5月の大型連休になって、桜前線もおおむね日本全国を覆い尽したようなので、
(今、北海道の東や北あたりが満開なのかな?)
ブログのテンプレートを模様替えしました。
……4月中に、自宅とは別のPCから自分のブログを見たら、
テンプレート左側に描かれていた桜の絵がまったく見えなかったんですが、
もしかしてテンプレが古すぎて、最新版のIEとかだと見れない仕様だったのかしら?orz


今月選んだPC用テンプレは、
上部に青空、下部にお花の描かれた、春らしい明るく爽やかなもの。
携帯用やスマホ用のテンプレも、花や青空を基調に。
いずれも過去にもお借りしたことのあるテンプレートです。
閲覧上に不具合などありましたら、どうぞ一言お教えいただけると有り難いです。

さて、本日は5月5日、子どもの日。
♪屋根より高い こいのぼり~♪でお馴染みの日ですね。
さつき晴れの青空を仰ぎ見れば、悠々と泳ぐ大きな鯉のぼりが、あちらこちらの庭先で……・

あれ?
どこにも鯉のぼりが見えない^^;!?



我が家のベランダから見える街並みを、目を凝らして探しましたが、
どこにも一匹も鯉のぼりは見当たらず。
首をぐる~りと巡らせて必死に探し続けたら、
あ! ありました!
お隣の家のベランダに、可愛らしいミニサイズの鯉のぼりが、ぽつり。
私の目に見えた鯉のぼりは、ホントにこの1本のみ。

「最近あまり鯉のぼりを見なくなったなぁ」
とは思っていたけれど、まさかこんなにも鯉のぼりがいなくなっているとわ!
もはや絶滅危惧種? レッドリスト?
私が幼い頃は、近所のあちこちの庭にポールが立てられ、
でっかい鯉のぼりがハタハタ泳ぎまくっていた記憶があって、
これぞさつきの風物詩、って思っていたんですが。

屋根より高…くない、こいのぼり 室内用が出世(朝日新聞デジタル5月4日)
この記事によれば、昨今、
>タワーマンションが立ち並ぶ時代の風を受け止めて
室内用の鯉のぼりが、屋外用に迫る勢いで売れているそうですよ。

庭付き一戸建て住宅も減ってきて、マンションとか集合住宅が増えてきているし、
そもそも少子化も著しいし、
「♪屋根より高い こいのぼり~♪」
とは言ってられない環境になったんだなぁ、と改めて感じました。

鯉のぼりとは、江戸時代に武家で始まった端午の節句の風習で、
男の子の出世と健康を願ったもの。

>わが家に男児が誕生したと天の神に告げ、
>「この子を守ってやって下さい」と守護を願って目印にしたものが鯉のぼりです。

端午の節句に、なぜ<鯉のぼり>を飾るの?(こうげつ人形)

>中国の正史、二十四史の一つである後漢書による故事で、
>黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが
>鯉のみが登り切り、竜になることができたことにちなんで
>鯉の滝登りが立身出世の象徴となった。

Wikipedia「こいのぼり」

男児の健康な成長と立身出世を願う気持ちは、
今も昔も変わらず、どのご家庭でも強いでしょうけれど、
高額で場所もとる、屋外用鯉のぼりを用意するのは難しくなってきている今日この頃。
その分、マンション用ミニサイズの鯉のぼりや、屋内用鯉のぼり、
あるいは、屋内に飾る「五月人形」が様々に趣向を凝らして、売れている印象です。

一般家庭の庭先で「屋根より高い鯉のぼり」が見られなくなってきた一方、
日本各地の河川敷などで、
数百匹単位の色とりどりの巨大鯉のぼりが大空を泳ぐ圧巻の風景は、
よくニュースや新聞で見かけますよね!
鯉のぼりは、ゴールデンウィークに観光客を集めるための地域の目玉イベント、
という傾向が強くなってきたのかもしれませんね。

Children's Day(子どもの権利を尊重し、成長を祝う日)に、
カラフルな魚を描いた大きな幟(のぼり)を立てる、って
外国の方から見たらすごく不思議な光景でしょうね、改めて考えると(笑)。
けれど、数百年前から、日本の親達が子どもへの愛情や願いを込めた素敵な風習だと思うので、
これからもなくなって欲しくない、未来に残したい風景だな、と私はしみじみ思います。
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