ほぼ皆既月食 

2021, 11. 19 (Fri) 23:59

今夜は部分月食でした。
今回は、月の直径の97.8%まで地球の影に入り込む、「たいへん深い部分月食」だそうです。

11月19日は部分月食(2021年11月)(国立天文台NAOJ)

17:56頃の月↓
2021-11-19moon1756.jpg

食の最大は18時02.9分だったそうなので、その約7分前、ですね。
私の写真の腕ではボケボケですが、
一応は赤銅色なお月様と、月のウサギもぼんやり撮れました。

日本では140年振りの現象、「限りなく皆既に近い部分月食」に注目(ウェザーニューズ11月19日)
ほぼ皆既月食 神秘的140年ぶり天体ショー総まとめ(テレ朝news11月19日)
今日は「ほぼ皆既」月食。89年ぶり次回は65年後(Impress Watch11月19日)


“140年ぶりの現象”とか、
継続時間が“この300年間で最長レベル”とか、
“89年ぶり”とか、“65年後”とか、
昨今、天体ニュースで「随分レアな現象なんだなぁ」と感じさせる数字がよく踊ってますが。

記事をよくよく読めば、
「“限りなく皆既に近い部分月食”が日本全国で見られた」のが
140年(1881年12月6日)ぶり、だったり、
「同様の部分月食が観測できた」のが
89年(1932年9月15日)ぶり、だったり。

そもそも皆既月食も、部分月食も、割と頻繁に起こってますし、
なんなら今年の5月26日は“スーパームーンの皆既月食”でしたしね。

18:57頃の月↓
2021-11-19moon1857.jpg

食の最大から1時間ほど経って、半月ぐらいに戻ってきました。

そして、20:07頃の月↓


今回の部分月食は、16時18.4分に始まって19時47.4分に終了したので、
20時過ぎにはすっかり真ん丸の満月に。
嗚呼、やはりお月様は欠けても満ちても美しい。
人の身に何があろうと、何億年も変わらぬ姿に、見ていて心救われます。

秋の夜の 月にこころのあくがれて 雲ゐにものを 思ふころかな (花山院・詞花集106)
関連記事

0 Comments

Leave a comment