竹鶴12年

NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」。
その直後の番組「あさイチ」で、イノッチを見ることを日課の楽しみとしている私は、
ここ数年、朝の連続テレビ小説も、ほぼ欠かさず見ていますvv

その「マッサン」の効果で、ウイスキー市場が盛り上がっているそうですね。
まぁ、平均視聴率20%超えの、今最も視聴されているドラマですから、
そりゃ影響力も大きいでしょうね。

「竹鶴」に「余市」 ニッカ、生産追いつかず… ドラマ「マッサン」人気が影響?! ウイスキー市場を広げる効果も(産経WEST2014年11月3日付)
マッサン効果、ウイスキー人気 山崎蒸溜所は予約満杯(京都新聞2月14日付)

「マッサン」のモデル・竹鶴政孝さんが創業した
ニッカウヰスキー(現・アサヒグループ)は、売上が例年の3倍に!
「ドラマを見た」とのご指名買いにより「竹鶴」ブランドが特に人気で、
他にも「余市」「宮城峡」や主力の「ブラックニッカ」の出荷量が前年比を大きく上回っているとか。
また、マッサンが初代工場長を務めたサントリー山崎蒸溜所も見学者が激増し、
ドラマにも登場した“鴨居の大将”のモデル・鳥井信治郎さんのサントリーも、
ここ数年仕掛けてきたハイボール(ウイスキーのソーダ割り)戦略が奏功して、
2009年以降の出荷量は右肩上がり、2013年は2008年比1.4倍。
そこにタイムリーにNHK朝ドラ「マッサン」放映で、ウイスキー人気に火がついた!
という状況のようです。

そもそも日本って、世界第2位のウイスキー消費量を誇る巨大市場なんだそうですよ。
へぇ~、そこまでだったとは意外!

実は私も、昔からウイスキーは大好きです♪
そんな私の一番好きなウイスキーがこちら。

竹鶴 12年 ピュアモルト 700ml


そもそも、私が最も好きなアルコール飲料が、
ニッカのシードルなんですvv


糖分・香料・着色料を一切加えない、リンゴ100%のスパークリングワイン。
リンゴを砕いて→絞って生リンゴジュースにして
→酵母を加え4~8℃の低温で3週間ほど発酵して
(果汁の糖分が酵母の働きでアルコールと炭酸ガスを生成)
→発酵が終わったら酵母を除去して
→2回非加熱ろ過をして、瓶詰めして、
できあがり♪ という製造工程だそうです。
ニッカのシードルは、アルコール度数3~5%(ビール程度)と、
ほとんどジュースみたいなものなので、よく夕食時にグビグビ飲んでました♪
スイート、ドライ、ロゼと3種あって、
私のお気に入りは、ロゼvv

このほんのりピンク色も、着色料無添加でリンゴの皮から生まれた自然な色。

3~6月頃の期間限定で「紅玉リンゴ」というシードルもあります。

各種、サイズは200mlと720mlの2つ。
店頭で720mlを見かけたら、脊髄反射で掴んでレジに持ってってしまうという(苦笑)。

ドラマ「マッサン」の中で、
北海道余市工場のリンゴジュース関連製品が軌道に乗った頃、
マッサンが出資者達に、「ウイスキーを作らせてつかぁさい!
リンゴ関連は全てやめて、ウイスキー一本でやっていきたいんです!」と力説したシーンで、
私は「リンゴやめないで~! せめてシードルだけは!!」と切望していたことは内緒(笑)。


話が逸れましたが、肝心のウイスキーについて。

前述のとおり、日本は世界第2位のウイスキー消費市場なだけでなく、
「世界5大ウイスキー」の産地の一つなんですって!

ウイスキーの違いはどこから生まれるの?--「世界5大ウイスキー」を飲み比べてみた(えん食べ2月10日付)
『マッサン』で人気のウイスキーの最高峰「世界5大ウイスキー」とは?(日刊SPA! 2月12日付)

「世界5大ウイスキー」とは、
・スコッチウイスキー(スコットランド)
・アイリッシュウイスキー(アイルランド)
・アメリカンウイスキー(アメリカ)
・カナディアンウイスキー(カナダ)
・ジャパニーズウイスキー(日本)

その5つの中で、日本が最も遅くウイスキー製造が始まり(20世紀に入ってから)、伝統は短い。
けれどその分、「もっといいものができないだろうか」という日本人らしい細かな拘りと探求心で、
寿司など和食にも合う、日本ならではの進化を遂げたそうです。

2000年以降、日本のウイスキーは国際コンペを総なめに。
>ニッカウヰスキーは2007年から、
>シングルモルトウイスキー部門、ブレンデッドウイスキー部門のいずれかで、
>6年連続のワールドベストを受賞。
>サントリーは2013年に優勝し、
>翌2014年には再びニッカウヰスキーがブレンデッドウイスキー部門で優勝し、
>日本勢が8連覇を達成している。

「ワールド・ウイスキー・アワード」(イギリスで開催され、世界数10ヶ国324の銘柄が競い合う国際大会)
の、ブレンデットモルトウイスキー部門(麦だけを原料に作る部門)で、
2014年、日本のウイスキーが世界一を獲得!

実は世界一! 日本のウイスキーがスゴイ理由(東洋経済オンライン1月23日付)

最近、サントリースピリッツ社とビームサントリー社の経営統合によって、
サントリーは世界で唯一「5大ウイスキー」を持つ酒類メーカーとなったらしいですよ。
すごいな! 日本にいながら世界の5大ウイスキーを楽しめるってこと!?vv


そんな話題にワクワクしている私の、最も好きだったウイスキーの銘柄が、
冒頭にもご紹介した「竹鶴 12年 ピュアモルト 700ml」


ビールがちょっと苦手で、それ以外のアルコールだったら、
日本酒もワインも焼酎もウイスキーも果実酒もブランデーもスピリッツもどぶろくもカクテルも
な~んでも大好き♪♪ な酒好きのワタクシ。
ウイスキーは好んでよく飲んでいました。
スコッチもバーボンも日本製も、どこの国のも好き♪
飲む時は、基本的にストレート+チェイサーか、ロックでしたが、
「水割りのほうがウイスキーの風味がわかるし、長く楽しめるものだ」
という説を聞いて、そういうものなのかな? と水割りを嗜むこともありました。
あと、宴席など大人数がいる場でがぶがぶ飲む場合は、
TPOに合わせて水割りが多かったかな(笑)。
水割りは、自分で飲むよりも、他の人に作ってあげるのがもっと好き!(笑)

所詮「ニッカのシードルがマイジャスティス!」と豪語しちゃうような、
おこちゃま味覚の女ですから、
酒の味を語るのもおこがましいですがm(_ _)m、
なかでも「これは美味い! もっと飲みたい!!」と感動したのが、
竹鶴12年でした。

Wikipedia「竹鶴 (ウイスキー)」

「竹鶴12年ピュアモルト」は、
「ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいピュアモルトウイスキーを」
というコンセプトで開発された銘柄で、2000年から発売されました。
当時、660mlで2,450円という価格は、
ライバル社の同レベルの銘柄と比べて破格の安さだったそうで。
私のようなおこちゃまなひよっこ社会人でも、
ちょっと頑張って背伸びすれば手を伸ばせる価格帯で、
しかも、ピュアモルトの薫香も芳しく、
なのに飲みやすくて奥深くふくよかで美味!!
「竹鶴12年」を飲んでいる間は、ほんとうに心豊かな幸せに包まれました……vv

会社の後輩(男)と「竹鶴12年飲もう!」とサシ飲みに行って、
うまいうまい♪と喉を鳴らしてチョーご機嫌でボトルを開けて、
翌日、出張なのに二日酔いで地獄を見たのも、
今となっては良い思い出……(遠い目)。

「竹鶴」ブランドには、他に、
「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」というシリーズもあります。
竹鶴ピュアモルト 商品ラインアップ(ニッカウヰスキー公式サイト)

ウイスキーの「12年」「17年」という年代表示は、
“その年より古いウイスキーだけをブレンドして作られた”という意味。
樽の中にあるウイスキーは毎年だいたい3%蒸発するそうで、
10年間貯蔵すると樽の中にあるウイスキーは2/3に減り、
さらに50年経つとほぼ無くなってしまうんですって!
そういう意味でも、年代が古ければ古いほど貴重で高価ってことなんですねー。

私、昨年病を得てから、お酒はほとんど飲んでいなくて、
(飲酒習慣は私の病気のリスクを高める因子の一つ、とされているので^^;)
コニャックの入った「バッカス」というチョコレートを代替食とすることで自らを抑制しているんですが(笑)、
「マッサン」を見ていたら、ウイスキーが、特に「竹鶴12年」が、
また久しぶりに飲みたくなってきたなぁあ~!
嗚呼、あの至福の味わい、「命の水」よ!
※ウイスキーの名前の由来は「命の水」w

と思って、改めてじっくりとニッカのホームページを見たら。

ん?
あれ??
「竹鶴ピュアモルト」「竹鶴17年」「竹鶴21年」「竹鶴25年」はあるけれど、
「12年」がない……?

そこで、前述のWikipediaを見てみると。
>2013年に新たにノンエイジの「竹鶴ピュアモルト」が発売。
>代わりに「竹鶴12年」が2014年3月をもって終売となった。


「竹鶴12年」が2014年3月をもって 糸冬 売 となった。

ガ━━(´゚д゚`)━━ン!!!!!!

どうやら、「12年」というエイジングのブレンドは終了して、
「竹鶴ピュアモルト」になったみたいですね。
“12年物より古いウイスキー”という縛りをなくしたほうが、
売りやすいし作りやすい、ってことだったのかな?

どうりで最近店頭で見かけないし、
ネットを覗いたら、「竹鶴12年」が8000円近い値がついていたりしてたワケだorz
それにしても、気づくのが遅かったー。
まさか昨年3月で製造終了していたとわ。
もっと早く知っていたら、何本か買い置きしておいたのにぃ~><。

まぁ、現在はほとんどお酒を飲まないので、
ボトルで何本も在庫があっても困っちゃうかな^^;。
けれど、機会があれば「竹鶴」ブランドのほかの銘柄や、
「余市」や「宮城峡」なんかも、ちょっと味わってみたいものですvv
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