「おおきく振りかぶって」第106回「埼玉県大会4」の感想です。
※注:最新号の感想ではありません。
前回の感想はこちら→アフタヌーン14年1月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」
※野球素人ファンの腐女子による個人的な感想です。
原作を純粋にお好きな方、腐女子の妄想や筆者の文章がお嫌いな方は、
ご不快になる恐れがありますので、以下ご覧にならないでください。
野球に関する知識に間違いがありましたら、優しくご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!
秋季埼玉県大会1回戦、2回表が終わったところで、千朶0-2西浦。
●千朶は埼玉県屈指の強豪校でいわば横綱・大関クラス。
なのに、1年生だけ、部員10名、球の遅いピッチャーという一見平幕クラスの西浦を、
冷静かつ客観的に現状分析している須永監督は、さすが名将だなぁ。
しかも手を打つのが早め早め!
先入観をもって気を抜いてなめたり見下したりしてくれれば、
西浦もジャイアントキリングの芽があるんだけどなー。
監督だけでなく、千朶ベンチ内の選手達もそうですよね。
三橋くんの投球を1球1球食い入るように見つめているし、
意外な球筋(ナックルカーブ)にもすぐ反応してるし。
抽選会で組み合わせが決まった直後は、
部員みんなが、西浦? どこそれ? 的な反応で(笑)、
いーよいーよぉ、その調子で気を抜いててくれたまえ! な~んて思ってたんだけどなー。
今まで西浦と対戦したどの学校とも違って、
どんな勝負でも手を抜かない真剣味があるような感じがしますね。
やっぱり、常勝ARCにあと一歩で3度も負けを喫しているからか、
勝ちに貪欲だし、慢心から負けたりしないよう気を引き締める経験が身についているのかな。
●千朶の救援投手がブルペンで投げてるテイクバックを一目見ただけで、
「吉成だ」ってズバリ当てちゃう田島様カッケ――――vvv
みんなでビデオ見ただけ、なのにねぇ。
(油断すると悔しさを超えてしまう…)とギグと歯を噛み締める花井くん(笑)。
解る! 解るよ!!
悔しさを超えたら、
いとしさと せつなさと 心強さがますます募っちゃうよね!!!
身を焦がす情愛が抑えきれないよね!!!!
(↑この妄想は発売日当日に書いただろ・笑)
あと、田島くんの首を背後から右腕で締めて問い詰める泉くんが可愛かったww
●千朶の一塁手先輩「10年はええぞ!」
→遠藤投手、帽子取って「はいっ」と丁寧に答えつつ心中では(10年後は大学野球も終わってますが)
ナイスツッコミwwww
やっぱり1年生投手って、対戦相手も同学年で夏にベスト16、と意識して力んじゃうものなのかな。
●2回裏、栄口四球→水谷バントを1球目で成功させて、1死二塁。
やったね♪ 水谷くん!
バント特打ち、特盛りでやってたのか~。えらい!
バント指示見て喜んで、「気持ちーなーっ」って思えるようになるなんて。
特訓積んで、自信もってプレーできる技術が増えるのって、嬉しいよねvv
●わ~い! 阿部くんのナイスバッティン♪♪で3点目!
阿部くんが夏大の美丞大狭山戦で怪我して以降、
こんな綺麗なヒットを打ったのは初めてじゃないかな?
阿部くんのバッティング復調が嬉し~~o(*^▽^*)o
それにしても、千朶の谷嶋捕手はモモカンの攻めを全部読み切ってますね~。
バント構え→仕掛けるカウントまで。
1B1S→仕掛けるならここ。エンドラン?
全部当たってる!
甘い球で3点目を取られても、すかさずマウンドへ行って遠藤投手へ冷静な声掛け。
ホント谷嶋くんの言うとおりだな~。
同じ1年でも、三橋くんはチーム内に同等の主力投手がいないから実戦慣れしたし、
遠藤くんは投手が大勢いる強豪校で、のびのびと経験を積み、公式戦を喜んで投げていればよい段階。
確かに、チーム状況によって投手の育て方も違うし、
どっちがより幸せなのかも、見方や本人の適性によって変わってくるなーと改めて思いました。
てか、試合中にそこまで客観的に見渡して、的確に投手をフォローできる谷嶋くんに惚・れ・る!
“できる捕手”スキーの私としては、またまた谷嶋ファンクラブに入っちゃいそう♪←
●三橋くんも初球でバント成功(これも谷嶋捕手に読まれてた)で2死二塁。
モモカンは、夏終わってから水谷・三橋にはバントばっかやらせた、
うちが一番得点できるのはこの形よ…! と満足げ。
うん、確かに二人ともバントが随分上手になったvv
自信をもってできるプレーが増えるのは本人達も嬉しいでしょうねvv
……でも、この戦術、「モモカンはバント多用すぎ」と思う読者様も多いかもなー。
ただでさえ長打力が足りない西浦で、
塁を1つ進める代わりにアウトを1つ増やす「バント専門」が2人いて、
さらに「バント職人」栄口もいて、沖もバント多めで、4番の花井までもスクイズバントか、と。
例えば千朶の須永監督だったら、1年生にバントばっか練習させることは一切ないでしょうね。
バント技術を磨く時間があるなら、いっぱい打ちまくって打撃力を向上させそう。
つまり、田島くんの言葉を借りれば「哲学は監督によってけっこー違う」ってことかな?
モモカンも考えてる通り、結局「いずれは打てるようになってもらわなきゃ」なんだよなぁ。
……と言いつつ、私はバントを一発できちんと決めるシーンを見るとゾクゾク嬉しくなっちゃう体質ですがw
●リリーフの吉成投手、背番号10。
彼の背格好や、千代ちゃんの実績報告、そして「技」と捕手が言うのを見ると、
打たせて取る軟投派タイプなのかな?
すらっと細身で、手が長くて、ピッチングフォームが柔らかくて、しなやかな腕の振り方をしている感じ。
垂れ眼の優しげな顔立ちで、飄々と投げているようですね。
実在するプロ野球選手で例えて恐縮ですが(リアルと混同するなとお怒りの方ゴメンナサイ)、
風貌やフォームから私が感じたイメージは、ロッテの唐川投手。
田島くんが一目見てすぐ分かった独特のテイクバックと聞くと、
日ハムの武田勝投手や、ロッテの成瀬投手も思い浮かぶかなぁ。
あと、左投げで軟投派、とくれば、やっぱりなんと言っても元オリックスの星野伸之投手!
(私は星野さんの現役時代を見ていないので、伝説で知るのみですが^^;)
正面から投球を見ると、サイドスローに近いスリークォーターなのかな?
●3球勝負で見逃し三振となった泉くんも、
谷嶋捕手に狙い球を読まれて、完全に掌で踊らされてる感じですね~。
阿部くんも、さっきまでとはまるで違うリード、って感心してるし。
ホントいい捕手だわぁあ~♪(うっとりvv)
●3点のリードを守り切れれば…いや攻めなきゃダメ! エースを引きずり出す!
とベンチで腕組んで仁王立ちするモモカン姐さんの雄々しい後ろ姿。ひれ伏したくなりますた^^;。
●3回表、8番谷嶋は初球をじっくり見て、2球目まっすぐを打ち上げレフトフライ。
9番吉成はナックルカーブで3球三振。
西浦の阿部捕手も、打者の夏大成績と心理を読みながら、いい感じにリードしてますね♪
●いよいよ打者2巡目に入りました。
阿部くんが考える通り、西浦が今リードしていても、
千朶ベンチからどんどん選手が入れ替わって出てくるんですよね~きっと(ガクブル)。
1番岩崎は、千朶の中でも最後まで交代されない主力タイプと阿部くんは見てるようですね。
試合の1球目からフルスイングしたし、ミートは上手いしね。
2球ファウルを打たせて、さくっと追い込んだのに、
そっから窮屈な振り方でも、ライナー性のファウルって……!
当て損ねが凡打にならないで、粘りつつ失投を待ちながら、
ミートもパワーもあるって、ス・テ・キ♪(おいw)
こういう打者、大好きなもんで、ついww
阿部(カウント的には絶対的有利なのに)
三橋(どうやったら、この人アウトにできるんだ)
ああ~この感覚、リアルで試合を見ていても感じることありますよね~! ゾクゾクしちゃうvv
カウントは2Sなのに、追い込んでいる気がしないというか、
打者がカットで逃げているんじゃなくて、どんなコース、どんな球種でも、
しっかりバットに当てて、強い打球を打ち返してきているから、
今にもヒットコースに打たれそうで心理的にこっちが追われているというか。
2死ランナーなし。2ストライク。
なのに、アベミハバッテリーはなんだかイヤ~な予感……。
西浦贔屓で見ている私としては、ドキドキソワソワするけれど、
同時に、野球好きの血が「試合が動き出しそう……vv」とワクワクしている
というこの二律背反(苦笑)。
西浦、がんばって~~><!
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