2017年が始まって早8日目、
ようやくブログテンプレートをお正月モードに替えました。

先月(2016年12月)に使っていたテンプレートは、
雪の結晶画像が素敵だし、レスポンシブ対応だし、
1月もそのまま使おうかな、と思っていたんですが、
部分的にジングルベルの名残があって、少々クリスマス風味だったもので^^;。
PC版と携帯版は、ガラリと和風に模様替え。
過去にも何度かお借りしたことのあるテンプレートですが、
牡丹や菊や梅が咲きほころぶ、おめでたい雰囲気にしてみました。
スマホ版は、お正月っぽいテンプレートがなかったので、雪の結晶テンプレートに。
読みにくい、形が崩れる、など閲覧上の不都合が何かございましたら、
お教えいただけると幸いです。

さて、この花咲きほころぶブログテンプレに合わせて、
本日はお正月に相応しい和菓子をいただきましたよ。

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「花びら餅」とは?

花弁餅、花片餅とも書き、菱葩餅(ひしはなびらもち)ともいう。
白餅を丸く平らに延ばして、上に小豆(あずき)汁で染めた菱形の薄い餅を重ね、
蜜(みつ)漬けにして柔らかくしたふくさごぼうと白みその餡(あん)を入れて、
編笠(あみがさ)の形に二つ折りにする。
菱餅の紅色が白餅から透けて、みやびな淡紅色となる。
茶道では初釜(はつがま)に用いる代表的な菓子の一つである。
皇室では正月行事用につくるが、
本来は鏡餅に押しあゆ、ダイコンを添えた御所鏡に始まるもので、
ふくさごぼうは押しあゆの名残(なごり)である。

花びら餅(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 コトバンク)

つまり、平安時代の宮中の新年行事「歯固めの儀式」が由来で、
お正月限定のおめでたい和菓子、ってことですね。
裏千家の初釜の茶事(年初めの茶会)でいただくお菓子としても有名だそうな。

冒頭の写真でご覧の通り、
半月型の白いお餅の下から、薄紅色がほんのり透けて見えて、
白味噌の餡と柔らかなお餅のハーモニーが上品な味わい、
さらに、ふくさごぼうの食感が程よいアクセントになっていて、
「嗚呼、迎春……!」と優雅な気分になりましたわ。
(↑どんな気分だよ…)
せっかくだからお茶も点てれば良かったな。

それにしても、なんで甘いゴボウ!?

その答えはこちら↓に詳述されていました。
初釜の和菓子「花びら餅」に何故ゴボウが入っているの?(tenki.jp2016年1月9日)

(「歯固めの儀式」は)齢を固めるために押し鮎などの堅いものを食べて、健康と長寿を祝う行事でした。
鮎は「年魚」とも書くので年始にふさわしく、お供えに用いられたと、『土佐日記』にも記されています。
この風習が、やがて鏡餅に押し鮎、ダイコンを添えた御所鏡となったようです。
そしてさらに簡略化され、宮中雑煮と呼ばれた餅の中に食品を包んだものが配られるようになります。
牛蒡を押し鮎に、餅と白味噌餡を雑煮に、それぞれ見立てているのです。
京都のお雑煮は白味噌仕立てであることを考えれば、お雑煮と花びら餅との関係にも納得が行きますね。


ふむふむ、要するに、
「お正月に固いもん食べて元気&長寿になろうず!」

御所鏡(鏡餅+「年魚」=押し鮎+大根)を食べよう。

簡略化。宮中雑煮(餅の中に食品を包んだもの)を食べよう。
押し鮎は、蜜漬けのふくさゴボウで代替しよう(大人の事情?)。

鮎→ゴボウって……
その発想の転換とイマジネーションの飛躍性に愕然としますが、
「お正月に固いもん食べて元気&長寿になろうず!」 という
本来の『固いもの』の主旨をゴボウで死守しているわけですし、
これがまた意外と味も食感も合っていて、花びら餅の美味しさに欠かせないですしね。
昔の人々が考え伝えてきた『伝統』ってやつは、やっぱりスゴイ、
と尊敬と感謝の念を抱きつつ、舌鼓を打ちました♪
これで今年も健康&長寿、GETだぜ!!!
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