暁の空 明けの空



夜明けだ 夜が明けていく
どこかで誰か 口笛を
気持ち良さそに吹いている
最後の星が流れてる
     (「さあ太陽を呼んでこい」)




今朝のような美しい暁光を見ると、
なぜだか脳裏に流れてくるこの歌。

小学校の「集会」の時間に、「今月の歌」として歌った曲でした。
当時、私は「集会委員」だったので、
クラスメイトよりも早く、かつ多く歌を練習して、暗記させられた記憶が。
集会の時間には、集会委員の十数名が壇上に上がって、
全校生徒の前で歌い、みんなに合唱あるいは斉唱させる、というものでした。
給食時間中に体育館に集められて歌の練習して、
その後教室に戻って残り5分ほどで給食を食べないと、掃除の時間になっちゃったりして。
お陰で何事にもノロマだった私が、食べるのは速くなりました(笑)。

そういえば、友人と卒業旅行に行った際にも、これを歌った思い出が。
南フランスの田舎の小さな駅に早朝降り立った頃に、ようやく日の出を迎えて、
(フランスは高緯度なため、春先の夜明けは遅い)
誰も日本語を知らないような町の駅で、友人とともに、
思わずこの日本語の曲を口ずさんだっけ(笑)。

この曲は、冒頭に記載した歌詞の後に、
タイトルの「暁の空 明けの空」と歌詞が続いて、
1番の最後は、「もうじき若い日が昇る」で締め。
マイナー調のメロディだけれど、歌詞が明るく力強くて、不思議と記憶に残る感じ。
「雀百まで踊り忘れず」と申しますか、
幼い頃に歌った歌というのは、大人になってもいつまでも覚えていて、
ふとした時に脳裏に蘇ってくるものですねえ。

ところで、「さあ太陽を呼んでこい」というこの曲。
1963年12月にNHKの「みんなのうた」で流れた曲だそうで。
そ、そんなに昔の曲だったのか……!
しかも作詞は元都知事のあのお方。
(知らなくてよかったなその事実は^^;)
でも、よし、朝だぞ! とやる気を出させてくれるいい曲ですね♪
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