2019_05
01
(Wed)23:59

はじめまして令和

昨日「平成」に別れを告げたのならば、
今日は「令和」を迎える挨拶をせねば(笑)。

様々なメディアで何度も取り上げられているので周知の事実ではありますが、
せっかくなので、ここ善哉庵でも備忘録として書き留めておきます。

元号「令和」の出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花の歌三十二首」の序。
初春の令月(れいげつ)にして
気淑(よ)く風和ぎ
梅は鏡前の粉を披き
蘭は珮後(はいご)の香を薫す

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新元号「令和」を読み解く 二文字が持つ意味は?(日本経済新聞4月1日)
1日施行の新元号 「令」と「和」漢字の成り立ちは?(毎日新聞4月29日)

政府見解によれば、「令和」という元号には、
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
という意味が込められているそうで。
ちなみに、元号に「令」の字が使われるのは初めて、「和」は20回目。
日本の古典に由来する元号も、初めて。

「令」と「和」、それぞれの漢字の意味についても深掘りしてみましょう。

「令」
[1] いいつけ。上の者からの指示。
[1] おさ。長官。
[1] よい。すぐれた。立派な。相手の親族を敬っていうことば。
[1] のり。おきて。決まり。法律。
[2] しむ。せしむ。「令AB~」の形で、「AをしてBせしむ」と読み、「AにBをさせる」の意。


上の部分は冠を表し、冠をかぶりひざまずく人が神のお告げを聞く様子を表す。
「命ずる」の意味で使われる(命令、法令など)ことが今では多いけれど、
政府は令を「美しく」と説明。(上記の3番目の意味ですね)
「神の言葉が清らかであることから『すばらしい』『美しい』の意味が生まれた」との専門家の弁。

「和」
[1] なごむ。やわらぐ。おだやかになる。
[1] なごやか。おだやか。
[1] やわらげる。おだやかにする。
[1] あえる。まぜる。調合する。
[1] 仲良くする。争わない。
[1] 二つ以上の数を足したもの。
[1] 車の軾(しきみ)につける鈴。軾とは、前部についている横木。
[2] 応える。声で反応する。
[2] 声を合わせる。調子を合わせる。
[日本] わ。やまと。日本。
[日本] なぎ。風がおさまり波がおだやかな状態。


右側の「口」が、人々の意見が一致する、話をして心が通じ合うという意味。
左側の「禾」はカとワの中間である「クヮ」という音を表し、「ワ」の読み方につながる。

余談ながら、

典拠の文脈を精読すると、
〈権力者の横暴を許せないし、忘れることもできない〉という、
おそらく政府関係者には思いも寄らなかったメッセージが読み解けてきます。

と解説された東大教授の下記の手記が興味深かったです。
東大教授が解説!「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ(現代ビジネス4月20日)


ところで、4月1日12時頃、新元号「令和」が発表された直後に、
とある楽曲のツイート数が急増したとか。



それは、エリック・クラプトンが参加したデレク&ザ・ドミノスというバンドの有名な曲、
「いとしのレイラ」。
1970年に発表……ってそんなに昔の曲だったの!?
私がかつて仕事終わりに足繁く通っていたブリティッシュバーにて、
生バンドの演奏でよく聴き惚れていた曲でした。
特徴的な前奏が忘れられない名曲ですよね。

新元号「令和」で「いとしのレイラ」が脳内再生される人たち(4月1日)
新元号「令和」でエリック・クラプトンが“トレンド”に 名曲「レイラ」との語感で(デイリースポーツ4月1日)


……うん、正直この発表以降、
私の脳内でもクラプトンが「♪れいらああ~」って熱唱しまくってますわ(苦笑)。
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文月   
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