バッテリー
2014, 07. 26 (Sat) 23:59
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今月号は、両チームとも「バッテリー」の機微に焦点を当てた回だなぁ、と思いました。
※以下、ちょっぴりネタバレも含みますので、
単行本派の方はご注意ください。
もっと実戦で投げて調整したいエース(いかにも投手らしいw)と、
エースの体調ばかり気遣って(捕手は無意識ながら)二の次扱いにされていることにモヤモヤしている二番手投手。
西浦も、速い球を投げたくて、止められてても自主練しちゃったエースと、
ピッチングの踏み込み幅までは口を出せないけれど、性急な変化に不安を隠せない正捕手。
ピッチャーだからこその考え方、求めるもの、やりたいこと。
かたや、キャッチャーだからこその心配性や、投手を慮るけれど本質的には理解できていないところ。
なんというか、ピッチャーという生き物、キャッチャーという生き物の特性が如実に現れていて、
それによって微妙に行き違っている(?)心理描写が、
さすがひぐち先生、上手いなあ! と私は感じました。
野球好きの視点でも、今月号の両チームのバッテリーのやりとりは、
そういった微かな齟齬がとても興味深くて面白かったですvv
ところで、「バッテリー」とはピッチャーと
(何をいまさら・苦笑)
後日追記:
コメントで誤りを指摘していただくまで、2週間以上ナチュラルに間違えたままでした(恥)。
ご指摘くださった方、本当にありがとうございます!
このブログでも何度か書いたことがありますが、かの野村克也氏がよくこう仰っていました。
「ピッチャーはポジティブ思考、キャッチャーはネガティブ思考じゃないといかん。
どっちも楽天的じゃ打たれてしまう。キャッチャーは打たれるかも、と考えながらリードしないと。
ピッチャーは打たれるはずがない、と強気で投げなければフォアボールが多くなる。
プラスとマイナスでしっくりくる。だからバッテリー(電池)って言うんだ」
そう。「バッテリー」とは、英語で「電池」のこと。
だから当然、ピッチャーとキャッチャーを指す「バッテリー」という言葉も、
電池が語源だと私は思い込んでいました。
が!
こちらのサイト様で「バッテリーの由来」を拝読して、目から鱗!
◆チョット真面目な野球雑学アーカイブ 第6回(2002年2月15日付)
要約すると、
・1880年代までは、「バッテリー」とはピッチャーだけのことを指していた。
・「battery」はもともと軍隊用語で、大砲などの「砲台」の意味。
"Fire!(打て!)" と大砲が発射される場所、
つまりピッチャーズ・マウンドを表現したのが最初。
・キャッチャーとのコンビを意味するようになったのは、
battery には「一組」とか「一式」という意味があったから。
・一説には軍隊用語にある「砲兵中隊」が語源とも。
そ、そうだったのかー! 知らなんだ!
(スミマセン^^; 野球経験もないニワカ野球ファンなものでorz)
勉強になりましたw
そして、日本ではなぜピッチャーとキャッチャーを夫婦にたとえるのか?
キャッチャーはピッチャーを気分よく投げさせるために、
掌で転がす、内助の功、女房役、という夫婦のイメージがあるから、だとか、
キャッチャーはホーム(家)を守っているから、だとか、
夫婦と同じように信頼関係が必要だから、だとか、
諸説言われているようですが。
誰が最初にこう言い始めたのかは分からないけれど、
腐女子としてはその言い出しっぺ様のお陰で妄想も捗るってなもんですw(←自重しろ)
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