2012_12
23
(Sun)19:56

大河ドラマ「平清盛」、本日最終回

NHK大河ドラマ「平清盛」が、
本日20:00から(NHK総合)の「遊びをせんとや生まれけむ」で
全50回放送の最終回を迎えます。

歴代大河ドラマの最低視聴率を更新したとか、
平均視聴率も過去ワーストだとか、
10月はずっと視聴率が一桁だったとか、
「画面が汚い」「画面が暗くて見づらい」
「『王家』と呼称するのは皇室の権威を貶める意図だ」
「戦国時代や幕末と違って平安末期は馴染みがない」
「登場人物が多すぎ」「人間関係が複雑すぎ」「名前が似てて区別がつかない」
「平清盛は悪役のイメージ」「奢る平家が滅ぶ話なんて興味ない」
「役者の演技が下手」「女優が老けメイクしてない」
「いきなり和歌とか詠み出すしwwww」「怨霊とか生霊とか出てくるしwww」
「史実と違う」「史実に忠実で面白みがない」「とにかく難解」
などなど、非難轟々酷評紛々な大河ドラマでした。

が、私にとっては「独眼竜政宗」と双璧を成す、
素晴らしい傑作大河ドラマでした!!


大河「平清盛」視聴率ワーストワン確実に テコ入れも不振の“理由”は(MSN産経ニュース12月9日付)
「平清盛」不人気、絶賛の玉三郎さん嘆く「世の中、皮肉」 本当の舞台裏は…(SankeiBiz12月16日付)
最終回目前! 大河ドラマ『平清盛』とは何だったのか…(oricon style12月22日)
“正しすぎる”大河ドラマ『平清盛』はヒールのまま終わるのか?(日刊サイゾー10月25日付)←↓ソースがアレ^^;ですが。
低視聴率が話題の『平清盛』実はネットで大人気のワケ?しかも女性ファンが急増!(アイドル 芸能 見張り隊10月26日付)


視聴率の低さばかりがマスコミで何度も声高に言われてきましたが、
Yahoo!のみんなの感想は★★★★★多数でたくさんの感想が投稿されているし、
ツイッター上でも大賑わい。
2012年のツイートを振り返る「Year on Twitter」で、
ツイッター上で話題になったテレビドラマの1位が「平清盛」でした。

ツイッターではこんな用語も生まれましたよw
・早盛:18時からのBSプレミアムでの先行放送を視聴組
・本盛:20時からのNHK総合での本放送を視聴組
・再盛:翌週土曜日13時からの再放送を視聴組
・録盛:いずれかを録画して視聴組
・デマ盛:NHKオンデマンドで視聴組
・生清盛:Twitter「平清盛」アカウントで、「本盛」中にプロデューサーが生解説。
・盛絵:Twitter上にアップされる「平清盛」ファンアート。著名な漫画家・イラストレーターも参加。
   活発なイラスト投稿の結果、展示会も開催された。
ツイッターイベント 公開“生清盛”に潜入!(ネットステラ11月2日付)


私はといえば、その時間のチャンネル権がないので(涙)、大河ドラマはもっぱら「録盛」派。
視聴率に全く貢献していない……けれど、
そもそもウチにはビデオリサーチさんの謎の箱が設置されていないから関係ないっすね(笑)。
第1話の再放送を見て、
その後しばらく見ていなくて、
過去日記にも書いたとおり、V6の森田剛くんが初登場した第12回を見て、
それから時々録画して見て、
第20話頃の「保元の乱」あたりから、じっくり見るようになりました。

数話まとめて見るんですが、
気になる人物が登場すると、録画を一時停止し、パソコンでググって、
その人物の出自や人間関係、亡くなるまでの一生を調べまくります(笑)。
なので、4~5時間ぐらいあっという間に過ぎてしまいます。
もともと学生の頃から平安時代が好きだったんですが、
大河ドラマ「平清盛」を見ているお陰で、日本史の教科書で学んだことが、
生き生きとした鮮やかな人間ドラマとして私の中で再構築され、
さらに知らなかった知識を調べて得る、という知的好奇心も満たされます。


クランクアップセレモニーで主演の松ケンさんの言葉が感慨深かったなあ。

「平清盛」クランクアップセレモニー(NHK「平清盛」公式サイト)
・『平清盛』の撮影は、2011年の震災後、半年も経たずに始まった。
だから、生きることに関して、きっちり向き合って、表現していかなければならないと思っていた。
・油断していると、清盛はすぐにどこか遠くへ歩いて行ってしまう、自分から離れていってしまう。
そういう危ういなかでも、どうにか清盛にしがみつき、食らいついて演じてきた。
・視聴率の最低記録を更新できたのは、すごく光栄だと思っている。
本気でやって、本気でいい作品にしようと思って努力してきた。
それで記録更新するって、滅多にないこと。
逆に、すごい高視聴率を出すのと同じぐらい難しいことではないでしょうか。
適当にやって、それが画面に出て、視聴者の皆さんが離れていって視聴率が下がったなら、それはダメ。
大河ドラマ『平清盛』は、そうではない! そこには、強い自信を持っている。

ソフトな口当たりの気楽で軽妙なドラマ作りへと途中で逃げることなく、
徹頭徹尾ホントに軸のブレない、質の高いドラマだったと私は感じます。
貴族の時代から武士の時代へと、日本社会の政治構造がガラリと変わる激動の大転換期。
皇族・貴族・寺社・源氏・平氏・海賊に至るまで、様々な人々がそれぞれの思惑で、
複雑に関わり合い、必死に「生きる」様を丹念に描いた、濃厚で緻密な群像劇でもありました。
なにより、その後700年も続く「武士の世」の礎を作った、革命の人。
その一人の男が悩み、もがき、夢を追い、失望し、なお希望を抱くまでの一生を描いた、
文字どおり「大河ドラマ」だったな、と。
今年一年間、「平清盛」のお陰でとても幸せな「ドラマ視聴体験」ができています。
「平清盛」を作ってくださった全てのキャストやスタッフに、心から感謝です!

さあ、最終回。
後で録盛をゆっくり堪能しようっと♪
そして、12月30日18時からはBSで総集編3部作を3時間一挙放送!
こちらも楽しみだな~♪♪
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コメント

12/25に拍手からコメントを下さった方

この記事にコメントを戴けて、とても嬉しいです!

>個人的にはすごく面白い大河ドラマでした。
ご賛同いただけて良かった♪
伏線を張り巡らせた脚本+平安末期を再現しようと工夫を凝らした美術や照明や演出+ドラマを盛り上げる音楽+優れた役者陣の渾身の演技が
上質の緻密な織物のようにおり重なった、稀有な傑作でしたよね。

>悪いイメージの所為で、観ないで駄目なドラマと決め付けている方も多そうで残念
そうですね……昨今、ドラマについて報道されるほとんどが「視聴率」で、
現代社会の多様な視聴環境、多様な価値観のなかで、
「数字」ってなんだろう? と不思議に思うことが多い今日この頃です。

>見続けていて本当に良かった
私も、その一言に尽きます!
物語が終わってしまった寂寥感、良作を見届けた満足感が、
綯い交ぜになって言葉にならない感動が胸を満たす、独特の幸福感に包まれました。
なんというか、映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のラストを見た時と同じ心境です。
これは「ドラマ世界に夢中になって見続けた」視聴者が得られる極上のご褒美だな、と思います。

>少し残念なのは最終回の平家滅亡が駆け足だったところ
十人いれば十人の意見や感想があると思いますが、
私個人の感想としては、「平清盛」の最終回として、あれが過不足なくベストだったな、と感じました。
「平清盛」の物語なので、清盛死後の平家の滅亡や源平合戦を回を跨いで長々とやるのは、ちと蛇足。
けれど、清盛の死で終了、あるいは死後をナレーションだけで終わらせてしまえば、
清盛の死は、志半ばにして夢破れた無念のままになり、
平家の滅亡も、悲嘆と悔恨ばかりが残る。
けれど、清盛の遺志を平家の人々が、そして源頼朝が聞く、というシーンがあった。
そのことで、「平家は常に一蓮托生」という一門の強い思いが、
走馬灯のように次々と映った各人の最期の瞬間に、
覚悟を決めた潔い美しい顔に顕われました。
そして、清盛の「武士の世を作る」夢は頼朝が継ぎ、さらに室町幕府、そして江戸の幕末まで受け継がれた。
最後の最後にナレーター頼朝が言った一言、
「平清盛なくして、武士の世はなかった」
第1話でも頼朝が言っていた言葉ですが、この時は「え~、そうかしら?」と感じたものが、
最後の一言には全50話で積み重ねられた説得力があって、涙が溢れました。
こういう伏線の張り方、回収の仕方が痛快な脚本でしたね!

>NHKはこれに懲りず
平清盛その人が、武士の世を作ろうとした革命の人でしたが、
NHK制作スタッフもまた、今までになかった大河ドラマを作ろうと果敢に挑戦した意欲作でしたね。
こんな中身の濃い大河ドラマを見せられてしまっては、
次回作以降に期待が募ってしまって、より「おもしろきもの」を見せてもらわないと
満足できない体になっちゃいそうです(笑)。

>来年の「八重の桜」
私も昔から、幕末の会津藩、特に白虎隊や什の掟など、会津っぽ(頑固者)の精神が好きなので、
来年の大河ドラマも興味津々です♪
……けれど、「天地人」と同じプロデューサーなので、そこが一抹の不安……orz
(未だに「天地人」で期待を裏切られた恨みつらみが残っているので^^;)

ついつい嬉しくて、長々とウザい返信になってしまい、申し訳ありませんm(_ _;)m
どうぞまたお気軽に遊びにお越しくださいませvv

2012/12/29 (Sat) 11:56 | 杏月 | 編集 | 返信

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