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梅一輪 一輪ほどの暖かさ (服部嵐雪)

本日2月4日は、立春。
暦の上では、今日から春です! Spring has come!!
……ってカンジは全然しない寒さ厳しい今日この頃だけれど。
実際、「大寒から立春までは一年のうちで最も寒い季節であり、
立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、春の気配が忍び入ってくる」と言われるそうです。
ま、冬来たりなば春遠からじ。

気分だけでも春を感じるべく、
ブログテンプレート(PC版と携帯版)を梅に変えてみました。
雪の中でも健気に小さな花を咲かせる寒梅です。
古いテンプレートらしく(2006年作成?でXHTMLじゃなくHTML4.01で構築)、
細々とカスタマイズしましたが、いろいろ不具合がありそうで心配……。
何かお気づきの点があれば、ご一報いただけると幸いです。

ところで、「立春」って現在は2月4日ですが、
これは1985年~2024年頃までに限ったことで、常に2月4日ではない!
ってご存知でしたか?
約30年前は2月5日だった年もあったし、それより前は2月3日の年もあった。
また、12年後には2月3日になるかもしれないそうですよ。



立春とは、二十四節気の第1であり、
天文学的には、太陽が天球上の黄経315度の点を通過する瞬間(定気法)で、
冬至と春分の中間に当たります。

なぜ立春が毎年同じ日にならないのか?

それは、昨年の秋分の日に、
>なぜ秋分の日が毎年同じ日(9月23日)にならないのか?
と書いた問いと、同様の答えのようです。
地球が太陽の周りを1周する公転周期は、ゲンミツに365日ではない。
立春(ひいてはその前日の節分)の日付は、天体の運行に基づいているので年によって異なる。

明治改暦の1873年~1897年までは2月3日もあった。
1984年までは、4年に1度の閏年に2月5日だった。
1985年~2024年(2020年までになる可能性あり)は2月4日。
2025年から(2021年からになる可能性あり)は、閏年の翌年に2月3日になる。
(未来の日付は軌道計算に基づいたあくまで予測)

まぁ、天体運動と人間が作った暦との間に差異が生じるのは、
当たり前っちゃ当たり前で、なんら驚くことではないんですけどね。
それでも、毎年カレンダーに書かれている「○○の日」が、
年によって違ってくる、という事実を目の当たりにすると、
改めて「そうかぁ、そうだよなぁ。不変のものなんてないんだよなぁ」と思ったりします。

「北極星は、夜空の中で唯一動かない星」と常識として思い込みがちですが、
1万3000年後には、こと座のベガ(織姫星)が「北極星」になっているはず、
という説にも、「不変のものはない」と感じ入ります。
↑地球の自転の回転軸=「地軸」を天球に延長した「天の極点」の傍にある星が北極星になる。
地球の自転軸は2万5800年の周期で少しずつ動いていため、北極星も移ろう。
なぜ北極星は動かないのか?(天球図でさぐる地球と天体の動き)

諸行無常の響きあり……と春たちける日に思った次第。(←マジメかっ)
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