立春大吉

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春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷融け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か





立春に今シーズン最強クラスの寒波(日本気象協会 tenki.jp2月3日付)

立春だというのに、文字通り「春は名のみの」寒さですねぇ。
「暦の上では今日から春」だなんて聞かなければ、春を待ち侘びる心も急かされないのにねぇ。


立春については、1年前にもトリビアな日記を書きましたが、
そもそも立春とは旧暦では一年の始まりの日。
(但し、旧暦の1月1日=立春、ではない)
立春の早朝、禅寺では「立春大吉」と書いた紙を門に貼る習慣があるそうです。
家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭もあるとのこと。
「立春大吉」の四文字を縦書きすると左右対称になるので縁起が良く、
一年間災難にあわない厄除けのおまじないだそうです。

立春(日本文化いろは事典)
立春(二十四節気・雑説)(日本の行事・暦)

おお~! いいですね♪
今日から新しい始まり!
私も「立春大吉」って書いた紙を玄関にでも貼って、
厄除け&福招きをしようかしらvv

昨年12月22日の冬至には、
一陽来復で、今日で全てが終わって運が上昇に転じる、全ての始まりの日だ! と言い、
今年1月1日の元日には、
元旦も拝めて霊験あらたかだし、新しい1年の始まりの日だ! と言い、
もちろん昨日2月3日の節分には、
豆を撒いて、ばくばく恵方巻き食べて、これでもかと厄除け福招きっ。
どんだけ今までの生活をリセットしたいんだと、セルフツッコミ^^;。

ま、イヤなことがあって、運が悪いなーとか、もうやだなーとか落ち込でも、
いつからだって「今日から良くなるさ」と仕切り直せばいいんですよね。
その点、日本は旧暦やら二十四節気やら、いろんな「節目」があるので、
気持ちも新たにやり直せるのが、いいなあと思います。
特定の節目の日じゃなくったって、
「思い立ったが吉日」という素敵な格言もあることですし。

ということで、いつものアレを高らかに宣言したいと存じます。
「あ、明日から本気出すっ!」
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