今月の感想前編はこちら→アフタヌーン12年10月号 おお振り感想(1)
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※野球ファン歴6年(ニワカ)の腐女子によるネタバレ感想です。
セリフなど意図的に一部省略している部分もあります。
原作を純粋にお好きな方、腐女子の妄想や筆者の文章がお嫌いな方は、
ご不快になる恐れがありますので、以下ご覧にならないでください。
野球に関する知識に間違いがありましたら、優しくご指摘いただけると勉強になります。よろしくお願いします!
花井くんのホ ー ム ラ ン
キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!
(↑感想前編からずっと半狂乱で回りっぱなしwww)
>ここでガツン! と西浦初のホームランを打っちゃってくれちゃってもイイのよvvv(@5月号感想)
>そしてそして私は相変わらず、
>この試合で梓が初HRを打ってくれることを願って止まないのです……!
>(↑妄想がちな乙女w)(@先月号感想)
と、再三書いていた 予 言 成 就!!
いえね実は、西浦で初ホームランを打つとしたら花井くんだろう、と信じていたし、
花井くんがホームランを打つとしたら榛名さんのストレートだろう、と予想していたんです。
原作3巻で阿部くんが解説していたように、
榛名さんの直球は「これでもかってバックスピンきかして」いる回転数の多い球で、
「回転の強い球はちゃんとバットに当たると飛ぶんだ」。
だから、振り遅れずにバットの芯で捕え、力負けせずしっかり振りきることができれば、
三橋くんのまっすぐよりも榛名さんのストレートのほうが、より遠くまで飛びやすいはず。
(だから、三橋くんの球を2度もHRにした美丞大狭山・和田くんのパワーを尊敬…!)
そして、夏休み中におおいに食べ、おおいに練習して筋力アップした成果が、
そろそろ形になって見えてもいい頃かな? とお話の展開都合wを加味して、
この武蔵野第一戦で花井くんの初ホームランが見られるんじゃないかと、かなり期待していたんです。
嬉し恥ずかし初ホームラン! ですが、その経緯がいかにも花井くんっぽい(笑)。
感想前編の続き、榛名の初球ストレートを打ち返した花井くんは、
一塁を蹴って、脇目も振らず二塁へ猛ダーッシュ!
その間に、打球はレフトのポール際にスタンドイン。
「はいったああああ!!!」の声を耳にして、花井「!?」
走りながら(え?)と前を見ると、
武蔵野のセカンドが後ろに身を引き、二塁を開けて立っています。
(↑コレ、ホームラン打った人には、すんごく気分イイ光景ですよねぇ~vvv)
半ば呆然としながら、走る速度を緩めてゆっくりと二塁、三塁を踏んでいく花井くん。
(↑余談ながら、このベースの踏み方が、空過しちゃわないかとちょっと心配に…^^;。
ベースの内側の角を踏むのが走塁の基本のハズだけど、
花井くんはベースの一辺に足の側面を触れさせていたもんで……
ま、セカンドとサードが凝視してるから、ちゃんと触れてるに違いない!)
「ナイバッチーッ」「やったね」「キャプテンッ」「おしゃー3点目ー!!」の声援を背に、ホームイン。
(オレが、武蔵野の榛名から、ホームラン……?)
と、まだ狐に摘まれたような顔の花井くん。
次打者の沖くんが「ナイバッチ!」と真っ赤な顔でハイタッチ。
さらに西浦ベンチに戻ってくると、
泉「ナイバッチ!!」
巣山「やってくれたな!!」
三橋「ナ、ナイ、バッ」
水谷「公式戦ホームラン1号!!」
紅潮した顔で捲し立てるチームメイト達に、
ようやく花井くんも顔が赤らみ、じわじわと喜びが込み上げ始めてきた様子w
メットを外しながらベンチの中を進むと、モモカンと目が合い、
(努力の成果だよ!)と無言でコクッと頷かれて、ドンッと花井くん赤面。
いやあ~、あの榛名から打った、公式戦1号の記念すべきホームランを、
本人は見ていなかった、っつーのがなんとも「花井梓」っぽいwww←
そして、今月号最大の萌えはこっからですよ!
赤面している花井くんの背後から声が……
田島「オレが出てりゃあ2点入ってたよな」
花井「うえ?」
田島「お前がこんなんなら四球選んだってよかったのに!」
花井「はあ?」
田島「予想外なんだよ!! 榛名からホームランとか、
お前スゲーぞ!!!」
どっかーんと花井の頭から 大 噴 火!!(笑)
自分の必殺技(至近距離&上目遣い&頬染めコンボ+褒め言葉の強力なアメw)で
花井を
田島「打ったの内角? やっぱ引っぱんねーと飛ばねーよなー。
いー角度で飛んでったぞー」とレフトスタンドの方角を指差し。
田島「気付かないで走ってたから見なかっただろ」
花井「やーまー」真っ赤になって頭を掻きつつ、どっかんどっかん噴火は継続中w
田島「ビデオに入ってるといーな!」
花井「おー」
ハナタジのやりとりに、私もどっかんどっかん萌え火山が大爆発でっす!!(笑)
>高々と拳を上げたガッツポーズでゆっくりとダイアモンドを一周した後、
>ホームベースで待ち構えるランナー田島くんと
と過去の感想に書いたヨコシマな妄想とは少々シチュエーションが違いましたが、
この一連のやりとりに萌えすぎて、正直このページばっかりニヤニヤ何度も読み返してて、
感想書くのが遅れました(苦笑)。
「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」ならぬ、
田島くん、花井くんがホームラン決めたらどんな顔するだろう? というのが、
私の長年の萌えポイントだったもんでvvv
田島くんは、花井くんのHRを目の当たりにして、妬むでも悔しがるでもなく。
花井がHRを打てると予想していたら、オレは四球を選んで出塁して、2点取れていた、
と言っているわけで、自分の打撃成績や榛名と勝負したいといった個人の欲より、
チームの勝利を何よりも最優先している、素晴らしい4番打者だな~!
そして、花井がせっかくの初HRを見ていなかったから、
ビデオ(バックネット裏で武蔵野バッテリーを撮影している動画)に映り込んでて、
後で見られるといいな! とまで言ってますよvv
田島くんってばどんだけ花井くんに親身で我がことのように喜んでんですかvvv
もしビデオに映ってたら、二人してイチャイチャ観賞すればいいよそーよそーよ!←
この試合の2回裏に自分がヒットで出塁した時も、
「花井ちょっと待ってろよ(中略)お前に打点つけてやっから」って思ってたしvv
今までだって、三星戦では(以下略)、桐青戦でも(以下略)、崎玉戦(略)、美丞大狭山戦(略)、関西遠征(略)、
(↑いかに田島くんが花井くんを見てるかを過去にこれでもかと列挙したので、今回は省略w)
かたや花井くんは、田島くんに褒められただけで喜び爆発って、
田島くんを好きすぎるだろーwwww
そりゃあ「やべー、田島がカッコイ~~」とか思ってる相手から、
手放しでストレートに褒められたら昇天もしちゃうわな(笑)。
>花井がヒット打ったらニコニコ喜び、打てなかったりミスしたらコワーイ不機嫌顔
で、田島様の花井に対するアメとムチの波状攻撃が効果的すぎる!(笑)
二人の会話を見て、モモカンが(花井君、これでやっと田島君の視界に入ったってことかな)
と考えていましたが、これには異議あーり!
いやいや、初期の頃からずーっと田島くんは花井を見てたし意識してましたよねw(前述の通り)
アベミハバッテリーが「サインに首振っていない」ことも、モモカンは美丞大狭山戦で初めて気づいたし、
選手同士の
さらにモモカンは、HRは私も予想外、高校生の成長速度はおそろしい、
田島君だって身体含めてまだまだこれから、と思い、
モモカン(2人がこうやって抜きつ抜かれつやってくれれば、周りは必ず引っぱられていく。
いい関係がスタートしたね!)
ええ、まったくもって「抜きつ抜かれつ」のイイ関係ですわ(*^-^*)!(杏月、自重…)
モモカン姐さんのお陰で、萌え燃料が尽きません! あざーっす!!
花井くんを絶賛したけれど、田島くんだってこのままじゃ終わらないですよね~vv
榛名さんとの対戦を、誰よりも喜んで誰よりもワクワクしていたのは田島くん。
それに、花井くんに「背ェ高いヤツ、キライだし」と面と向かって言い放ったように、
強い矜持と自信だってあるもの♪
花井がやってくれた今、自分も負けたくないはず。
「内角」を「やっぱ引っぱんねーと飛ばねーよなー」と言っていた通り、
さっきレフトフライに倒れた打球は、流し打ち(左打者がレフト方向へ打つ)だったので、
田島くんの第4打席では、会心のヒットを見せてくれそうな予感?
花井くんがHRを打ったことで、次の打席での武蔵野バッテリーの警戒も変わってくるし、
そうなると前の打者の田島くんへの攻め方も難しくなってきますしねvv
……逆に花井くんは、次からは厳しく攻められて、あとは凡退かもなー^^;。
それでも、1)ジャンケンに勝って→2)高校初ホームラン打って→3)田島に褒められた。
つまり15年分の幸運が一気に来たから、もう充分だ!←
●ハナタジ萌えに舞い上がりすぎて長くなりましたorz
次打者の6番沖くんはサードゴロ。スリーアウトチェンジ。
でも、(当たったぁー!)とホッとした顔。
今までは3球三振とバント失敗だったので、
3打席目になって榛名さんの球のタイミングが少し掴めてきたのかな?
●武蔵野ベンチでは。
秋丸「いやー、ビックリしたねー。1年にホームラン打たれるとは!」
歯に衣着せぬ無邪気なKY発言に、1年生達は青褪めてますww
榛名「夏ベスト16だからな。みくびってたわけじゃねーけど、向こーをほめとくよ」
秋丸「ふーん」
二人は17年の付き合いだから、言いたいことズケズケ言い合うのが日常みたいねw
そして、榛名さんが”三橋投手のストレート”について、みんなに解説。
「ストレートみてェに見えっけど、別の球だぞ」
あの球速からして三振取る球じゃない、打ち取るのが目的の球で、
ここまで温存していた決め球。
揺れも曲がりもしないけれど、なんかタイミングが狂う。
榛名「あのボールは捨ててけ」
藤巻「打ったらピッチャー助けるってことすか?」
榛名「多分な」
清水くんが榛名さんに質問、「伸び…はしないですかね。こう…浮いてくるとか」
榛名「お前、何年野球やってんだ」呆れ顔w
清水「…っすよね、スンマセン」
彼らの会話を聞いていた秋丸くんはコップで水分を摂りつつ、
(転がしたカンジ、バックスピンじゃなかったような気はするけど、
そんなに変な球だったかなァ)と腑に落ちない表情。
●7回表、武蔵野第一の攻撃、5番藤巻くん。
さっき花井くんにホームランを打たれたことを、
自分が中学で対戦した時はまだ気合で押せる相手だったから、と見くびって、
知ったかぶりして、いらない進言(気合で押せる相手ですよ)したせいで……!
と激しく反省しています。
阿部(あと3回2点差。逃げきりゃ勝ちだ!)
(何やら話し合ってたからな。どんな作戦なんだか見当つける)
と、まっすぐを1球見せるため、内角高目の絶好のコースへ。
藤巻くんはバットを振りかけたものの、ストレートは捨てる、という榛名さんの指示を思い出し、
咄嗟にバットを止めて、ストライク。
阿部(こいつもバット止めたか。2番9番と榛名もまっすぐ1球目は止めてたが…)
もう1球、ちょっと危ないけれど、普通なら手を出す内角高目のまっすぐ。
藤巻(絶好球~~っ)と思いつつも、見送って2ストライク。
阿部(どうやら”まっすぐ”は捨てろって方向か?)
武蔵野ベンチの榛名さんの作戦に勘づきました。
阿部(捨ててくれたほうが決め球としての効力は高まる…が、
どんな球でもそればっか投げるわけにはいかねーからな)
三橋(内角低目にはずすスライダー。ここへ目付けをしておいて、
外角高目まっすぐ、で、締める!)
↑このモノローグで、三橋くんの成長に感動しましたvv
三橋くん、阿部くんの配球組み立てが、ちゃーんと見通せていますよ!
阿部くんはもちろん、3球目のサインは出すけれど、
4球目にどの球で締めるかまでは、ここではサインを出していません。
けれど三橋くんは、3球目がこの球で、それは目付けのためだから、
4球目はこのコース・この球種で、それで締める! と理解しています。
一見何気ないようで、これってとても重要な変化だし、三橋くんの成長っぷりがスゴイ!
関西遠征の試合では、三橋くんは阿部くんとオドオドと答え合わせをしている段階でしたからね。
その3球目、藤巻(ストレートじゃない!)と足元のボール球を強引にすくって打ち返す!
ギリギリ一塁線の上に落ちてフェア!
藤巻くんは懸命に走って、無死二塁。
阿部(”まっすぐ”以外を何が何でもっつーかんじだな)
巣山くんはボールを三橋くんへ投げ返しながら、
「飛んだコース悪かった! ピッチャー負けてないよ!」
三橋くんも落ち着いた表情でコクと頷き。
確かに、難しい球を気持ちで打ち返した藤巻くんを褒めるべきですね。
●武蔵野テラダー監督は、6番八木くんにバントのサイン。
しかし、まっすぐを打ち上げファール。
テラダー監督(ちゃんとやれってんだよ~~)ともう1度バントサイン。
八木(えと、ストレートだったけど、バントはしなきゃだろ?)
再び打ち上げてファール、2ストライク。
テラダー監督(オイオイ~~秋丸も決めたんだぞ。なんでバントできないのよ~~っ)
と諦めてヒッティングのサイン。(スリーバントで再びファールだと即アウトになるので)
三橋(2S(ツーストライク)だ。入ってると思えば、手、出す。
ストライクからボールになる、スライダー!)
思惑通り空振りさせてバッターアウト!
●武蔵野ベンチに戻ってきた八木「なんつーか、清水の言った通りのカンジで……」
「伸びるってこと?」「浮くとか!?」と驚くチームメイト達。
八木くんは、バント成功した秋丸先輩に質問、
「あの球転がすの、かなりコツいりますよね?」
秋丸「かなぁ……こう……」「つーか……だから……」
バントの身振りで説明しようとするものの、上手く伝えられない秋丸くん……。
視線を逸らしどこか期待していない顔(?)の榛名さんを見ながら、
秋丸「でも、そんな難しい球じゃないんだよ。次の打席でもっかいちゃんと見てみっから、
この回、オレまで回せ!」
おおっ!? 秋丸くんなんかキリッと凛々しい顔!?
どうなるでしょうねぇ?
秋丸くんは自分では(動体視力で)まっすぐをバントできるけれど、
それを的確にチームメイトに説明できるのか?
三橋くんのまっすぐは、武蔵野ナインに攻略できるのか、できないのか!?
待て、次号!
……と言いたいところですが、次号は単行本準備のため休載です~orz
続きは、アフタヌーン12月号で!
そして10月23日には、最新巻20巻発売です♪
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