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2013_09
29
(Sun)23:59

あまロス

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が、昨日最終回を迎えました。
半年間、毎朝とても楽しい15分間を過ごせましたvv

「泣けた」「続編を」 あまちゃん最終回、ツイッターに絶賛の声殺到 (スポニチ9月28日付)
あまちゃん:惜しまれて最終回…震災復興へ追い風(毎日jp9月28日付)

巷では「『あまちゃん』ロス症候群」、略して「あまロス」なんて言葉が飛び交っていますね。
「あまちゃん」放送終了後に喪失感を覚える症状、とのこと。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)をもじって、
「PASD」=「あまちゃん後ストレス障害」(Post Ama-Chan Stress Disorder)
なんて造語もあるみたいで(笑)。

「あまロス」:全国波及!?視聴者、北三陸が“故郷”に(毎日jp9月28日付)
あまちゃん後ストレス障害「PASD」発生に対する精神科医見解(NEWSポストセブン9月15日付)
じぇじぇじぇ「あまちゃん」終わっちゃう~「あまロス症候群」発生中(スポーツ報知9月26日付)

実は私、半年間欠かさず「早あま」(7:30からBSで放送)と、
「朝あま」(8:00からNHK総合で放送)と1日2回見ていましたw
毎朝「あさイチ」でV6イノッチの「あまちゃん」受けコメントを聞くのが楽しみで♪
ちなみに、イノッチは「あまちゃん」が好きすぎて、小ネタ解説がすごくて、
ネットで「あま界のカリスマ」と賞賛されているようです(笑)。

あまちゃん曲「潮騒のメモリー」が「セーラー服と機関銃」とリンク? V6井ノ原が指摘、ネット上で盛り上がる(J-CASTニュース9月25日付)

半年間毎日2回「あまちゃん」を視聴し続けた私だけど、
でもまぁ、「あまロス」に陥るほど深くはハマっていない、かな?
念のため試しに、↓このチェックリストをやってみましたよ。

あなたは大丈夫?『あまちゃん』ロス度チェックリスト【あまちゃん】(女性自身9月27日付)


1.『あまちゃん』視聴のため、自然に早く起きるようになった。
2.日曜日がとにかくつまらない。
3.月曜日がとにかく待ち遠しい。
4.「じぇじぇじぇ!」と口に出してもまったく恥ずかしくない。
5.『あまちゃん』視聴のため、仕事や勉強の能率が劇的に上がった。
6.『あまちゃん』関連商品を10点以上買ってしまった。
7.1日1時間は『あまちゃん』に触れる生活を送っている。
8.着メロが『あまちゃん』関連曲だ。
9.夏ばっぱ、ストーブさん……登場している俳優を『あまちゃん』の役名で呼んでしまう。
10.『あまちゃん』以降、家族や職場で会話が増えた。
11.Tシャツやポロシャツなど『あまちゃん』関連の服を着ても恥ずかしくない。
12.「おら」「〜ケロ」など必要以上にナマってしまう。
13.ウニを食べたくなった。
14.完全に余計なお世話だが、今後の能年玲奈が心配で毎日ハラハラしている。
15.大病にかかったり事故にあったとしても、『あまちゃん』最終回の9月28日までは、必ず生き延びようと決意している。


上記の診断で丸のついた数により、「『あまちゃん』ロス度」の判定は、
11〜15(‘JJJ’)じぇじぇじぇ!10月から立ち直れません。
6〜10(‘JJ’)じぇじぇ!軽く危険な状態です。
1〜5(‘J’)じぇ!あまちゃんロスの兆候があります。



私の結果は、7つ該当して、
「(‘JJ’)じぇじぇ!軽く危険な状態」でした~ww
……アレ? 予想以上にあまロス症状が該当してたな^^;。


今年の4月、「あまちゃん」放送開始当初の日記にも書いたとおり、
・脚本が私の好きな宮藤官九郎さん
・作品舞台が東北の岩手県
ということで、はじめから期待していましたが、
期待以上に面白く小ネタ満載で、音楽も名曲揃い!
役者さん達のお芝居も素晴らしく、笑いあり涙ありの濃い15分間×半年間でした。

ストーリー自体も楽しかったけれど、東北出身の私としては、
東北の田舎のお土地柄を、東北人の人柄を、そして東日本大震災を、
宮城県出身のクドカンさんが、東北人の目線で描いてくれたことがすごく有り難かったな。

NHK連続テレビ小説:「あまちゃん」あす最終回 震災「なしにできない」−−宮城出身・脚本の宮藤さん(毎日jp9月27日付)
あまちゃん「お構いねぐ」の美学一貫…クドカン(YOMIURI ONLINE 9月28日付)

上記の記事で、「あまちゃん」についてクドカンさんが語っていた言葉を抜粋します。
高校卒業まで、田んぼしかねえなあとか、狭い人間関係が本当に嫌だと思った。
田舎に帰るとあの店潰れたのかとか、悪いところばかり見てしまう。
アキと同じような新鮮な目線で自分の地元を見たら、いいところに気付くんじゃないか。
田舎の良い面と悪い面を均等に描きたかった。
温かいけど、よそ者を警戒するのは照れと自虐があるから。
強い郷土愛の裏返しでもある。

夏のセリフ「お構いねぐ」は東北人の強さ、格好良さ。
震災直後、地元に帰ると、友人らが口にしたのは「お構いねぐ」だった。
突き放した言い方のようで、自分は大丈夫、元気だよ、と表明する美学。
どんよりとした東京の人間に対する被災地の一番愛のある返事。
それをこの作品に一貫して描けたと思う。


「地味で暗くて、向上心も協調性も存在感も個性も華もない、パッとしない子」
これは、主人公のアキを評して、母・春子が何度も言っていたセリフです。
最終回近くになって、私はふと思いました。
コレって日本の他の地域の人が”東北人”について抱いているイメージそのものじゃないかな?
無口で地味で閉鎖的で表情が乏しく、何を考えているのかイマイチ分かりにくい人達。
山が多くて冬が長く、灰色の雲が垂れこめている印象の薄暗い地域。

でも、「あまちゃん」で描かれた北三陸の人達は、
バカみたいに明るくて可笑しくて、少々毒舌でヤなヤツで、でも優しくてあったかい。
完全な善人も完全な悪人もいない。皆どこか憎めない。

そういえばそうだった。「お構いねぐ」。
震災直後、TV画面に夏ばっぱから一行だけの返信「お構いねぐ」が映った時、
随分そっけなくて冷たい、と感じた視聴者もいたかもしれませんね。
けれどあの言葉は地元ではよく聞いたし、よく使ったっけ。
誰かのお家にお邪魔して何か飲食を出していただいた時や、贈答品を頂戴した時に、
「もったいなくも有り難い」という最上級の感謝の気持ちを表す慣用句として。

そういえば、もう一つ思い出しました。
私が高校生の頃、部活の練習試合遠征で埼玉県を訪れた際、
休憩時間に駅前繁華街を、後輩の女の子達とキャッキャうふふと歩いていたら、
途中で、後輩の子が沈んだ声でおずおずとこう言いました。
「杏月先輩……あの……今すれ違った男の人が『出た! ズーズー弁(笑)』って……」
そのからかいの一言が私達の心にグサッと刺さり、その後は無言でとぼとぼ歩いたっけ……。

東北人の多くは、地元以外の場所では東北弁を極力隠すような気がします。
私も進学で故郷を離れた際、できるだけ早く東北弁を直そうと過敏なまでに必死でした。
高校時代のショックな苦い思い出もあったし、
東北弁は汚くてダサくてみっともない。恥ずかしい。という、
東北という地域や言葉を、自虐的に卑下する気持ちがありました。

故郷を離れて時が経って初めて、
それまで見えなかった故郷の土地柄や人柄の良さに気づけた気がします。
そして、「あまちゃん」で、明るくて可笑しくて生き生きとした東北の田舎を描いてもらえて、
東北について胸を張って語れるようになった気も。
「あまちゃん」は東北に限らず、「田舎者」だった多くの人達に、
「地元」の魅力を再発見させて、懐かしく恋しく思わせてくれたんじゃないかな。

このドラマは、東日本大震災の描き方も、配慮されていて秀逸でした。
凄惨な実際の被害映像は流さず、壊れたジオラマで被害状況を暗示する。
被災の悲哀を強調して描くのではなく、どうやって復興していくのか、
地元の人々の思いをできるだけ前向きに明るく力強く描いている。
鈴鹿ひろ美が「被災地の人達のこと考えると……」と塞ぎ込んで仕事への意欲を失くしていた様子は、
まさに東日本大震災後、自粛ムードに包まれていた被災地以外にいた私達。
それに対して、春子は「東北の人間が働けって言ってんの!」と一喝しました。
春子さんは初期から傷ついた人への対応について、
「腫れ物に触るようにしないで。普通でいいの!」と再三言ってたっけ。
夏ばっぱは「お構いねぐ」(大丈夫ですよ、ご心配なく)と言い、
観光協会の菅原さんは「だって被災地だもの!」と観光客誘致のため、したたかに笑い飛ばす。
喫茶アイドルの甲斐さんは、被災地を慰問するアイドル達に、
「どうせ売名行為だろうけどね、日本を元気にしてるよね」と呟く。
アキが「自分にできることをする」といって海女カフェ再建に奔走する姿を見て、
北三陸に来た太巻さんは「僕も僕にできることをやる」と言って、
東京に戻り、海女カフェに最新音響設備を贈って、そこで鈴鹿さんとの結婚披露宴を開く。

クドカンさんは、東日本大震災の復興の一助として「自分にできること」をしてきたんですね、きっと。
それはつまり、朝ドラの脚本を通して、
今までの東北のイメージとは違った、素の東北の喜怒哀楽を描き、
全国の視聴者達に”そこにホントに生きているような、知り合いのような”と愛着を抱かせ、
舞台となった岩手県沿岸地域に多くのお客さんを呼びました。
「被災地を忘れないで」「それぞれの人が自分にできることをすればいい」という
被災地にいる人達の思いを、東北出身の立場で代弁してくれたような気がします。

冒頭記事の「あまロス」への対処方法の中で、精神科医・評論家の香山リカさんがこう語っています。
「内容的には過去や今の自分の暮らしを肯定されたような気持ちになれるドラマだったと思います。
終了後は、登場人物が演じてきたことを『さあ、今度は自分の番だ』と
自分自身でやっていこうと思うことが一番ではないでしょうか」


さあ、今度は私の番。
私にできることって、なんだろうな?


最終回のラスト、アキちゃんとユイちゃんは、
東京へと続く線路の上を楽しげに歌いながら走っていきました。
ユイちゃんが震災時に閉じ込められて、
「道がなくなったの」「もう行けない。怖くて行けない」と泣いたトラウマのトンネル。
まだ途切れたままの、1年後に運行再開される見込みの、東京へと続く線路。

「あまちゃん」の続編を! と望む声が世間で大きくなっていますが、
最終回を観終わった瞬間、私は幸せな余韻の中で、なんとなくこんな続編を夢想しました。
2012年7月1日、あのトンネルを抜けて、光の先へと走っていった二人の行く先は、
2013年12月31日、NHKホール。
震災で延期となっていたJMT+潮騒のメモリーズZの初ライブが、
大勢の観客と世界中のTV視聴者を前に、年に一度の晴れ舞台で見られるんじゃないかな?
虚構のアイドル達が、現実の舞台へと繋がっていくんじゃないかな?


ところで、10月14日(月)の午前中に、3時間にわたる総集編がNHK総合で放送されますよ。
保存版録画しまーす♪
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