春はセンバツから!



本日、第87回選抜高等学校野球大会が開幕しましたー!

選抜高校野球 春はセンバツから(毎日新聞特設サイト)
↑こちらの特設サイトは、背景画のイラストが
先日ご紹介した「マイナビ×おおきく振りかぶって」になっていて、
ニュース記事や試合結果を見る度にウハウハできるのでオススメ♪



今年のセンバツ行進曲は映画「アナと雪の女王」の「Let It Go~ありのままで~」。
入場行進は、各チームの校風や特徴が滲み出ていて、
球児達の表情や動きを見るのが毎年の密かな楽しみだったりしてw

前年度優勝校の龍谷大平安の校歌がブラスバンドで演奏されるのって、いいですね。
卒業生・在校生・学校関係者の皆さんは、さぞや誇らしいだろうなぁ!

開会式のお約束事が粛々と進み、お歴々3名からのありがたいお言葉が続きます。
「戦争で野球大会ができなかったこともある。平和の大切さをかみしめてプレーを」と仰る方。
「中学生が殺害される痛ましい事件もあったから、皆さんが清々しい姿を」と仰る方。
「オリンピックに野球復活のために」と「フェアプレーを!」と連呼する方。
御来賓の「励ましの言葉」のなかで、
「危ぶまれて」を噛んで「あやぶばれ」云々と口走っても、
顔色一つ変えずに直立不動で聞いているきょうびの高校球児達のなんと優秀なことよ!←

そしてお待ちかねの選手宣誓!

選抜高校野球:甲子園で開幕 敦賀気比主将、短歌で宣誓(毎日新聞3月21日付)
選抜高校野球:敦賀気比・篠原主将が感謝の宣誓(毎日新聞3月21日付)

高校野球の全国大会が始まって100年。
戦争による中断や震災など、いくつもの困難を乗り越えて今、多くの皆さんに支えられ、
大好きな野球ができることに感謝します。
 ――グランドに チームメイトの 笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く。
生まれ育ったふるさとで、移り住んだところで、
それぞれの思いを抱きながら見てくださっている全国の皆さんに、
生きていることを実感してもらえるよう、この甲子園で自分らしく精いっぱいプレーすることを誓います。


聡明で落ち着いた顔つきに、朗々と明るい大きな声。
敦賀気比の篠原主将の選手宣誓、素晴らしかった!

選手宣誓の途中に挟んだ短歌は、正岡子規の詠んだ歌。
「(出場校の)松山東のニュースを見て、正岡子規の母校なので、
ほかの選手と相談して、短歌を取り入れることを決めた」そうですよ。
素敵ですねぇ、こういう教養センスを感じさせる選手宣誓。

“高校野球100年”という節目に、
戦争や震災の渦中にあった過去の球児達にも思いを馳せつつ、
「大好きな野球」ができることへの感謝、
そして、「生まれ育ったふるさとで、移り住んだところで」見ている人々にも
「生きていることを実感してもらえるよう」プレーしたい。
さわやかな感動で私の胸も熱くなりました。

“清く正しく美しい理想の球児像”への過度の期待とオトナの事情が垣間見れる
お歴々お三方によるご挨拶と比べ、
簡にして要を得た名文。
清々しい春風が吹いたような心持ちがしました。

故郷を離れて避難生活を続けている被災者や、
春から新しい学校・職場という新天地に移った人々を、
私は思い浮かべながらこの選手宣誓を聞いていましたが、
篠原主将は自らのお母さんへの感謝も念頭に置いていたようですよ。
「仕事が忙しいのに頑張ってくれたお母さんや、支えてくれたいろんな人たちへの感謝を込めた」

篠原主将は、実は静岡県富士宮市出身。
女手一つで育ててくれたお母さんの元を離れて、
敦賀気比高校に進学し、野球に打ち込んでいるそうです。
昨夏の甲子園ではベスト4入りして、篠原選手も活躍していたし、
さらに秋からの新チームでは主将に!
できる子なんだなぁ~! 尊敬。

例年、選手宣誓は緊張しまくってキョドっている選手の表情を見るのも楽しみの一つなんですが(笑)、
今年の篠原主将は、宣誓前も宣誓後も、キリッとした表情を崩すことなく平常心。
開会式後のインタビューも、笑顔を交えつつ、落ち着いてしっかりした受け応え。
「最初緊張したんですが、この場を楽しんでやろうと思って臨みました」
カッケ―――!!

昨年度優勝校の龍谷大平安の主将くんも、
インタビュアーの問いに、自分の言葉でしっかりと百点満点な答え。
その後の、大阪桐蔭、松山東、和歌山の桐蔭と、
インタビューに答える高校生達、みんながみんな受け答えが立派!
最近の高校生達は、頭の回転も速いし、堂々としているし、
テレビカメラの前でもスラスラ話せて、すんげーなぁ!(おばちゃんの感想・笑)


さて、今年のセンバツはどんな大会になるのか?
展開予想をしていたサイトをいくつかご紹介。

センバツ開幕。近畿勢の3連覇を止める有力校はここだ!(webスポルティーバ 3月20日付)
2015年センバツ、注目の7試合と8校。“春のジンクス”通りなら優勝は……。(Number Web 3月13日付)

一番の注目は、
史上4校目の夏春連覇を目指す大阪桐蔭と、
史上3校目の春連覇を狙う龍谷大平安。
前年の春夏優勝校が揃って翌年のセンバツに出場するのは実に41年ぶりだそうですよ。
どちらも近畿の強豪校ですが、それ以外に注目は、
昨年秋の明治神宮大会で優勝を飾った仙台育英(宮城)、
昨年夏の甲子園ベスト4のレギュラー3人が残る敦賀気比(福井)、
プロ注目の勝俣翔貴投手を擁する東海大菅生(東京)、
関東大会を制した浦和学院(埼玉)、
セーフティースクイズを絡めた得点が得意な常総学院(茨城)、
昨年の甲子園で旋風を巻き起こした“機動破壊”のトゥギャ…いや、健大高崎(群馬)、
強力打線の静岡(静岡)、
最速152km/hの高橋純平投手を擁する県岐阜商(岐阜)
などなど挙げられていますね。

春はディフェンス力、左腕の好投手を擁するチームが強いというジンクスがある、
と上記サイトには書かれていますが、
事実は小説より奇なり。ですからね。
雨天順延などがなく順当に進めば、4月1日が決勝戦!
甲子園のマモノ様が今年はどんな大活躍をするのか?
どのチームが優勝し、どの選手がヒーローになるのか?
血沸き胸躍るセンバツ高校野球、いよいよ始まるザマスよー!!
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