マー君、ついにメジャー両リーグ単独1位の11勝目! 
防御率はリーグ1位の1.99!
メジャーデビューしてから全14試合でQS達成!
全試合QS継続もメジャーで唯一人。
(QS=クォリティースタート。6回以上3自責以下)
2桁奪三振も5度目。今季通算113奪三振はリーグ2位。

田中将大は6回5安打1失点10奪三振でメジャー単独トップの11勝目! 防御率はついに1点台に突入(Full-Count 6月18日付)
田中将、14試合連続QS 驚異の防御率(デイリースポーツ6月18日付)
マー君、単独トップ11勝目 防御率は驚異の1点台 6回10K(夕刊フジ6月18日付)



田中将大投手は、本日午前中(現地時間17日)のブルージェイズ戦に先発。
相手のブルージェイズは現在ア・リーグ東地区の首位で、
リーグ最多本塁打&最高長打率という勢いのある強力打線のチームです……!

初回の、先頭打者の、初球に、いっきなりホームランを打たれて先制点を献上orz
でもこれで、マー君は自分自身に対し、激おこぷんぷん丸にw 闘争心に着火!
その後は粘りのピッチングで点を与えず、
結局、6回1失点、104球を投げて5安打3四死球10奪三振でした。

私が個人的に嬉しかったのは、ムネリンことブルージェイズ・川崎宗則選手のメジャー再昇格!
2011年まではパ・リーグでマー君と5年間対戦していましたが、今回がメジャー初対決。
3打数無安打2三振とマー君が抑え込み、ムネリン先輩は、
「高卒でルーキーのときからずーっと知ってるんですけど、毎年良くなっている。
14年バージョンもスゴイ」
と絶賛していました。

対戦相手だけでなく、世界一辛口とも言われるニューヨーク地元紙もベタ褒めで、
ヤンキースのチーム内からも賞賛の嵐。
開幕投手でエースのサバシア投手
「間違いなく、タナカは地球上で最高の投手だね」
マッキャン捕手
「彼はアメイジングなピッチングだった。いつも彼がマウンドに立つたびに感銘を受けるよ」
ジラルディ監督
「彼は我々の先発ローテーションで究極的に重要な存在だ。
他の投手のようなプレッシャーをかけないようにしている。
我々が勝率5割以上でいられる最大の理由は、彼なのだから」

【米国はこう見ている】名門を支え続ける田中将大 同僚、監督も「地球上で最高の投手」「究極的に重要な存在」(Full-Count 6月18日付)

……と・こ・ろ・が。
マー君自身は今日の出来について、
特になにもよくなかった。ただ我慢して低め、低めに投げた」
さらに自身のTwitterでも、
自分の思うように全然投げられませんでしたが、何とか粘れました!」

これを受けて、某巨大掲示板に面白いスレが立ってましたYO(笑)。

調子悪かった 7回2失点
制球に苦労した 8回1失点
本調子じゃなかった 7回無失点
イマイチだった 6回2失点
全然ダメ 9回2失点
思うように投げられなかった 6回1失点

どうやったら満足するんや……。
絶好調なら、27連続奪三振とか?
→「球数が多すぎてダメだった」って言いそう。

完封…ピンチを作ってしまった
ノーノー…四球が余計だった
完全…後半力んで球数が増えてしまった  って言いそう。

27球で全部内野ゴロで抑えれば満足?
→「内野手の方に負担をかけてしまった」って言いそう。
→じゃあ27球全打者ピッチャーゴロで。
→ゴロだと「ファーストに迷惑をかけた」って(ry
→27球連続ピッチャーフライしかない。

一番の田中アンチは田中自身。
完璧主義者なんだろう。
自分に課してるハードルが異常に高い。理想が高い。
いつもなにかしら課題を見つけてる印象。
24勝した去年も「調子悪い」ばっか言ってた。
たまには「今日は調子良かった」も言う。年に3回くらい。

ノムさんのぼやきの影響受けてる。

2代目ぼやいてばっかりマン

↑最後の一行があまりに的確で爆笑してしまったwwwwwwww


ノムさんは「ボヤキ」について過去にこう仰っていました。
「ボヤキというのは、ただ現状を嘆いているだけの愚痴とは違う。
ボヤキは理想と現実のギャップを嘆いて出るもの。
理想が高ければ高いほど、強ければ強いほど、ボヤキが出る。
人生は儘ならないものだが、理想へ向けて努力することを忘れてはいけない。だからボヤく」


マー君も、求める理想が高いからこそ、現状に満足せず、
どんなに好成績に見える試合後でも、反省点を口にするのでしょう。
ノムさんがチーム状況や選手についてボヤくと、
「そんな高いレベルを求められても^^;」と思うこともしばしばあるけれど、
マー君が自分自身についてボヤくのを聞くと、
「なるほど、高いレベルにある選手はそういう思考なのか。
あるいは、こういう思考だからこそ高いレベルに到達したのか」と説得力がある。
ノムさんのボヤキの真髄(向上を目指す)が、今、マー君で体現されているのが感慨深いなぁ。
こうやって試合ごとに反省点や課題を見つけて、
それを次の試合で修正しようと目的意識をもって練習をしているからこその、
シーズン24勝無敗であり、メジャー11勝なのでしょうね。

実際、今日のマー君は、恐らく人生初(?)の初球ホームラン被弾、
さらにその後も絶好調とは言えない制球だったので、
本人が「思うように全然投げられなかった」と不満顔なのも納得。
そして逆に、マー君が「今日は調子が良かったけれど」という時は、
確かにキレッキレな素晴らしい球だけれど、意外とヒットを打たれたり負けを喫していた記憶も。

とにかく、マー君にとって至上の目的は「チームが勝つピッチングをすること」とはっきりしています。
なので、「勝つピッチングをするため」に、一つ一つ課題を見つけて、克服して、
これからも勝ちを重ねていってくれることでしょう。
そんな稀有な選手の全盛期をリアルタイムで見ていられるって、
野球ファンとして幸せだな、と思う今日この頃です。
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