2016_08
31
(Wed)23:59

台風の脅威

嵐の前の静けさ……。
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昨日8月30日午後、テレビ各局で繰り返し流れる「台風10号情報」を
いつになく真剣にザッピングしていました。
茨城・福島・宮城・岩手の沿岸に激しく打ちつける高波の映像と、
「観測史上初、東北太平洋側にまもなく台風上陸」と連呼する声。
もうすぐ襲来する大型の台風。
なのに、緊迫するテレビの向こう側と裏腹に、
我が家の窓から見えるのは、雲間に顔を覗かせた青空と虹のかけら。
その緊迫と平穏のギャップに、
なんだか胸騒ぎを掻き立てられていました。



台風10号追跡動画 迷走11日間を一気に1分で(ウェザーニュース8月31日)


台風が来るというその夜、
窓を開けて寝ました。(←物騒^^;。田舎者なもんで・苦笑)
「は!? 台風来てるのに窓開けるとか正気の沙汰か!?」と呆れられそうですが、
外は驚くほど静かで。
なにしろ蒸し暑くって蒸し暑くって!
台風が運んでくる熱帯の風で、夜になっても温度も湿度も高いまま。
冷房設備(クーラーや扇風機)がない上、
普段蒸し暑さに体が慣れていないもので、耐え難い状況。
雨はサーサー降っていたけれど、風もまだ強くないし、窓の中まで雨も入ってこないし。
夜が深くなって台風が近づいて雨風が強くなったら、起きてすぐに窓を閉めよう。

そして深夜。
それは突然来ました。

ついさっきまでは静かにしとしと降っていた雨が、スイッチが入ったかの如く、
礫(つぶて)が投げつけられるような激しさでザンザンバラバラ降り始め、
風もあらゆるものを薙ぎ倒さんと横殴りにビュービューゴウゴウ吹き荒れ始め。
急いで家じゅうの窓をしっかり閉めました。

それにしても、ものすごい暴風雨の轟音!
我が家は寒冷地なので全ての窓が二重窓なんですが、
それをものともしない大荒れの嵐の音に、
なんというか……生命の危機というか、恐怖を感じるほどでした。

「爆弾低気圧」による猛吹雪は、毎年冬に経験しています。
台風並みに低い中心気圧と、めっちゃ天気図の等圧線が狭い、
文字通り台風並みの暴風雪が一晩中、という状況には慣れていたつもりでした。
けれど、台風の唐突さと苛烈さは段違いでした。

いきなりスイッチが入ったように襲来した台風。
しかし、2時間半後にはこれまたスイッチが切れたように唐突に静かになって。
……あまりの蒸し暑さに、再び窓を開けて朝まで寝ました^^;。

翌朝。
テレビに映る台風10号の爪痕に絶句……。
青森・岩手・宮城・北海道の計28の河川、32ヶ所で氾濫が発生していました。

岩手県岩泉町の高齢者グループホームに、氾濫した川の濁流が押し寄せて、
9人の入居者が亡くなったり。
他にも岩手県では、岩泉町で1人、久慈市で1人の遺体が見つかって、
合わせて11名が亡くなっているし。
道路が寸断された地区も多くて1000人以上が孤立し、
未だ連絡が取れない人が約20名もいたり。

北海道では、広範囲に渡って市街地が浸水被害に遭った町も複数あるし、
崩落していた橋から川に車ごと転落して、今も行方不明の方が3人……。
「止まってくれ」制止届かず 橋崩落、車3台転落 台風10号(どうしんウェブ9月1日)
轟々と暴風雨が叩きつける真夜中、一寸先も見えず、音も聞こえないような中。
崩落した橋の対岸から車のヘッドライトで照らしたり、
通行止めにしてパトランプを光らせたりして、
橋に近づくな、止まってくれ、と必死に知らせても、
それに気づかないまま車が直進して、目の前で濁流に落ちていく様を目撃するなんて……
転落してしまった方、その場に居合わせた方、どちらも想像に余りある恐怖だわ……。

毎年台風が接近・上陸する沖縄や九州地方にお住まいの方から見れば、
「台風が一つ来たぐらいでここまで大きな被害になるなんて……」
と意外に思って驚く方もいらっしゃるかもしれません。
私も、毎年冬になるとテレビで「雪が3cm積もった」とレポーターが大騒ぎし、
交通網が麻痺し、転んでケガした人が続出し、大混乱になっている報道を見ては、
「…………」と言葉を失い呆然とすることがあります。
けれどやっぱり、「自然災害大国ニッポン」と一言で言えど、
その土地ごとに、地形や住人が“慣れている”“備えのできている”天災ってのは違うんだなぁ。
今回の台風被害でつくづくそう思いました。

地球温暖化で、「これまでに経験したことのない異常気象」が頻発する近年の状況から考えても、
「今まで地震はあまりなかったから」「浸水したことはほとんどないから」「噴火はないから」と
他人事みたいに考えている場合じゃないですね。
台風の進路がほんのちょっと変わっていただけで、前線や雨雲の位置と時間が違っただけで、
もしかしたら自分自身も被害に遭うかもしれない。
そういう具体的な危機感をもって、避難の準備や最新情報の収集をしなくては。

今年の台風による東北・北海道の被害は、
住民の皆さんの日常生活を取り戻すまで時間がかかりそうですし、
農作物や水産業などへの影響も長引きそうです……。
熊本の地震もそうだけれど、
地震・津波・台風・噴火etc.と、ホントに自然災害の絶えない国だわニッポン……。
それでも、四季の移り変わりの美しさなど、好きなところもいっぱいいっぱいある国だけれど。

自然災害の被害に遭われた方々へ、心からのお見舞いを申し上げます。
どうか一日も早く穏やかな日常が戻りますように。
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C.O.M.M.E.N.T

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