アフタを読む前に 言っておくッ!
おれは今 少女漫画の王道を ほんのちょっぴりだが 体験した
い…いや… 体験したというよりは まったく理解を 超えていたのだが……

あ…ありのまま 今見てきた事を話すぜ!

「高校野球の試合が始まると思ったら グラウンドの真ん中で
 阿部が三橋に顎クイしていた」


な… 何を言っているのか わからねーと思うが 
おれも 何を読まされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
壁ドンだとか頭ポンだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしい萌えの片鱗を 味わったぜ…

アフタヌーン

アフタヌーン
著者:アフタヌーン編集部
価格:700円
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本日発売の月刊アフタヌーン2016年6月号、
「おおきく振りかぶって」は新展開に入りましたね。

「4市大会」ハジマタ―――――!!!
崎玉ナイン再登場キタ―――――!!!!


まず冒頭は、10月某日、西浦高校1年生の学校行事「鎌倉遠足」。
東京駅現地集合で、鎌倉観光して、とくに何もなく終わりました、
と約1ページ半でサクッと済んじゃいましたが、
……カップル待望の、嬉し恥ずかし「鎌倉遠足」。
その僅か数コマの行間を、あ~んな妄想やこ~んな妄想で埋める余地は∞!!←

そして連載13年目にして新事実発覚!
西浦高校があるのは「採野市」。
「浦中市」と「宮央市」と「与原市」と「石槻市」が合併して出来た市だそうで。
……浦和市・大宮市・与野市・岩槻市が合併したさいたま市、をあえて別名にしたんですね。
過去13年間、おお振り作中には、
県営大宮球場とか市営大宮球場とか川越初雁球場とか、
戸田とか狭山とか春日部とか鴻巣とか久喜とか、
リアルに存在する実名がいっぱい出ていたので、
西浦高校の所在地名はそのまま「さいたま市」なんだと思ってました。

で、その4つの市が合併してできた「採野市」では、
合併前の旧市時代の名残で、その名も「4市大会」という大会が10~11月に行われる、と。
「4市大会」という名称は、
秋季県大会南部地区のトーナメント抽選(21巻)で初めて出てきましたが、
新人戦(21巻冒頭3ページで終了)とは違って、本編内で詳しく描かれるんですね!
硬式高校野球部門には22校が参加し、
3校ごと各グループ総当たり戦で、決勝トーナメントに進むのは7校+昨年度優勝校。

西浦はFグループを勝ち抜いて決勝トーナメントに進出したそう。
1回戦の相手は、Eグループを勝ち抜いた「崎玉高校」!!
そして次の2回戦は、順当に進めば昨年度優勝のARC!!
崎玉高校は過去に登場した高校の中でも、私の好きなチームの一つなので、
再登場はめっちゃ嬉しい♪
わ~いわ~い♪
大地は相変わらずのイケメンバカ(失礼w)で元気いっぱいでポジティブだし、
イッチャン先輩は相変わらずツンデレ可愛いし、←
他の2年生の先輩達も久しぶりの懐かしい顔ぶれで、見ていてニコニコしちゃうvv
感動の引退をした3年生のタイさんも、スタンドから見守ってくれてますよーvvv
さらに、夏大の選手名鑑に載っていたのになぜかベンチ入りしていなかったという、
謎の選手「石浪トモ」くんが5番で初登場!
眉毛が太くて丸刈りで見た目ドカベン風、性格は控えめな、私好みの朴訥タイプ(笑)。
いきなり5番だなんて、どんなバッティングを見せてくれるのか、ダークホースの実力が楽しみ!

一方、我らが西浦のエース・三橋くんは……緊張していて自信なさそう。
あんなに「メントレ!」「プラス思考!」って前回まで鍛錬していたのに、
なかなか簡単には身についていないみたいですねぇ。
それも仕方ないか。
三橋くんにとっての生命線であるコントロールがまだ完全ではないし、
今回は夏大3回戦とは違って、4番の佐倉大地を全打席敬遠せず、真っ向勝負しなきゃだし。
不安要素がいっぱいですもんね。
試合会場入りで大地くんと会った時もビビりまくりで、
田島くんから「プラス思考ビ―――ム!!」を浴びせてもらったけど……。
いよいよ試合が始まるところで、マウンド上でいつもの儀式、
アベミハでお手々合わせて見つめ合い
(↑正確には、互いの手の温度で緊張を確認する作業)
をやってみたら、三橋くんの手は冷たーくなっててド緊張!
阿部くんは「“だいたい4分割”で今は充分」と三橋くんを励まし、
「プラス思考! 上向け」と言いながら、
キャッチャーミットを嵌めた左手で三橋くんの顎の下に触れて、クイッと顔を上げさせ……
なっ……!? あ、顎 ク イ……だと……ッツ!!!?!?!!

あ…ありのまま 今(以下略、冒頭へ戻る)

アフタヌーンは青年漫画雑誌だと思って軽い気持ちで油断して読んでいたら何てことない小さな一コマに少女漫画も真っ青の胸キュン王道シチュがさりげなーく仕込まれてたりするから予想外の方向から飛んでくる萌え爆弾で致命傷を負わないように常に細心の警戒を払わなきゃならんってことで作者のひぐちアサ先生の掌の上でまんまと踊らされているのは重々解っているけれど同じアホなら踊らにゃ損損!!(←息継ぎなし)

あ、ちなみに過去に阿部くんは三橋くんに対して、
「足ドン」:腕じゃなくて足で壁ドンするようなオレ様ポーズ
→4巻P.196で(西浦裏グラベンチで桐青の打者データを暗記していた「はーいおきてくださーい」の時)
「肩ズン」:相手の肩にずーんと凭れるように頭を乗せる
→14巻P.191で(夏大5回戦・美丞大狭山に負けて、松葉杖をついた阿部に三橋が「ま、け…たっ」の時)
「肩グイ」:相手の肩をグイッと抱き寄せる+「耳つぶ」:相手の耳元で甘い言葉を呟くのコンボ技
→22巻P.22(秋季地区・武蔵野第一戦4回裏、マウンドで)
と、あの手この手で胸キュン技を仕掛けています。
タカヤ……恐ろしい子……ッ!!(白目)
現在23種類!壁ドンネクストブームの勢いが止まらない!最新は「耳つぶ」らしいが・・・(NAVERまとめ1月3日)


腐女子の世迷言は置いといて、と。
西浦の試合前の円陣が新しくなりましたね。
今までは、“円くなり、膝に手を置き前傾姿勢で、
「にしうらーぜっ!」「お!」と掛け声”という、よく見かける形でしたが、
今回からは、“円くなり、後ろ手に組んでおおきく胸を反らせ、
「にしうらっ」「おおお!」と掛け声”。より上向きでポジティブな感じ。

ハマちゃんも久しぶりに登場vvv
今日は応援団ではないけれど、三橋母達とスタンド観戦するようです。

そして、さっそくプレイボール!
1回表・崎玉の攻撃は、
先頭打者の杉田くんも、2番打者の上村先輩も凡退。
3番の“ナイスサワー”こと沢村先輩は、
早打ちにならずに、三橋投手に球数をなるべく多く放らせ、テンポを悪くして、
大地と石浪に出来るだけ打席を回そう、と作戦を立てているようですね。
前回、崎玉と対戦して以降、
夏の県ベスト4の武蔵野第一に投げ勝ち、
県No.2の千朶に対しても序盤はリードしていた西浦なので、
フツーに考えれば、崎玉にも勝てる実力のハズですが……
……最近は、おお振り作中における各校の強さヒエラルキーが混沌としてる気がするので^^;、
三橋くんの出来次第では、どっちに転ぶか分からない!?
大地くんもリベンジに燃えてるしね!

果たして試合展開は!?
勝って、ARCの対戦切符を得るのはどっちだ!?
……と盛り上がったところで、
次号(アフタヌーン7月号)は休載orz
8月に27巻発売!
 お楽しみに♪
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