映画「あらしのよるに」、先日ようやくDVDをレンタルして見ました。



原作のあらしのよるに絵本シリーズ全7巻は、もともと読んでいました。
「作者さんは腐女子を狙い撃ちにしてるの……?」と思わずソワソワするほどに、萌え萌えな文章が散見されるんですね、これが。
大の大人が絵本読みながらドギドキ(笑)。

絵本「あらしのよるに」の元になったお話、そのタイトルはずばり、
「ちょっとあぶないおともだち」ですってよ、奥さん!(←誰に言ってる……)

そして映画。
(※以下ネタバレあり)



やはり萌え萌えシーン&セリフが随所に散りばめられていましたが、
全て原作通りでしたね。
近年稀に見るくらい、余計なエピソードを付け足すこともなく原作シリーズをそのまんま映像化したストーリー。
ガブとメイ、二人のエピソードはほとんど一言一句原作と同じ。
(だって、映画の脚本も原作者みたいだし)

前を歩くメイのお尻がフリフリと誘うように揺れて、ガブの性欲食欲が激しく刺激されるところとか。
「耳ちょっぴり噛んでみよっかな…?」「私、耳弱いんですv擽ったくてvv」とか。
「私達、秘密の友達ですね…vv?」(小首を傾げ潤んだ瞳で上目遣い)とか。

種族の仲間を捨て、二人で激流に身を投げて愛の逃避行とか。
こっそり小動物を食べに行くガブに嫉妬するメイとか。
雪山で涙をこぼしながら「私を…食べて?」とか。
※一部セリフはうろ覚え、もしくは腐女子フィルターで歪んでいます。ご容赦下さい。

いやでも、ベストセラーになるだけあって名作だと思いますよ。
確かにお子様向けな話ではあるけれど、ストーリーを知っていても、次の展開がどうなるか映画に引き込まれてハラハラ見入ってしまいました。
それに最近のアニメ映画って、映像が3DCGで綺麗ですよね~。
こういう絵本っぽい絵柄でも、目の表情とか背景とか、やたらと繊細だなぁと感心させられました。

それにしても、近頃の小さい子らは、幼少のみぎりから
「禁断の愛」とか、
「煩悩と理性のせめぎあい」とか
絵本で堂々と学べて羨ましい限りです。

ちょっと調べてみたら、「あらしのよるに」は小学4年生の国語の教科書に載ったこともあるらしい。
……義務教育腐女子教育!

なんて素敵な国だ、VIVA日本!!
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