2016_01
02
(Sat)23:59

見ざる言わざる聞かざる

最寄りの神社に、初詣に行ってきましたよ!

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※↑神社ではありません。

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手水舎も凍る世界……(ガクブル)。

今年は2年ぶりにおみくじも引いてみましたよ!
さあて、今年の運勢は……?


中吉
雪にたえ 風をしのぎて うめの花 世にめでらるる その香りかな


ほうほう。中吉。
これは良い結果……なのかな?
瞬時に大喜びできるでもなく、なんかビミョー?(笑)

過去に私が引いたおみくじの結果を並べてみると、
2009年:小吉
2013年:小吉
2014年:吉
と来て、今年は「中吉」。

で、おみくじのランキングは下記の順番だそうで。

■7段階の場合の縁起の良い順番
大吉 >中吉 >小吉 >吉 >末吉 >凶 >大凶

■12段階になっている場合の縁起の良い順番
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶


てことは、おおっ!?
中吉って大吉の次じゃん!
これはラッキーなんでないの!?(←喜ぶのが遅ぇよ)

おみくじのお告げを詳しく読むと、なんでも、
年の初め頃は憂き事もあるけれど、
あまり悲嘆せず、身を慎み、慌てず騒がずおれば、
後に吉が訪れるだろうから、心静かに……。
ってことらしいですよ。

とりあえず私が今、気になる項目としては、
「病気(やまい):気遣いなし。信心せよ」
だそうなので、まぁ今年は平穏無事に、健康に感謝して過ごせそうかな?

と言いつつ、おみくじは然程信じていないんですけどね^^;。
どちらかというと、確率統計として捉えているというか……(←バチ当たりめ!)
それでも、年々徐々に運勢が良くなっているのは、やっぱり嬉しい限り!
気分が上向きになれますね♪
「然程信じていない」と言いつつも、例年通り、
おみくじは今年一年、お財布に入れて大事に持ち歩きますね。

私の引いたこのおみくじ、各項目の最初の一つ目にこう書かれています。
「願望(ねがいごと):おそいが後に叶う。口舌を慎みてよし」

口は災いのもと。
あんまり余計なことはしゃべらずに、寡黙にいなさいよ。ってことでしょうかね。

奇しくも、今年は申年。
猿といえば、「見ざる言わざる聞かざる」
3匹の猿が、両手でそれぞれ目、耳、口を隠しているアノ構図ですね。
日光東照宮で見たなあ。懐かしいvv
「三猿」とも呼ばれ、叡智の3つの秘密を表しているそうです。
世界各地(アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど)に「三猿」に似た諺や表現があり、
その起源は未だ不明だとか。

例えば、
●『論語』
「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」
(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)
意味は、
礼節にそむくことに注目してはいけない。礼節にそむくことに耳を傾けてはいけない。礼節にそむくことを言ってはいけない。礼節にそむくことを行ってはいけない。

●天台宗の止観の空、仮、中の教え
「耳は人の非を聞かず、目は人の非を見ず、口は人の過を言わず」

●『沙石集』(鎌倉時代の説話集)
「言ハザルト 見ザルト聞カザル 世ニハアリ 思ハザルヲバ イマダ見ヌカナ」
意味は、
言わない、見ない、聞かないは口と目を閉じ、耳を塞げばできるが、思わないのは至難の業だ。

●『孟母三遷(もうぼさんせん)』(孟子が幼い頃の故事伝記)
孟子の母親は、子の将来を考えて、
教育上ふさわしくない、世の中の悪いことを見たり聞かせたり言わせたりしないようにした。
という教育論的な説。

●一般的によく言われているのは、大人になってからの処世術
自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは、見ない、聞かない、言わないのが良い、
むやみに他人に言ってはいけない。
という戒めの説。

諸説あるようですが、要するに、
「教育上悪いことを見せるな、聞かせるな、言わせるな」
「余計なことや人の欠点を見るな、聞くな、言うな」
って主旨でしょうかね。

私にとっては、幼い頃から今に至るまで、好きな人生訓の一つといいますか、
他人の欠点を見ない、聞かない、言わないという謙虚な姿勢、好きですね。


「見ない、聞かない、言わない」
実は、このブログに非常に関係の深~い言葉だったりします。

ブログタイトル「善哉庵~杏月の萌え日記」のすぐ下に書かれた紹介文に、
「I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes... or should I ?」
と書いています。かれこれ10年ほど前から。
その意味は、ブログ開設日の一番最初の日記に書いたとおり、
「(誰も僕を知らず。僕のほうでも誰も知らないところでありさえしたら、そこへ行ってどうするかというと、)
僕は耳と目を閉じ口を噤んだ人間になろうと考えたんだ。
だがならざるべきか


「僕は耳と目を閉じ口を噤んだ人間になろうと考えたんだ」
ここまでは、サリンジャーの名著「ザ・チャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)」の一節で、
「見ざる言わざる聞かざる」と同様の意味ですよね。
ところが、最後に一言、「or should I ?」が追加されている。
これは、アニメ「攻殻機動隊S.A.C.」でシリーズのキーワードともなっていた重要な一文。
これにより、「だがならざるべきか」……つまり、
「見ざる言わざる聞かざるでいて良いのか? いや、いるべきではない」となります。

……あれれ?
さっきは「見ざる言わざる聞かざるは、私の好きな人生訓」とか言ってたのに、
矛盾してる^^;?

いえいえ。
他人の粗探しや誹謗中傷はしたくないし自戒したいけれど、
他人の目ばかり自意識過剰に気にすぎて、
自分らしさを素直に表現できない「耳と目を閉じ口を噤んだ人間」にはなるまい、
という、ブログを開設・運営する上での、自分への鼓舞として、
常にブログの冒頭に掲げている一文なのです。


ということで、申年の2016年。
他人様の良くないことについては「見ざる言わざる聞かざる」で、
しかしながら、自己表現は「見ざる言わざる聞かざるにはならず」、
健やかにまっすぐ素直に自分らしく、を目指していきたいものです。
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