月刊アフタヌーン7月号
読んだよおお!! 月刊アフタヌーン7月号。
(↑原作4巻
冒頭、初めてフライを捕った西広くんの気持ちで。)
毎度お馴染み、杏月的萌え視点による「おおきく振りかぶって」の感想文。
1回流し読みしただけの曖昧な記憶で書いているので、
下記文中のセリフはすべてうろ覚えです。
いろいろ間違いもあろうかと思いますがご容赦ください。
……8割方書き上げたところで、保存前に文章が全部消えて、気が遠くなりました……。
でもまた書き直したよ、ようやく書き上げたよ(涙)。
(ちなみに前回(アフタヌーン6月号)の感想はこちら)
※以下、「おおきく振りかぶって」の腐女子視点ネタバレです。ご注意ください。
(↑原作4巻
毎度お馴染み、杏月的萌え視点による「おおきく振りかぶって」の感想文。
1回流し読みしただけの曖昧な記憶で書いているので、
下記文中のセリフはすべてうろ覚えです。
いろいろ間違いもあろうかと思いますがご容赦ください。
……8割方書き上げたところで、保存前に文章が全部消えて、気が遠くなりました……。
でもまた書き直したよ、ようやく書き上げたよ(涙)。
(ちなみに前回(アフタヌーン6月号)の感想はこちら)
※以下、「おおきく振りかぶって」の腐女子視点ネタバレです。ご注意ください。
今月号の月刊アフタヌーンは、表紙がおお振り!
「目指すものはひとつ!!」ってアオリ文句が、く~っ!! ワクワクします!
三橋くん、可愛くて、かつ凛々しさを秘めた表情。いいねぇvv
阿部くん、キミ今月号1コマも登場しなかったね……(T_T)。
でも表紙の中心を飾ってて、主人公みたいだよw
仕方ない。今月はこれで我慢しよう……。
そしてそして、その阿部くんの後ろに立ってる二人はなんなんですか!?
なんで向かい合ってんの? 距離がやたら近すぎね!?
これってアレか? MジでKスする5秒前ってヤツd(強制終了)。
そんな今月の月刊アフタヌーン。
中身の漫画の方はというと……
VIVAアズサ祭りでした!!
ありがとうありがとうひぐちセンセー!!(←先月も同じコト叫んでたな・苦笑)
先月号の感想の最後を、私はこう締め括りました。
>これまで「必死じゃなかった」、つまり野球でもなんでもソツなくこなせてきたであろう花井くん。
>黙々とランニングしていた彼。いよいよ本気になる時が来るのでしょうか……?
「目標立てたって実現できるわけじゃない。
目標は、自分がそこへ向かっていくっていう約束なんだ。
自分の可能性、めいっぱいまで使ってみたいなら
目標はでかすぎないとダメだ!」
うぉお~!! やべぇ、アズサがカッコよすぎる!!
花井くんの本気、見さしてもらったぜ……!
それに加えて、花井の入浴シーン(おやじっぽい声付き)、
花井の寝姿(毛布を抱えて抱き枕状態って、おま…! 萌え殺す気か!)、
翌朝の寝ぼけ顔も(アイドルの寝起き襲撃?←違)。
祭りだ……! アズサ祭りだよ、おっかさん!(壊)
そんでもって、梓はなんだかんだ言ってもやっぱり母と仲良しだよねぇ。
(とゆーより、手玉に取られてるとゆーかw)
口では母に反抗的なこと言って邪険にしてるけど、
「(荷物)もって」って言われて何の疑問もなく持ってあげちゃうし、
結局は普通の家庭より母子の会話多そうだし。
というか、年頃の男の子っぽく、カッコつけてオヤに反抗した態度とって見せても、
根は孝行息子で、さりげなく優しくて、しかもそれが無意識の当たり前の行動なのよねー。
これは将来女にモテるよ、うん。特に年上にw
ああ、アタシもあんな息子が欲しい! きく江さんが羨ましい。
つか、おお振りキャラの中で嫁…旦那にするなら断然アズサ! 次点は和さん!(笑)
梓って、母+妹二人+祖母の女系家族の中で「お兄ちゃん」として頼りにされ、
さらにイロイロ便利にこき使われてる(笑)イメージがあるんだけど、私だけですか^^;?
「男くさくなっちゃって。あの可愛かった梓はもういないのね~」とかいう母のセリフを聞くと、
まだ物心もつかない頃に女装でもさせられたことあるんじゃないかと期待…心配w
部活でもモモカンという女帝に仕えているし、ひょっとして女運悪いのかな?(笑)
さて翌朝、「甲子園優勝」を目標にしようと他の皆を説得するため、朝練に20分早く着いた花井くん。
三橋くんも同じ目的で早く来てます。さらには泉くんも。
なんか皆が同じことを考えていたのが、心の繋がりを表わしてるみたいで嬉しいなvv
そして、私個人としては、水谷くんの話にすごく共感感じました。
キツイ練習についていけるか体力心配だけど、
そんな目標、実現できねーかも、って弱気にもなるけど、
それでも頑張ってやっていこう! って気持ちになれたことが。
「三橋がそう考えたんだから、オレだって」って心中で思った水谷くん。
その理由は、別に三橋くんを自分より下に見てる、ってことじゃなくて、
やっぱり三橋くんの頑張る姿は、他のチームメイトにも勇気をくれるというか、
西浦の皆にとって精神的な支柱になってきているんだな、と感じました。
こーいっちゃなんだけど、水谷くんが覚悟を決めたんなら、他の皆も大丈夫!
だって、クソレだし……先月号で、小学生の悪戯描き顔で寝そべってた人だし……。
(↑ひでーよ杏月・苦笑)
「目標は、全員一致で、甲子園優勝です」
西浦野球部員全員で揃って、モモカンに伝えるシーン。
その彼らの姿がすごく誇らしくって、ぞくぞくとモモカンばりに震えが走りました。
誰かに説得されて、やむを得ず目標を変えたわけじゃない。
一人一人が、自分で考えて、覚悟して、決心した「甲子園優勝」って目標。
嬉しいよ! 皆が前向きに高い目標を選び取ったことが。
田島くんもどこか誇らしげな顔してたね。よかった。
そんな新生西浦にモモカンがまずやらせたことは、「目標設定用紙」の記入。
「人生」と「スポーツ」の縦2列×「夢のような目標」「最低限の目標」「50年後の目標」~「今日の目標」まで横15行の、計30マス。
これを10分間(つまり1マス20秒)で書き上げる、というもの。
すげー!
かつて私も受講した社員研修を思い出しちゃった。つか、それよりもっとレベル高い。
その時は「ライフプラン」を想定する、とかで「○年後の自分」とか何段階か考えさせられ、書いた記憶があるけれど、
こんな短時間の制限時間はなかったもんなぁ。
この「ライフプラン」=自分の人生目標を考えるって作業、私はすんごく苦手でした。
今でも苦手。
今月号を読みながら、もし自分だったら何と書くだろう? と思いを巡らしてみたけれど、
三橋くん同様、制限時間内に1マスも埋まらなかったかも。
私が日々を、いかに無目的に、惰性でだらだらと生きているか、その証左ですね。
三橋くんが全然書けなかったのは、私のように人生に無目的だから、ではないです。
以前、「三橋くんの居場所」という心理考察でも書きましたが、
強固な自己否定・自己卑下で、アイデンティティ(居場所)を確保するのに必死だった状態から、
ようやく「居場所」を手に入れて、1歩を踏み出せたばかりの段階なので、
まだ「自分の人生の輝かしい未来」みたいなものを明確に描けないんじゃないでしょうか。
「マズローの欲求段階説」を借りれば、
「3.親和(所属愛)の欲求、集団帰属の欲求」がやっと満たされた段階では、
「5.自己実現の欲求」=自分の能力・可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたい、ということに、まだ考えが及ばないんじゃないかな?
でも、この目標設定用紙は、これから毎月1回やるそうですね。
きっとやる度に、どんどん書く内容が変わっていくんだろうな。
そんな三橋くん始め、西浦ーぜ皆の成長を見ていくのも楽しみだ♪
時間内に書き終えることができたのは、田島・栄口・西広の3名のみ。
田島くんは中学時(荒シー)に毎月やってて、栄口くんもシニアでやったことがあるとか。
……実際に、近年の少年野球って、こんなすげーこと取り入れてるんですか!?
ほぇええ~! びっくり。
目標を明確化するだけじゃなく、自己の現状分析もできて、集中力と、俊敏な頭の切り替えと、さらにやる気も出させる、すんごくメンタルにいい「練習」ですよね、これってきっと。
コレ書いてたら、ドーパミンやなんかの、やる気を出させる脳内物質が、どゎわ~~~って一気に分泌されそうだもん。
この「目標設定用紙」、漫画の中のお話だけじゃなく、リアルの現役野球少年も、
そして、私やあなたも、今からでもやってみたらすごく自分の役に立ちそう。
西浦ーぜに残された時間は、たったの2年間。約700日間。
限られた日数、フィジカル面で技術やパワーを鍛え上げるのはもちろんのこと、
メンタル面で意識改革して、日常のあらゆることを自分のレベルアップに意識づけして、
24時間の一時一時をいかに有意義に使うかが重要です。
そういうメンタル面の訓練を漫画の中に取り入れて描くあたり、
さすがはスポーツ心理学をいろいろ取材されたひぐち先生だなぁ。
それにしても、一度もやったことがない西広くんが制限時間内に書き上げたのは、
やっぱり彼は器が大きい、潜在能力が高いということか。さっすが西広先生w
それと、時間内に書ききれなくて「あと3分ください!」って言った沖くん。
気の弱い沖くんが、「最初からつまづきたくないから」って自分の主張をしっかり言えたのが、
めっちゃ微笑ましかった。
「頑張れ」「頑張れ」って各自の心の中で応援している西浦ーぜ達も。
ああ、ホントにいいチームだなぁ。
皆の書いた目標、かなり面白そうですねww
花井くんは「26歳……一流企業の新入社員?」とか思ってたけど、
いかにも堅実な長男らしい考え方w
てか、26歳で新入社員って、大学院でもいくつもり? それとも留年?(笑)
46歳で現役プレーヤーも、かなり実現困難な夢だと思うけど(苦笑)。
「200歳までプレーする」って田島くんの大真面目な目標も、もーおかしくってww
15~16歳の子達って、皆こんなカワイイこと真剣に考えて書いちゃったりするんだろうなぁ。
モモカンも「プ」とか笑ってたけど、私も横から盗み見てみたいよ、ソレ!(笑)
そして、「皆これから広い世の中を知っていくのね……」てなことをしんみり思ってるモモカン。
アンタほんとに23歳?(笑)
むしろ37歳(ひぐち先生の年齢)ぐらいに世の中見てきた感じの老成ぶりだよw
さあ、でかい目標を決めて、目標設定用紙でやる気も出して、いよいよハードな練習の始まり。
どれもこれもかなりキツそうだったけど、最後にやっていたティー。
あれ、実際にプロ野球選手がやってるのをすぐ目の前で見たことがあります。
昨年秋にフルスタ宮城(当時)に行って、楽天イーグルスの秋季キャンプを見学した時に。
花井くん達は30本だったけど、プロはさすがに2分間くらい連続でやってたかな?(うろ覚え)
1秒間に1~2振り、くらいの速度でバットをどんどん振るんで、
終わったらその場にくず折れ、腕も脚もブルブル&ぱんぱんに張って、すんげーつらそうでした。
(自分でやったことはないので、見た目の印象でw)
で、打撃コーチがティーやってる選手のすぐ傍で、モモカンみたいに、
「もっと速く!もっと振れ!腕!左腕!下がってる!」みたいな感じでガンガン声を掛けていました。
花井くんの横のゲージに入ってた田島くんは「もっと速く(ティー上げて)」って
自分でさらに難易度アップしてましたね。
さすがは田島様。すげぇなぁ……!
ティーが終わって、四つん這いでハァハァ言ってる梓の顔の横で、
モモカンがこっそりと、「花井君は、田島君がいて幸せだね」……って。
びびびびびっくりしたぁあああ! なななんだその意味深な口ぶりは!
腐女子の心拍数を無駄にあげないでくれたまへ!!
「"たった一人の部員"はどこ行ったんだ?」って花井くんの疑問と合わせて、
モモカンのニヤリとしてる顔が……素 で 恐 す ぎ ま す。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」とか「本当は恐ろしいグリム童話」とか「世界残酷物語」とか「青髭男爵」とか
とにかくそーゆーコワーいお話のタイトルばかりが一瞬脳裏を巡っちゃったよ~!(ガクブル)
モモカンが看護学校を出ている、という過去も、この"たった一人の部員"となんか関係あるんでしょうかね?
上記以外に、今月号の感想。
●朝練にチャリで爆走してきて、急ブレーキかけて斜め45度の角度で停まる泉くん。男らしくて惚れるw
●やっぱり水谷→篠岡だったかww
「オレも(深い意味は)ないですからーー」って叫びながら、グラウンド走り去ってくクソレ、かわいーなぁw
よりによって泉くんに勘づかれちゃうし(笑)。
●花井の双子妹s、可愛いよ~ww
そして、花井家はマンションの8階か……ふむふむ。
最後に、モモカンは花井くんに田島くんを越えなさい、と言いました。
まずは、足元にも及ばないくらいの飛距離を。
モモカンは田島くんより花井くんに目を掛けている、のではなくて、
花井くんがめきめきとレベルアップすれば、田島くんもまた今以上にレベルを上げることを見越して、
切磋琢磨する二人を想像し、込み上げる笑みが抑えきれないんでしょう。
田島くんは天賦の才が群を抜いている上に、何年も前から高い意識で野球に取り組んできました。
だから、これだけの天才ぶりを発揮しているのも、当然といえば当然。
一方の花井くんは、野球のセンスや身体能力は高いけれど、今まで意識はあまり高くなかったかも。
それが、これから「自分の可能性、めいっぱいまで使う」と本気になって、
めちゃめちゃ練習に取り組んだら……伸びしろはまだまだいっぱい!
もしかして本当に田島くんを越えるくらい大化けするかも!?
これまで、ここぞという場面でいいところなし、というチャンスに弱いキャラとして描かれてきた花井くん。
これってもしかして、これから格段に成長していく姿を描くための布石では!?
とアズサスキーの私は俄然ワクワクしてきました♪
![]() | 月刊 アフタヌーン 2008年 07月号 [雑誌] (2008/05/24) 不明 商品詳細を見る |
「目指すものはひとつ!!」ってアオリ文句が、く~っ!! ワクワクします!
三橋くん、可愛くて、かつ凛々しさを秘めた表情。いいねぇvv
阿部くん、キミ今月号1コマも登場しなかったね……(T_T)。
でも表紙の中心を飾ってて、主人公みたいだよw
仕方ない。今月はこれで我慢しよう……。
そしてそして、その阿部くんの後ろに立ってる二人はなんなんですか!?
なんで向かい合ってんの? 距離がやたら近すぎね!?
これってアレか? MジでKスする5秒前ってヤツd(強制終了)。
そんな今月の月刊アフタヌーン。
中身の漫画の方はというと……
VIVAアズサ祭りでした!!
ありがとうありがとうひぐちセンセー!!(←先月も同じコト叫んでたな・苦笑)
先月号の感想の最後を、私はこう締め括りました。
>これまで「必死じゃなかった」、つまり野球でもなんでもソツなくこなせてきたであろう花井くん。
>黙々とランニングしていた彼。いよいよ本気になる時が来るのでしょうか……?
「目標立てたって実現できるわけじゃない。
目標は、自分がそこへ向かっていくっていう約束なんだ。
自分の可能性、めいっぱいまで使ってみたいなら
目標はでかすぎないとダメだ!」
うぉお~!! やべぇ、アズサがカッコよすぎる!!
花井くんの本気、見さしてもらったぜ……!
それに加えて、花井の入浴シーン(おやじっぽい声付き)、
花井の寝姿(毛布を抱えて抱き枕状態って、おま…! 萌え殺す気か!)、
翌朝の寝ぼけ顔も(アイドルの寝起き襲撃?←違)。
祭りだ……! アズサ祭りだよ、おっかさん!(壊)
そんでもって、梓はなんだかんだ言ってもやっぱり母と仲良しだよねぇ。
(とゆーより、手玉に取られてるとゆーかw)
口では母に反抗的なこと言って邪険にしてるけど、
「(荷物)もって」って言われて何の疑問もなく持ってあげちゃうし、
結局は普通の家庭より母子の会話多そうだし。
というか、年頃の男の子っぽく、カッコつけてオヤに反抗した態度とって見せても、
根は孝行息子で、さりげなく優しくて、しかもそれが無意識の当たり前の行動なのよねー。
これは将来女にモテるよ、うん。特に年上にw
ああ、アタシもあんな息子が欲しい! きく江さんが羨ましい。
つか、おお振りキャラの中で
梓って、母+妹二人+祖母の女系家族の中で「お兄ちゃん」として頼りにされ、
さらにイロイロ便利にこき使われてる(笑)イメージがあるんだけど、私だけですか^^;?
「男くさくなっちゃって。あの可愛かった梓はもういないのね~」とかいう母のセリフを聞くと、
まだ物心もつかない頃に女装でもさせられたことあるんじゃないかと
部活でもモモカンという女帝に仕えているし、ひょっとして女運悪いのかな?(笑)
さて翌朝、「甲子園優勝」を目標にしようと他の皆を説得するため、朝練に20分早く着いた花井くん。
三橋くんも同じ目的で早く来てます。さらには泉くんも。
なんか皆が同じことを考えていたのが、心の繋がりを表わしてるみたいで嬉しいなvv
そして、私個人としては、水谷くんの話にすごく共感感じました。
キツイ練習についていけるか体力心配だけど、
そんな目標、実現できねーかも、って弱気にもなるけど、
それでも頑張ってやっていこう! って気持ちになれたことが。
「三橋がそう考えたんだから、オレだって」って心中で思った水谷くん。
その理由は、別に三橋くんを自分より下に見てる、ってことじゃなくて、
やっぱり三橋くんの頑張る姿は、他のチームメイトにも勇気をくれるというか、
西浦の皆にとって精神的な支柱になってきているんだな、と感じました。
こーいっちゃなんだけど、水谷くんが覚悟を決めたんなら、他の皆も大丈夫!
だって、クソレだし……先月号で、小学生の悪戯描き顔で寝そべってた人だし……。
(↑ひでーよ杏月・苦笑)
「目標は、全員一致で、甲子園優勝です」
西浦野球部員全員で揃って、モモカンに伝えるシーン。
その彼らの姿がすごく誇らしくって、ぞくぞくとモモカンばりに震えが走りました。
誰かに説得されて、やむを得ず目標を変えたわけじゃない。
一人一人が、自分で考えて、覚悟して、決心した「甲子園優勝」って目標。
嬉しいよ! 皆が前向きに高い目標を選び取ったことが。
田島くんもどこか誇らしげな顔してたね。よかった。
そんな新生西浦にモモカンがまずやらせたことは、「目標設定用紙」の記入。
「人生」と「スポーツ」の縦2列×「夢のような目標」「最低限の目標」「50年後の目標」~「今日の目標」まで横15行の、計30マス。
これを10分間(つまり1マス20秒)で書き上げる、というもの。
すげー!
かつて私も受講した社員研修を思い出しちゃった。つか、それよりもっとレベル高い。
その時は「ライフプラン」を想定する、とかで「○年後の自分」とか何段階か考えさせられ、書いた記憶があるけれど、
こんな短時間の制限時間はなかったもんなぁ。
この「ライフプラン」=自分の人生目標を考えるって作業、私はすんごく苦手でした。
今でも苦手。
今月号を読みながら、もし自分だったら何と書くだろう? と思いを巡らしてみたけれど、
三橋くん同様、制限時間内に1マスも埋まらなかったかも。
私が日々を、いかに無目的に、惰性でだらだらと生きているか、その証左ですね。
三橋くんが全然書けなかったのは、私のように人生に無目的だから、ではないです。
以前、「三橋くんの居場所」という心理考察でも書きましたが、
強固な自己否定・自己卑下で、アイデンティティ(居場所)を確保するのに必死だった状態から、
ようやく「居場所」を手に入れて、1歩を踏み出せたばかりの段階なので、
まだ「自分の人生の輝かしい未来」みたいなものを明確に描けないんじゃないでしょうか。
「マズローの欲求段階説」を借りれば、
「3.親和(所属愛)の欲求、集団帰属の欲求」がやっと満たされた段階では、
「5.自己実現の欲求」=自分の能力・可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたい、ということに、まだ考えが及ばないんじゃないかな?
でも、この目標設定用紙は、これから毎月1回やるそうですね。
きっとやる度に、どんどん書く内容が変わっていくんだろうな。
そんな三橋くん始め、西浦ーぜ皆の成長を見ていくのも楽しみだ♪
時間内に書き終えることができたのは、田島・栄口・西広の3名のみ。
田島くんは中学時(荒シー)に毎月やってて、栄口くんもシニアでやったことがあるとか。
……実際に、近年の少年野球って、こんなすげーこと取り入れてるんですか!?
ほぇええ~! びっくり。
目標を明確化するだけじゃなく、自己の現状分析もできて、集中力と、俊敏な頭の切り替えと、さらにやる気も出させる、すんごくメンタルにいい「練習」ですよね、これってきっと。
コレ書いてたら、ドーパミンやなんかの、やる気を出させる脳内物質が、どゎわ~~~って一気に分泌されそうだもん。
この「目標設定用紙」、漫画の中のお話だけじゃなく、リアルの現役野球少年も、
そして、私やあなたも、今からでもやってみたらすごく自分の役に立ちそう。
西浦ーぜに残された時間は、たったの2年間。約700日間。
限られた日数、フィジカル面で技術やパワーを鍛え上げるのはもちろんのこと、
メンタル面で意識改革して、日常のあらゆることを自分のレベルアップに意識づけして、
24時間の一時一時をいかに有意義に使うかが重要です。
そういうメンタル面の訓練を漫画の中に取り入れて描くあたり、
さすがはスポーツ心理学をいろいろ取材されたひぐち先生だなぁ。
それにしても、一度もやったことがない西広くんが制限時間内に書き上げたのは、
やっぱり彼は器が大きい、潜在能力が高いということか。さっすが西広先生w
それと、時間内に書ききれなくて「あと3分ください!」って言った沖くん。
気の弱い沖くんが、「最初からつまづきたくないから」って自分の主張をしっかり言えたのが、
めっちゃ微笑ましかった。
「頑張れ」「頑張れ」って各自の心の中で応援している西浦ーぜ達も。
ああ、ホントにいいチームだなぁ。
皆の書いた目標、かなり面白そうですねww
花井くんは「26歳……一流企業の新入社員?」とか思ってたけど、
いかにも堅実な長男らしい考え方w
てか、26歳で新入社員って、大学院でもいくつもり? それとも留年?(笑)
46歳で現役プレーヤーも、かなり実現困難な夢だと思うけど(苦笑)。
「200歳までプレーする」って田島くんの大真面目な目標も、もーおかしくってww
15~16歳の子達って、皆こんなカワイイこと真剣に考えて書いちゃったりするんだろうなぁ。
モモカンも「プ」とか笑ってたけど、私も横から盗み見てみたいよ、ソレ!(笑)
そして、「皆これから広い世の中を知っていくのね……」てなことをしんみり思ってるモモカン。
アンタほんとに23歳?(笑)
むしろ37歳(ひぐち先生の年齢)ぐらいに世の中見てきた感じの老成ぶりだよw
さあ、でかい目標を決めて、目標設定用紙でやる気も出して、いよいよハードな練習の始まり。
どれもこれもかなりキツそうだったけど、最後にやっていたティー。
あれ、実際にプロ野球選手がやってるのをすぐ目の前で見たことがあります。
昨年秋にフルスタ宮城(当時)に行って、楽天イーグルスの秋季キャンプを見学した時に。
花井くん達は30本だったけど、プロはさすがに2分間くらい連続でやってたかな?(うろ覚え)
1秒間に1~2振り、くらいの速度でバットをどんどん振るんで、
終わったらその場にくず折れ、腕も脚もブルブル&ぱんぱんに張って、すんげーつらそうでした。
(自分でやったことはないので、見た目の印象でw)
で、打撃コーチがティーやってる選手のすぐ傍で、モモカンみたいに、
「もっと速く!もっと振れ!腕!左腕!下がってる!」みたいな感じでガンガン声を掛けていました。
花井くんの横のゲージに入ってた田島くんは「もっと速く(ティー上げて)」って
自分でさらに難易度アップしてましたね。
さすがは田島様。すげぇなぁ……!
ティーが終わって、四つん這いでハァハァ言ってる梓の顔の横で、
モモカンがこっそりと、「花井君は、田島君がいて幸せだね」……って。
びびびびびっくりしたぁあああ! なななんだその意味深な口ぶりは!
腐女子の心拍数を無駄にあげないでくれたまへ!!
「"たった一人の部員"はどこ行ったんだ?」って花井くんの疑問と合わせて、
モモカンのニヤリとしてる顔が……素 で 恐 す ぎ ま す。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」とか「本当は恐ろしいグリム童話」とか「世界残酷物語」とか「青髭男爵」とか
とにかくそーゆーコワーいお話のタイトルばかりが一瞬脳裏を巡っちゃったよ~!(ガクブル)
モモカンが看護学校を出ている、という過去も、この"たった一人の部員"となんか関係あるんでしょうかね?
上記以外に、今月号の感想。
●朝練にチャリで爆走してきて、急ブレーキかけて斜め45度の角度で停まる泉くん。男らしくて惚れるw
●やっぱり水谷→篠岡だったかww
「オレも(深い意味は)ないですからーー」って叫びながら、グラウンド走り去ってくクソレ、かわいーなぁw
よりによって泉くんに勘づかれちゃうし(笑)。
●花井の双子妹s、可愛いよ~ww
そして、花井家はマンションの8階か……ふむふむ。
最後に、モモカンは花井くんに田島くんを越えなさい、と言いました。
まずは、足元にも及ばないくらいの飛距離を。
モモカンは田島くんより花井くんに目を掛けている、のではなくて、
花井くんがめきめきとレベルアップすれば、田島くんもまた今以上にレベルを上げることを見越して、
切磋琢磨する二人を想像し、込み上げる笑みが抑えきれないんでしょう。
田島くんは天賦の才が群を抜いている上に、何年も前から高い意識で野球に取り組んできました。
だから、これだけの天才ぶりを発揮しているのも、当然といえば当然。
一方の花井くんは、野球のセンスや身体能力は高いけれど、今まで意識はあまり高くなかったかも。
それが、これから「自分の可能性、めいっぱいまで使う」と本気になって、
めちゃめちゃ練習に取り組んだら……伸びしろはまだまだいっぱい!
もしかして本当に田島くんを越えるくらい大化けするかも!?
これまで、ここぞという場面でいいところなし、というチャンスに弱いキャラとして描かれてきた花井くん。
これってもしかして、これから格段に成長していく姿を描くための布石では!?
とアズサスキーの私は俄然ワクワクしてきました♪
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