2009_01
14
(Wed)21:30

野球のセオリー、実は錯覚

今週頭の1月11日・12日は日本各地で成人式が行われていましたね。
ニュースをザッピングしてマー君・ゆうちゃんを見まくりました^^♪
他にもいろんな二十歳が映像に映りましたが、
沖縄県石垣島で、千葉ロッテの大嶺投手の横に座った
元・八重商(今は沖縄電力?)の金城長靖くんをハケーン!!
わっ! わっ! 久々に彼の姿を見れたvv
嬉しいよぉ~♪元気そうで良かった!


ところで、野球に関連して、昨年末に興味深い新聞記事がありました。

野球では、「フォアボールで先頭打者を出すと失点に繋がる確率が高い」とか、
「三者凡退の後は、味方の攻撃がリズムに乗る」とか、
「ホームランが試合の流れを変えた」などなど、よく言われたりします。
それがいわゆる野球の通説、「セオリー」ですね。

でも、実際に試合のデータを調べた結果、それはただの錯覚だった、というものです。

野球のセオリー、実は“錯覚” 名古屋大大学院・加藤教授らデータ分析(産経新聞12月20日付)

いずれリンク先の記事が消えてしまうかもしれないので、
以下に引用転載しておきます。


■四球出塁・エラー・本塁打は流れ変える/ラッキー7の攻撃

■「過去の回数より印象の強さ」

 「四球で出塁させるなら、ヒットの方がましですね。試合の流れが悪くなる」というフレーズを野球解説者はよく使う。しかし、それは根拠があることなのだろうか。行動経済学が専門の名古屋大学大学院・加藤英明教授は、神戸大学大学院准教授の山崎尚志氏とともに、05年度のセ・パ公式戦(交流戦を含む)846試合、1万5143回を分析。同年の全イニングの得点(失点)確率26・4%、得点(失点)平均0・495点と比較しながら、解説者のいう「セオリー」を検証した。

 「先頭打者を安打ではなく四球で出すと、試合の流れが悪くなる」 加藤教授のデータ通りに動く球団をX球団とする。X球団が、先頭打者に安打を打たれた場合、四球を出した場合、それぞれの失点確率は安打40・5%、四球39・0%。失点平均は安打0・832、四球0・833。ほとんど差はないが安打の方が失点確率は高い。

 ではX球団のその裏の攻撃。四球を出すことで流れが変わるなら、攻撃のリズムも狂う。だが安打を打たれた場合の得点確率は25・4%、四球の場合は27・2%。得点平均は安打0・454、四球0・540。四球で先頭打者を出した場合の方が、裏の回で得点する確率は高いのだ。

 「2アウトから出塁されると流れが悪くなる」

 これが正しければ、三者凡退で打ち取った次の回は、そうでなかったケースよりも得点確率は高いはずだ。

 だがX球団がB回表を三者凡退で抑えた場合、B回裏の得点確率は26・2%、得点平均0・492点。X球団がB回表二死から走者を出し得点された場合、B回裏の得点確率は28・1%、得点平均0・580点。全イニングの平均値と比べると、三者凡退で打ち取っても平均値以上に得点確率は上がらず、走者を出しても得点確率は下がらなかった。

 同様に「エラーをすると流れが悪くなる」「ホームランは流れを変える」などを調べたが、そのような結果は出なかったという。

 加藤教授は「過去に起こった回数よりも、印象の強さが、ゲームの流れといわれているのではないでしょうか」と話す。

 また「ラッキー7」といわれるが、加藤氏が得点確率と得点平均を調べると六回表、裏が最も高い。先発投手の球威が落ちても勝ちパターンの投手交代には早い。六回は監督の采配(さいはい)が問われるイニングでもある。

 加藤教授と山崎氏は、このような調査をまとめ、「野球人の錯覚」(東洋経済新報社)を出版している。

<以上、産経新聞より引用>


ということで、こちらがその調査をまとめた本ですね。
野球人の錯覚野球人の錯覚
(2008/03/07)
加藤 英明山崎 尚志

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データの母数が少ないし(たった1年分、846試合)、
データの統計分析方法も、平均や確率を並べて比較しているだけなので、
もっと相応しい、別の統計手法があるよーな気もしますが、
その分、シンプルでわかりやすいですね。

いわゆる野球のセオリーは、思いこみだった、というわけですね。
私としては、その「思い込み」=人間の心理的な面に、深く興味を覚えました。

印象的な事象(ホームランとかフォアボールとか三者凡退とか)が強く記憶に残って、
それを根拠なく前後の因果関係と結びつけ、さらに記憶に焼き付ける、つまり思い込む。
そして、その「思い込み」と同じプロセスが偶然発生すると、
「ほ~ら、やっぱり!」とより強固に思い込みが強化され、「セオリー」になっていく。
一方、「セオリー」とは異なる事象は、ほぼ同じ確率で生じているのに、意識されずに忘れられる。
「セオリー」の出来上がっていく過程というか、人間の先入観っておもしろいなぁ。

でも、ですね。
データを提示されて「野球のセオリーはただの錯覚」って証明されてて、
客観的には納得してるんですが。
それでもなお、私は「野球のセオリー」に添って、どうしても一喜一憂しちゃいます(苦笑)。
なぜだろう?
「幽霊なんていない」と科学的に論ぜられても、どこか存在を信じているのに似てるかな?(笑)
人間の感情と論理的思考って、やっぱ面白いな^^。
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コメント

NoTitle

なんだろ。
せっかく数字を出していただいたのに
それでも納得できない もやもや感

勝手にセオリー語らせてもらえば
 
ピンチのあとにちゃんすあり
チャンスのあとにぴんちあり
 
 
動きとか流れとか あると思うのですねー

2009/01/15 (Thu) 00:13 | けそぴ | 編集 | 返信

けそぴ様、ようこそvv

>せっかく数字を出していただいたのに
>それでも納得できない もやもや感
>動きとか流れとか あると思うのですねー
ええ、私もまったく同感ですv
「数字上では明確な差はない」と言われても、
やはり
>ピンチのあとにちゃんすあり
>チャンスのあとにぴんちあり
って、野球の試合見てると感じますよね~?
試合の流れによる気持ちの差が、
その後のイニングの好調・不調に影響与えてるような気が。
だって、人間だもの。(笑)

でも、見ている観客もプレーしている選手・監督達も、
「ホントは思いこみに左右されていて、実はそんなにセオリーは関係ない」
って言われると、ちょっと意外で見方が変わっておもしろいな、とは思いました。
今後は、四球出してもあんまり気にせず投手は前向きにガンガン攻めろ、ってことで^^。

自己満足な記事でしたが、コメントを頂戴して嬉しかったですvv
またのお越しをお待ちしております!

2009/01/15 (Thu) 19:12 | 杏月 | 編集 | 返信

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