先週の「X-MEN」に引き続き、今週の日曜洋画劇場は続編の「X-MEN2」。



こちらは2003年公開。
監督、主要キャストは前作と同じ。

1作目は、X-MENとブラザーフッドの対決という、ミュータント同士の闘いだったけど、
2作目は、ミュータントを絶滅させようとする人間側と、X-MEN&ブラザーフッドの共闘でした。


(以下、映画のネタバレと腐女子的発言に満ち満ちていますので、ご注意下さい。)



では、「X-MEN2」の感想を思いつくままダラダラと。


●ヒュー!カッコイイよ、ヒューvv!!
失った自分の記憶を求めて、さ迷い苦悩するローガン(ウルヴァリン)。
軍の被験体としてアダマンチウム製の鋭利な爪と全身骨格を無理矢理移植され、記憶を操作されて。
傷を負ってもすぐに回復してしまうヒーリング・ファクター(自己治癒力)を持つがゆえに、年老いることもなく時の流れに一人取り残される。
そんな影を帯びた孤独なヒーロー・ウルヴァリンが原作の中で人気あるのも当然ですよね。
でもチビでがさつで全身黄色タイツなオッサンだけど(笑)。
それが映画版だと188cmのイケメン、ヒュー・ジャックマンですよ!?
胸板厚いし、手足は長いし、フェロモンだだ漏れだし。
そんな体で肉弾戦のアクションシーン連発。
「X-MEN」シリーズはヒューの魅力を堪能するのに一番オススメの映画です!(笑)

●ハル・ベリーの見せ場がやたら目につくなー。
1作目から2作目までの間に、ヒュー・ジャックマンの人気沸騰、ハル・ベリーのアカデミー賞受賞などがあったから、一部キャストのギャラもうなぎ上りだったんでしょう、きっと。
前作ではX-MENメンバーみんなに万遍なく見せ場があったような気がするのに、今作はストームの活躍の多いこと多いこと。
いや、ハル・ベリー好きだけどさ。
でもなんだかアンバランスな印象が拭えないのは私だけ?

●マグニートー、しびれる~vv!
磁力を操る能力を利用して、牢の監視員の血液から鉄分を抜き出し、小さな鉄球を形成して牢屋を破壊、まんまと脱獄するシーン。
「うわ~!サー、すげぇ!カッチョイ~!」と思わず叫んじゃいました(笑)。
原作のマグニートーは筋肉ムキムキな印象なので、サー・イアンはちょっと細すぎ?という違和感もなきにしもあらずだけど。
でも、よりクレバーで威厳に満ちたマグニートーになってると思いますv

●ミスティーク姐さん、惚れるvv!
あのセクシーダイナマイツな全身真っ青も素敵だけど、頭も切れるし(マグニートーを助けるために牢の監視員に鉄分を過剰補給とか)、体の動きも鮮やかだし(前作ではウルヴィとほぼ互角の戦い)、仕事のデキル女は眩しいっす!
……こうしてみると、X-MEN側のヘタレっぷり・やられっぷりに比べて、ブラザーフッド側のキレが冴えて見えますね(苦笑)。

●ボビーにもらい泣き。
実の両親と弟に、自分がミュータントであることをカミングアウトして、恐れと怯えの眼差しで見られるボビー(アイスマン)。
本当の自分を受け入れてもらえず、帰るべき家を失って。
まだ10代の少年には辛すぎる過酷な経験です……。

●サイクロップス、ヘタレ過ぎ……orz。
プロフェッサーXの護衛のはずが敵側にすぐ捕まっちゃうわ、「再教育」されてジーンを攻撃しちゃうわ。
クライマックスシーンでジーンが水に飲まれ犠牲になるのも、よくよく考えれば、サイクが暴れて地下組織の建物にヒビ入ったから崩壊が始まったんだよね?
なにより存在全てがローガンの引き立て役ってところが哀し過ぎる……。
ジーンの女心がスコットとローガンの間で揺れ動いている……というより、ローガンになびいているのは誰の目にも明らか。
原作漫画だとサイクとジーンはらぶらぶで、結婚して子供までいるし、ウルヴィがいくら口説いても間に割って入る余地もないって感じなんだけど。
映画版は、
 ヒーロー=ローガン(ウルヴァリン)
 ヒロイン=ジーン
 馬に蹴られる横恋慕男=スコット(サイクロップス)
っつー構図で、なんともサイクが憐れでなりません……(涙)

そもそもサイクって「X-MEN」の主人公のはずなのにな。(原作の初期の頃だけ?)
サイク役のジェームズ・マーズデンだって1作目の出演決まった時は「やった!X-MENの主役に抜擢だ!」ってきっと喜んだんだろうに……。
いつも顔がバイザーで隠れてるから目立たないしね。
その状態で感情の揺れを演技で表現するのって難しかろうと同情してしまいます。
でも青い目がとても綺麗で、笑顔の素敵な俳優さんなんですよ、ホントは。
ただ今劇場公開中の3作目では、さらに輪をかけてサイクの出番が少なくなったみたいだし……(T_T)。

●そして、杏月の「X-MEN2」ベスト・シーン
ジーンが水底に飲まれ、スコットがローガンの胸板を叩きながら縋りついて泣き崩れるシーン。

コレ。
これ見た瞬間、私は「X-MEN」に萌え落ちました(苦笑)。
そのシーンまでは純粋な目で楽しんでたのになぁ。



それにしても「X-MEN:ファイナルディシジョン」、映画館で見たいな~!



監督がブライアン・シンガーからブレット・ラトナーに変わって、作風もどんな風に変わったのか気になります。
(監督が変わったのは、シンガー監督がマーベル・コミックのライバル社の看板漫画「スーパーマン」映画化に浮気しちゃったから・涙)
2作目も1作目より登場するミュータントが増えたけど、3作目はビーストとかエンジェルとか、さらにわらわらと登場するみたいだし。
「ミュータントは病気。それを『治療』する新薬・キュアを受け入れるか、否か」っていう究極の選択を迫られるストーリーも面白そうですね。
アクションシーンがすごく派手なようだし、きっと大画面で見たらドキドキ・ワクワク楽しそう!!
でも、しばらく映画館は無理そうだな……。
DVDを首を長くして待ちます……。
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