは、特に4番5番に対しては外角や変化球中心の”逃げのリード”。
ま、ARCは怖い打線だし、前日の準々決勝で延長にホームラン打たれたし、気持ちはわかるけど。
そしてハルナサンは、ここまで5人の打者に投げて、
町田さんのサインにまだ1度も首振ってないんですよね。

春日部戦では「町田さんのおかげで8分目を覚えた」なんて言って笑ってたハルナサンだけど、
3点ビハインドの今、ARC相手に「町田さんも慣らしとかなきゃ」とか「8分目」とか、
最初は決め球を封印して、弱気なリードでかわしていく、なんて余裕はもはやありません。
……でも、3年生で初めて公式戦出れたのに、ボールにも触らず
わずか1回裏で交代の川崎さん、かわいそう……(´;ω;)
「オレらを甲子園に連れてってv」ってタッチのヒロイン台詞を残して……(違)。

●秋丸くん、登場~♪ 待ってましたー!
見てみたかったのよぉ、榛名-秋丸バッテリーvvv
「しっかり捕れよ! おめーはそれしか能がねんだからよ!」ゲシッと秋丸ケツに蹴り
「よけーなことすんじゃねーぞ!」肩組んで脅迫(笑) 秋「ハイハイ」
「ハイは1回だ!」ゲシッと蹴り
な ん だ こ の D V 夫wwww
原作3巻P.37で、照れたカグヤンから蹴り入れられた時は
「いてっいてーっ スパイクでひでーよっ」とかカワイク言ってたくせに、自分だってww
ハルナサン、生まれついての最 凶 ド Swww
つーかハルナサン本領発揮で、急に生き生きし始めてる!(笑)

先月号といい、ハルアキの関係、萌えるわあああvvv
同じマンションの上下階に住む、家族ぐるみの幼馴染みで、
高校も恐らく榛名さんの志望に合わせて秋丸くんも一緒のとこ進学して、
野球部2年生はこの二人だけで、
キャッチボールから、試合後マッサージ、マンション自動ドアの開閉、エレベータ操作まで(笑)
身の回りの世話を甲斐甲斐しく焼いてくれて、
オレ様でドSでDV夫でめんどくせー性格wなのに、ずっと友達続けてて、
でも隷属してるわけじゃなくって、怒ったり背中どついたり(原作4巻P.49)もする対等な親友関係で。

猛獣・ハルナサンダーを手懐けるって、実は秋丸くんってすっげーポケモン使い…切れ者なのかも!?(たぶん違)
あるいは、太平洋のように深~くて広~い懐の持ち主か、ドMかの、どっちかですね。

捕手としての実力も気になる。
ハルナサンの本気の球(しかも制球難)を難なく捕球できるあたり、キャッチング技術は高そう。
でも「ボロ出したら走り回られっから」ってことは盗塁刺殺は下手=肩は弱いのか。
サイン交換もほとんどなしでハルナサンが豪速球ばっか投げてるとこ見ると、
インサイドワーク(配球組み立て)も、あんまし期待はできないかな?
指示出して野手の守備位置を動かすとかも……しなさそーだなぁ^^;。
えーっと……つまりキャッチングだけ、かな^^;?

●捕手が秋丸くんに代わって、本来の力を遠慮なく解き放ったハルナサンは、
ドンドン直球を投げ込んで、その球威だけでアウト2つ取っちゃいました。
……だけど。
こうやって最後まで、100%の力で豪速球を投げ続けるつもりなのかな?
いくら球威があっても直球だけでは、ARCの打者達なら試合中に捕らえ始めると思います。
ハルナサンの持ち球は、直球(普通のと豪速球)とスライダーのみ。
しかもコントロールはそれほど良くない。
これで、何回までARCに通用するのか……。
ハルナサンのスタミナも密かに心配です。
過去3年間、1日80球しか投げていなかったのに、完投するスタミナはあるのか?
そして前日は100球以上の球数を投げている。
ハルナサンがこの試合でどうなっていくのか、気になります。

●準々決勝は、西浦ーぜは試合を見ず、しかし読者には詳細を見せる。
準決勝は、西浦ーぜ(アベミハ)の視点で試合詳細を見せる。
西浦が登場せず見てもいない春日部戦を、ひぐち先生が半年かけて描いたのは、
準々決勝と準決勝とで榛名さんがどう変わっていくのか、それを際立たせるためなのかも。

モモカンが求めていた「あの子ら(西浦)を内側から奮い立たせるような動機付け」
「”目標”だけじゃ弱い!」「もっと必死にならなきゃ…!」

どうやらそれは、この準決勝で、西浦の目の前で、繰り広げられそうな予感がします。


来月号からの、女王様と下僕バッテリー(ひどw)の奮闘ぶりと、
アベミハ、ハナタジのツーショット観戦がますます楽しみです♪
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