三橋家の謎
そしてこの考察もゲンミツにフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ございません!
考察の間違いにお気づきの方は、ご指摘いただけると幸いです。
原作11巻
三橋くんの母・尚江さんは「埼玉大学教育学部准教授」だということが判明しました。
ほほう。
それを基に、三橋家についていくつか考察してみたいと思います。
三橋家がギシギシ荘から一軒家へ引っ越しをしたのは、廉くんが小学2年生の秋(原作4巻
その時、誕生日が5月の廉くんは8歳。
そして、桐青戦で久しぶりに再会したハマちゃんに、尚江さんは「あの頃ぎりぎりだけど20代」と言っていました(原作5巻
原作7巻
ということは、三橋家が引っ越しした秋は29歳で、その数ヶ月後に30歳を迎えたのでしょう。
つまり、尚江さんが30歳の年に、廉くんは8歳。
現在は、廉くん16歳だから、尚江さん37歳(作中では夏だから誕生日はまだ)。
作者のひぐちアサ先生と、今現在は同い年です。
(漫画の時間の進みが遅いので、すぐに追い越すでしょう・笑)
尚江さんが廉くんを産んだのは22歳の年(産んだ時はまだ誕生日前で21歳)。
おおー、若いお母さんだなあ!
冒頭で書いたとおり、尚江さんの職業は国立大学の准教授、ということがわかっています。
ということは、尚江さんは四年制大学を卒業しているはず。
子供を産んだ21歳当時は、大学4年生の春(浪人・留年していなければ)。
妊娠したのは、大学3年の8月頃ってことか。
……できちゃった結婚かつ学生結婚、ですかねw
2)三橋母の職業
おまけ漫画では、廉くん4歳(尚江さん26歳)のエピソードの横に
「※埼玉大学教育学部准教授」と書かれています。
さらに、おまけ漫画の最後のコマでは、泉くんが「三橋のかーちゃんて大学教授なの!?」と言っています。
それじゃつまり、26歳当時は准教授で、今(37歳)は教授なの?
いえいえ、恐らくは現在、准教授なのではないかと思います。
国立大学文系における一般的な進学・昇格(浪人・留年していない場合)は、以下のようになっています。
・学部(満19~22歳の4年間)
↓
・大学院修士課程(満23~24歳の2年間)
↓
・大学院博士課程(満25~27歳の3年間)※ただし、3年以上在籍するオーバードクターもよくある。
↓
・助教(かつての助手に近い)
↓
・准教授(かつての助教授。2007年4月の学校教育法改正で名称変更)
↓
・教授
大学教員(助教以上)になるには、一般的には博士課程まで修了していることが要件になります。
(上記と違うルートで大学教授になる人もいますが。)
つまり、おまけ漫画の26歳当時の尚江さんは、博士課程の大学院生(博士2年)だったと思われます。
もちろん学生でも論文のための「研究」は行っていますので、
ハマちゃんの言う「お仕事の研究」というのは、そのことを指すんじゃないかな。
だから、おまけ漫画の欄外に注釈として書かれていた「教育学部准教授」は、
現在(37歳)の尚江さんの職業と考えるのが妥当でしょう。
年齢的にも、37歳の大学教員ならば准教授がもっとも違和感ないです。
3)三橋母の専門分野
「おばさんがサンタをやるのはお仕事の研究なの?」というハマちゃんのセリフからすると、
尚江さんが大学で研究しているのは、発達心理学や臨床心理学など、教育心理学の分野なのでしょうか?
ひぐちアサ先生が、法政大学文学部心理学科でスポーツ心理学を専攻していたという噂なので、
ありえそうな感じです。
でも、埼玉大学教育学部は、「教員養成系」の大学です。
国立大学の教育学部は、おおきく2種類に分けられます。
・教員養成系:小学校の教員・中学校の教員の養成が主な役割。
教育学を含む諸学問を学校の教育へ応用することが主眼。
・教育学系:教育とその関連領域に関する基礎的な教育研究が主な役割。
環境、心理、生涯学習、福祉、地域などの分野の体系的研究。
卒業生で「先生」になる人は必ずしも多くない。
つまり、埼玉大学の教育学部は、幼稚園・小中学校などの先生になるための実践的な専攻がほとんどで、
「教育学系」(教育概論や教育心理学)を専門に研究している人はかなり少ないはず。
ただし、埼玉大学教育学部にも「総合教育科学専修」や「教育心理カウンセリング専修」「学校教育臨床専修」があるようなので、
尚江さんがこの担当教官である可能性もなきにしもあらず。
だけど、尚江さんがもし埼玉大学の卒業生という設定だったら、
「教科教育コース」の教官(=なんらかの教科の専門教官)の可能性が高いかな?
結論:専門分野はわかりません(笑)。教育心理学と、教科専修、それぞれ可能性は半々くらいかな?
4)三橋母の母校
高校は西浦です。はい。
原作8巻
一方、大学は?
埼玉大学教育学部入学→そのまま大学院へ進む→そのまま研究室に残って助手に(今でいう助教)→昇格して准教授へ。
と考えるのが順当なように見えますが、
准教授に昇格する際、そのまま自分のいた研究室に残れる人はそんなに多くないかも。
自分の学んできた研究室には従来の教授・准教授(=自分の先生)がいますし、
そのポストの数は限られています。
運よく(?)教授が定年退職する年だったり、大学側が学生定員増加のため担当教官を増やす場合は問題ないですが、
通常は、数年間助教をやった後で他の大学の教員募集を探して、そちらへ移った後に准教授になるケースが多いはず。
自分の専門分野の大学教員募集がいつ、どこであるか。それは運次第。
なので、今まで地元や母校で研究していても、いきなりまったく縁のない遠い地方の大学へ行くこともあり。
結論:埼玉大学に入学してそのまま(運よく)残って准教授になったのか。
それとも、近隣の他大学に入学して、埼玉大学に移ってきて教員になったのか。
わかりません(笑)。でも、尚江さんの場合はずっと地元(浦和)みたいだし、前者かな?
5)三橋父の職業
三橋父の詳細プロフィールは今のところ明らかになっていませんが、
年齢はなんとなく尚江さんと同い年か、あまり年の差がない気がします。
三星学園の跡取り息子として、大学の教育学部(教育概論)か経済学部に入学して、
そこで尚江さんと出会った、といったところでしょうか?
原作11巻
……これってもしかして、三橋父は群馬の、三星学園の関連企業で仕事してたり、するの……?
駆け落ち婚で群馬の実家と一度は距離を置きましたが、
廉くんが8歳の頃(三橋父が30歳前後の頃)、群馬の親と和解をした模様。
だって実家の金銭援助がなきゃ、ギシギシ荘からいきなりあんな立派な一軒家には引っ越せないよねww
そして4年後には孫(廉くん)が群馬の家に同居して、3年間三星学園へ通学。
そこまで和解してたなら、三橋父も実家の系列の会社で勤めてる可能性もあるかも……。
それにしても、「駆け落ち」してギシギシ荘に身を潜めてた(?)くせに、
嫁さん(尚江さん)が大学に通って研究続けていたら、
身元や所在地は調べようと思えばすぐ群馬にバレバレのよーな気もするけれど(苦笑)。
とゆーことで、三橋父母の謎に迫ってみましたが、
私は埼玉大学のことも教育学部のことも全然わからないので、上記考察は戯れ言として眉唾でお読みください(苦笑)。
勘違い・間違いにお気づきの方はぜひお教えくださいませ。勉強になります。
繰り返しますが、あくまでフィクションですので、実在の人物・団体とはまるっきり別の、机上の空論です。
「で、こんなこと考察して、何が楽しいの……?」と呆れてツッコミ入れられそうですが、
自分でもよくわかりません(苦笑)。
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