■月
月は好きです。
ハンドルネームに「月」の字を入れるぐらいに。
過去の日記でも書きましたが、
「杏月」とは中国で旧暦2月を指す言葉の一つらしいです。
日本でも、旧暦2月=如月は「梅見の月」と言われますが、
中国ではアンズの花見に最適な季節なので「杏月」なんだそうです。
それはさておき。
私の大好きなお月様。
日本では「十六夜」とか「立待月」とか、月齢に応じていろいろと風流な異名がありますよね。
個人的に興味があったので、ちょっと調べて、表にまとめてみました。
月齢 | 呼び名 | 解説 |
0 | 新月(しんげつ)・朔(さく) | 新月は、月が太陽と地球との間に来る事によって地球からは全く見えない。陰暦では毎月の第一日目を「朔」と呼んだ。一日(ついたち)の語源は「月立ち」といわれている。月が見えない時期のため、昔は三日月から逆に遡って、朔の日付を求めた。英語では「New Moon」。 |
1 | 繊月(せんげつ)・二日月(ふつかづき) | 既朔(きさく)=朔を過ぎたという意味。日没後1時間前後のまだ明るい空に、繊維の様に細い月が見えることがある。 |
2 | 三日月(みかづき)・ 若月(わかづき)・眉月(まゆづき)・蛾眉(がび)・初月(ういづき・はつづき) | 通常、新月後最初に出る月であったので、「朏(みかづき・ひ)」という文字で表されることもある。三日月は、「弓」や「剣」、「鎌」、「櫛」、「舟」などに例えられ、異名・別名が多い。異称の多くは最初に見える月だということや、その形からの連想。夕方、西の空に見え始める。英語では「Crescent Moon」。 |
6 | 上弦の月(じょうげんのつき)・弓張り月(ゆみはりつき)・半月(はんげつ) | 月が満ちていく過程での半月をいう。夕方西の空に見え、西側が明るく輝いている。半月を弓の形になぞらえ、弓に張った弦が上向きになっていることから、「上弦」という。英語では「Half Moon」。 |
9 | 十日夜(とおかんや) | 上弦の月より幾分ぷっくりと膨らんだ月。旧暦の十月十日には「十日夜」と呼ばれる行事があり、観月の慣習もあった。 |
12 | 十三夜月(じゅうさんやづき) | 満月に次いで美しいとされている月で、古くから月見の宴などが行われていた。これからまさに満ちていくさまが縁起の良い月とされる。英語では「Gibbous Moon」。 |
13 | 小望月(こもちづき)・十四日月(じゅうよっかづき) | 満月の前夜の月。待宵の月(まつよいのつき)=翌日の満月を楽しみに待つ、という意味。また、幾望(きぼう)=“機”は「近い」の意味で、満月(望月)の前夜を指す。 |
14 | 満月(まんげつ)・十五夜(じゅうごや)・望月(もちづき)・三五の月(さんごのつき)・仲秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)・芋名月(いもめいげつ)・望(ぼう) | 月が最も真円に近い状態になる日。月と太陽を結ぶ線上の間に地球が位置し、太陽の光が月全体を照らし出す。陰暦では7月~9月が秋とされたため、8月はその真ん中となり「仲秋」と呼ばれた。英語では「Full Moon」。 「ブルームーン」:ひと月のうちに満月が2回あるときに、1回目の満月を「ファーストムーン」、2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶ。「めったにないこと。まれな現象。」という意味を含む。 |
15 | 十六夜(いざよい) | 既望(きぼう)=望月を過ぎた月。あるいは、不知夜月(いざよいづき)=一晩中月が出ているので「夜を知らない」の意、などともいう。「いざよい」はためらうという意味のある「いさよう」から出たとか。望月より月の出が遅れるので、月がためらっていると見立てた。 |
16 | 立待月(たちまちづき) | 夕方、月の出を「いまかいまかと立って待つうちに月が出る」くらいの月。月の出は日没からだいたい1時間40分後 |
17 | 居待月(いまちづき) | 居は「座る」の意味で、立って待つには長すぎるので「座って月の出を待つ月」。 |
18 | 寝待月(ねまちづき)・臥待月(ふしまちづき) | 月の出が遅いので寝て待つ月の意。 |
19 | 更待月(ふけまちづき)・亥中の月(いなかのつき) | 夜も更けてから昇ってくる月の意。だいたい、午後10時頃に月の出を迎える。 |
22 | 下弦の月(かげんのつき)・二十三夜月(にじゅうさんやづき)・弓張り月(ゆみはりつき)・半月(はんげつ) | 月が欠けていく過程での半月をいう。半月を弓の形になぞらえ、弓に張った弦が下向きになっていることから、「下弦」という。古くは二十三夜講などの風習があった。英語では「Half Moon」。 |
25 | 有明月(ありあけづき)・暁月 | 夜明け(有明)でも、西の空に昇る月。本来は十六夜以降の月の総称。古くは二十六夜講などの風習があった。 |
29 | 三十日月(みそかづき) | 新月頃の月。30(三十)日なので「みそか」と読み、月末を「晦日(みそか)」というのはこのため。また「晦日(つごもり)」ともいう。「つごもり」は「つきこもり」が転じたもので、月が姿を見せないのでこう呼ばれた。 |
参考にしたサイト様。
◆お月様の満ち欠けと呼び名(月の名前)(こよみのページ様)
◆月の色々な呼び方(月の土地販売の某企業サイト)
以上、本日は自分のための忘備録でした(笑)。
お月様の写真を撮って載せたかったんですが、ここ数日天気が悪くて……。
それに今日は下弦の月。
日付が変わる頃にようよう月が昇るので、写真を撮るのは諦めましたw
そういえば、2年前の12月28日には、昼間に綺麗な下弦の月が見えてたっけなぁ。