2009_02
22
(Sun)23:59

と、殿が笑った…!!

今週の大河ドラマ「天地人」感想の前に。

戦国好きのレイヤー(=コスプレをする人)の皆様、
戦国武将や姫になって街を練り歩くチャンスですよ!

ドラマ『天地人』の世界を甲冑武者姿で体験。「米沢上杉まつり」が“ヒゲメン”男性を募集(Web De‐View2月15日付)
4月29日から5月3日まで開催される「米沢上杉まつり」で、
メインイベントの「上杉行列」や「川中島合戦」へ参加する髭自慢の男性3名を募集!
髭面(ひげづら)写真をアピールして、3つの賞のいずれかに輝くと、
祭りのメインイベントに甲冑をつけて大将として参加できる。
市内の目抜き通りを、威風堂々たる上杉軍団の甲冑行列と、絢爛豪華なみこし渡御が練り歩く「上杉行列」や
歴史的な”川中島の戦い”を数百人の軍勢で再現する「川中島合戦」は
壮大なスケールだ。
ドラマ『天地人』の世界を体験したい人は、髭面写真を応募してみては?


第5回髭面募集!(山形県米沢市の公式サイト)←応募した方の髭面写真も見れますw

ちなみに、この「米沢上杉まつり」では、
ヒゲメン以外にも、イベント参加者を例年募集しているようなので、
(上杉謙信公役1名、甲冑武者50名、時代行列参加の男性12名+女性3名など)
あなたも歴史コスプレをして行列に参加できるかもしれませんよ!?(コスプレゆーな)
詳しくは「米沢上杉まつり」サイトの「◆募集について」をご覧ください。

それでは、大河ドラマ天地人、第8話「謙信の遺言」の感想を。


※以下、ネタバレと腐女子的感想文がありますので、ご注意ください。


「蟄居の苦労話などを聞かせてくれぬか。兼続らしゅう、面白うの」

にっこり(^ー^*)

「おお! うほほお! おい、殿がお笑いになったぞ!!」
「殿はそなたがおらぬ間、ずっとお黙りになったままでの」
「わしらがどんなにご機嫌をとろうとしても無駄だったのじゃ」
クララが……クララが立ったー!! とばかりに
飛んだり跳ねたりするペーターと山羊達とお祖母様とお父様…もとい、
上へ下への大はしゃぎをする上田衆の面々www
あんたらこの1年、よっぽど苦労してたんだね(笑)。
なにしろ、殿の1年ぶりの人間らしい反応…嬉しそうな微笑みだもんねw

そもそも、上田庄から春日山へ戻る道中の兼続、
「果たして、殿はまことにわしをお許しくださるだろうかと思うてな……」
とちょっぴりドキドキ、浮かぬ顔。
そして久々の再会に、障子の向こうに足音が聞こえた時から、
刀を磨く手を止めて気もそぞろな殿。(足音だけで兼続を識別できんのか・萌)
兼続が帰参したご挨拶と謝罪をして、殿と目が合うと、
何か言いたげな落ち着かない様子で視線を逸らし、手元をいじる殿。
まだお許しくださらないか……と兼続が立とうとすると、
光の速さで(また?)「待て」と止めて、「しばらくそこにおれ」
そして前述の、花もほころぶ可憐な笑みを浮かべる殿。(※一部語弊あり)

なにこの少女マンガの王道的展開!!

殿の視線の動き、何か言いたいけど言えない口元、躊躇いながら俯くしぐさ。
どこをどう見ても深窓の令嬢、今週のヒロインでしたどうもありがとうござ(ええ、私、目が腐ってますw)

兼続の弟・与七がご家来に加えてください、とお願いしてる時に、
なんでおまいら(殿と兼続)は意味深にアイコンタクト交わし合ってんだよ二人の世界ですかそうですか。

でも、ホントに良かったですね、殿……(しみじみ)。
「そなたの帰りを、殿が一番お待ちになっておられたのだ」と、
”ロンリーオーラ全開中”な回想シーンがなんとも切なかった……(T_T)
なにしろ殿のご生母・仙桃院様が「そなたが戻ってきて、景勝もたいそう喜んでおろう」
って言うぐらいだから、あのにっこり(^ー^*)が人生最上級の喜びの表現なんでしょう(笑)。
”一生で笑ったのは一度きり”とゆー伝説すらある景勝公ですから、
恐らくは、あのにっこり(^ー^*)が一生に一度の笑顔で(ry

庭で一人、剣術の稽古をする兼続に、
「腕を上げたな。明日は稽古をつけてやろう」と嬉しそうに快活な声をかける殿。
8話まで見てきて、いまだかつてない立て板に水な流暢っぷりに、
思わず吹き出してしまいましたww
ついこの間まで、他の上田衆に「(ついてこなくても)よい……」と言っていた
抜け殻みたいな人とまるで別人ww
殿……やっぱり、兼続絡み(の時だけ)ならフツーにお話できるのね(笑)。

「この兼続、二度と殿のお傍を離れませぬ」
って、殿のご生母様に胸を張って宣言する萌え台詞もまたあったし、
(仙桃院様は最強の貴腐人だと思うの)
主従萌えな私には燃料いっぱいな回でござった(テカテカの笑顔で)。


では、この後は萌え以外のツッコミをいくつか(苦笑)。

手取川~~!! Noooooo!!(T◇T)
一万三千の上杉軍が、三万の織田軍に奇跡の圧勝。
雨の叩きつける中、夜襲をかけた上杉軍に対し、織田の鉄砲隊は雨で鉄砲が使えず。
這う這うの体で逃げ出す織田軍。しかし、雨で増水した手取川で溺れ、千余人が戦死。
このドラマチックな戦いが、大河ドラマで描かれたら、
さぞ血沸き肉踊る合戦シーンになるだろうと期待してたけど……。
織田の女忍者・初音(長澤まさみさん)が説明セリフで語るのみ(;_;)
ま、兼続が参加した戦(いくさ)でもないし、さらっと終わるのは仕方ないか……。
けど。
暗闇の中、スポットライトに照らされて、俳優さんの顔が交互にドアップ
って、この演出はもうお腹いっぱいです、勘弁してくださいm(_ _;)m(お好きな方、ゴメンナサイ)

・北高全祝和尚「そなたが出ていくのは、2度目じゃ」
いや、あの、和尚様。3度目、では?
1度目:5歳で逃走、2度目:殿や小姓達とともに春日山へ、3度目:今回。

・母上がお守り代わりにしていた、与六から貰ったもみじ型の干菓子、
先週の感想で「なんで登場しないの?」と言ったけれど、今週登場しましたね。
兼続、ちょっと目がうるっとしていたけれど、
「もう二度と泣きませぬ」の誓いはギリギリセーフかな?(笑)

・北斗の七星について、夜空を見上げながら熱く語り合う仙桃院様と兼続。
そこには燦然と輝くさそり座が(夏の南の空)。せめて北の空を……orz

・兼続が春日山に戻ったのは天正六年(1578年)早春。
そしてその後、「三月になり、再び出陣の日が近づいてまいりました」
って、2月頃の越後に雪が積もってないってどーゆーことっ!?(心底驚愕)
途中、雪解けの道端がちょっぴり映ったけど、この時期にもう雪解け!?
樋口家の屋根の上も、春日山の山道も、景勝様の屋敷のお庭も、
どこもかしこも雪は見当たらず……(愕然)
※後日追記:
よく考えたら、当時は陰暦だからいいんですよね?
でも、陰暦2月末だったら、今でいう3月末くらい?
……それならまだ雪が残っててしかるべきのような……。


・今回もまた、謙信公が「義」について語ってくれました。
天下を取ることは義か?
力によって弱きものをねじ伏せ、殺戮を積み重ねていく信長の行為は、
「義」ではなく、自らの欲=「利」。
信長に、天下の万民に、「利」を得るより気高きものがあることを知らしめたい。
それが「義」=人が人であることの美しさ。

しかし、兼続は「私には義がよくわかりませぬ」
敵に刃を向けられるか、正直、自信がない。
だが、越後の民を守るためには戦わなければならない。

そんな兼続に謙信公はおっしゃいます。
そなたは迷うことだらけだが、だからこそ見つけられるものがある。
それが己の「義」。
「兼続。わしはそなたこそが、我が意志を真に受け継ぐ者じゃと思うておる」
うるうるうるうる~
↑ハイ、アウト――!!(笑)
あ~あ、泣いちゃった~^^;。

とゆーことで、兼続はここまでの8回、泣き顔皆勤賞を着々と積み重ねております。

次週、「女の嘘」、改め「謙信死す」。
ああん、もう謙信公とお別れなのね……(T-T)
そして戦国の世でありながら穏やかさもあった上杉家中に、激動の日々が……!
こっから先は、お屋形様という支柱を失い、悩み苦しみぬく景勝・兼続主従が……。
……それはそれで萌えそうだな(スミマセン;)
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