
◆皆既月食 2015年4月4日(国立天文台NAOJ)
◆「皆既月食を観察しよう 2015」キャンペーンサイト(国立天文台NAOJ)
昨年10月8日以来の半年ぶりの皆既月食で、
今回は日本全国各地で、食の始まりから終わりまで全行程を見られる軌道だそうです。
しかも、ニッポン国ではちょうど桜が満開の季節で、
「夜桜と皆既月食の競演」と、楽しみにされている方が多かったようですね。
しかしながら、あいにくの曇り空や雨の地域が多かった模様で、
Yahoo!ニュースの意識調査によれば、
月食を見られた方は約6000人の投票総数中15%程だったそうで……。
私の住む町では運よく晴れていて、
月食の始まりから終わりまで写真に収めることができたので、
残念ながら今夜の皆既月食を見ることのできなかった皆様に、
ささやかながらお届けいたしますvv
……とはいえ、私のデジカメの性能とカメラ撮影の腕が著しく「残念な」状態なので、
どうか過度のご期待はなさらず、あしからずご了承くださいませm(_ _;)m涙
今夜の月食のタイムスケジュールは、
部分食の始め:19時15分
↓
皆既食の始め:20時54分
↓
食の最大:21時00分
↓
皆既食の終わり:21時06分
↓
部分食の終わり:22時45分
まずは、東の空に昇った満月。18時半頃。

7時15分頃から部分食が始まりましたよー。
下側からだんだん影に入っていきました。
写真は19時25分頃。

徐々に月は欠けていって、既に半分ぐらいに。19時50分頃。

月が地球の影にほとんど隠れました!
いよいよ皆既月食に。20時15分頃。

ハイ、皆既月食キター!

……って、前回(昨年10月)の皆既月食もそうだったけど、
私のデジカメ性能+撮影スキルが残念無念(T-T)なので、
完全に月が隠れる(皆既月食になる)と、
ただの「一面黒一色」になっちゃうので、これが限界でございます……m(_ _;)m
よぉ~く目を凝らすと、左上方にうっすらと細い弧が見えます(自己暗示)。
約12分間、皆既月食が続いた後、
今度は徐々に月が現れ始めました。
写真は21時35分頃。

22時30分頃。
月が欠け始めたのは下側からだったけれど、
月の左側から再び現れ始めて、最後まで隠れていたのは右側でしたね。

元の満月の姿に戻ったのは、22時45分頃でした。
今回の月食は、皆既食が12分間ととても短いことが特徴だそうです。
前回の昨年10月は皆既食が約1時間でしたもんね。
この違いは、月の軌道の傾きにズレがあるため、だそうです。
ご存知の通り、月が地球の影に完全に隠れる現象が皆既月食。
但し、月が通るのは、地球の影のいつも同じ場所というわけではなく、
地球の影の真ん中だったり、端っこだったりすることも。
今回は、地球の影の端ギリギリ通過したので、
地球の影からすぐに出た→皆既食の時間が12分間と短くなったとのこと。
それから、過去日記にも度々書きましたが、
皆既月食の間、月は「赤銅色」に見えると言われますよね。
それは、地球の影に覆われた月面に、
地球の大気で散乱・屈折した太陽光の微かな赤い光が当たるため。
大気中にチリが少ないと大気を通り抜ける光の量が多くなり明るいオレンジ色に、
逆にチリが多いと大気を通り抜ける光の量が少なくなり、黒っぽく見える、
と言われますが、
今回の写真を見ると……少し黒っぽいかな?
春先なので、季節柄、大気中のチリが多いからでしょうか。
ところで、桜が見頃の時期と皆既月食が重なるのは珍しいらしく、
冒頭に書いたように、「夜桜と皆既月食の競演」と盛んに言われていましたね。
あいにくの空模様の地域が多かったものの、
北日本を中心に、宮崎県や宇都宮、鳥取、富山など日本海側でもお月様が見れたようです。
◆今週(土)皆既月食 「赤い月と桜競演」は12分間だけ(気象解説士・三ヶ尻知子氏のブログ3月30日付)
◆皆既月食:夜桜と競演、珍しく 次は18年1月(毎日新聞 4月4日付)
◆皆既月食、夜桜と共演 宮崎市(宮崎日日新聞 4月5日付)
◆各地で皆既月食観測 鳥取では夜桜との競演も(テレ朝NEWS4月5日付)
◆赤い満月 夜桜と競演 福島県内で皆既月食観測(福島民報 4月5日付)
◆夜桜舞台 赤銅の輝き 東北でも皆既月食(河北新報4月5日付)
私の住む町は、皆既月食は見ることができたものの
……桜はまだ当分先です。残念(;_;)。
次回、日本国内で皆既月食が見られるのは、
3年後の2018年1月31日、
見頃の桜とコラボする可能性のある皆既月食は、
2032年4月26日だそうですよ。
まずは、3年後が楽しみですvv
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