70万Hit

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このブログ「善哉庵」のご来訪者数カウンターが70万に達しました。
2006年8月にブログを開設してから、もうすぐ丸7年。
これまで偶然ここへ訪れてくださった全ての皆々様に、心より敬愛と感謝を申し上げます。

ところで、今日6月10日は「時の記念日」。
時の記念日に関するネタを探していたら、こんなサイトを見つけましたよ。

時の記念日にまつわる禅のことば(日経ウーマンオンライン6月10日付)



禅の世界には「有時」(うじ)という時間観があるそうです。
「時間即存在、存在即時間」、
これは「時間がそのまま存在そのものであり、存在がそのまま時間そのものである」という意味。
つまり、時間は「過去→現在→未来」と流れるものではなく「今、今、今」の連続と捉えるそうです。

「過去の自分」とは、現在この瞬間の自分にとっては実体のないもの。
同様に、「未来の自分」も、現在の瞬間の自分が想像している不確かな存在。
これら実体のないものに思い悩み、囚われ、縛られるのではなく、
この瞬間に「生き切る」ことを目的とするのが、禅の世界における存在観なのだとか。
「時は金なり」という諺がありますが、禅の世界では「時は存在なり」。

>今のこの瞬間こそが、自分の存在そのものであり、自分の存在はこの瞬間が全てである。
>刻一刻と現れ、消えていく自分の存在。しっかりと受け止めたいものです。



3年前の「■落ち込んだときのリフレッシュ方法は?」という過去日記で、
とある脳科学のバラエティ番組で説明されていたことを書きました。
「動物には『今、天敵が目の前にいて食われるかも』といった短期的な精神ストレスはあるが、
長期的な精神ストレスはない。あるのは人間だけ。
なぜなら人間は『未来』を考えて、悩みや不安を作り出すから」


人の悩みってのはいろいろありますが、
もう戻らない過去をいつまでも振り返って悔んだり、
まだ来もせぬ未来をあれやこれやと心配して嘆いたり。
それらはある意味、”実体のないもの”を頭の中で悩みの種にしているようなものですよね。
「今を生きる」というのは、昨年から足掛け2年続く私の目標でもあるわけですが、
過去がどうだったとか、未来がどうなるとか、そういった虚に囚われず、
今、今、今。今を生き切る。と目指すことで、だいぶ悩みは減るのかも?

……ブログ約7年間で、70万ヒットありがとうございます、
と書いた記事で、なに矛盾すること書いてんの? と呆れられそうですが(苦笑)。
故事に倣い、歴史を学び、先達を尊ぶことは勿論大切だし、
未来を夢み、計画を立て、先を見通して進むことは当然重要だと思います。
それでも、既に終わったこと、未だ起きていないことを、必要以上に気に病むのは、
自分で自分を苦しめるようなもの。
何事も気の持ちよう。
まずは、「今」を大事に生き切る。
「今」の積み重ねが、一瞬のちには過去になり、未来にも繋がるんですものね。

「有時」。
時の記念日の今日にちなみ、また「7年」や「70万打」という節目にちなんで、
改めて肝に銘じようと思いました。

……って、説教臭い日記を書くのは、お察しの通り、例によって例の如く、
「今を無駄に過ごしてんな~……orz」と反省しきりな毎日だからで~す^^;。
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