9係と平清盛

  • V6
  • 2012.07.04
見ました!
今日から始まったテレビ朝日系ドラマ「警視庁捜査一課9係」。

7年続くこの人気ドラマシリーズ、実は私、見るのは今回が初めて(苦笑)。
名前は知っていましたよ、当然。
9係? それより”公安9課”のストーリーが見たいよ~。
攻殻機動隊のシリーズ新作、作ってくれないかな~」
とか思って、このドラマを見たことはなかったんです^^;。
昔から、刑事ドラマや推理物は大好きなんですけどね。

初めて見るこのドラマ自体が楽しみなのはもちろん、
主題歌のV6新曲「kEEP oN.」が本邦初公開なので、
期待に胸高鳴らせながら、20時にテレビ前で正座待機……いえ、正確には、
その前の「ナニコレ珍百景」にイノッチがゲスト出演したので、
19時には正座で待機していましたが(笑)。
って、いきなり冒頭から「kEEP oN.」流れた――――vvvv


さらに、ドラマのラストにも再び流れて、その部分の録画を繰り返しリピート(笑)。
「V6史上最大の問題作?!」「そりゃーもう壮大!」「めくるめく展開」という前評判通り、
おもしろい曲構成ですね~♪

歌い出しは、優しいピアノ伴奏にイノッチの声で「♪Fly away~……」と
穏やかで切ないバラードのような、しっとりとした曲調。
……と思ったら、ストリングスとメンバーの声が徐々に加わって
どんどんクレッシェンドしてゴウジャスに盛り上がってゆき、
一瞬ブレイクして、今度は一転、クラブサウンドみたいな軽快な曲調で、
剛くんや長野くんの歌声が聞こえ、
ラストのほうはメンバーが畳みかけるように「♪keep on trying~」と繰り返す。
全体的には、カッコ良くてノリの良い曲って感じですね。
早く曲の全貌が知りたいな~!
そして、このめくるめく展開の曲を、V6がどんなふうに踊るのか見てみたいっ!


ドラマ「警視庁捜査一課9係」も初めて見たんですが、
これは面白いですね~!
犯罪の捜査過程とか一件落着とか、刑事ドラマの謎解きの面白さはもとより、
「9係」のメンバー6人の個性がそれぞれ際立っていて、
一見バラバラなようでいて、しっくり噛み合っていて、チームワーク抜群。
……って、アレ? こんな6人組、どこかで見たような……?(笑)
脇の役者さん達も、私がもともと好きな演技派俳優さんばかりで、
とっても安心感&ドラマにどっぷり入り込めるなーvv
6人の掛け合いがポンポンとテンポ良く、あまりにも自然体で、見てて楽しくなってくる♪
演技なのかアドリブなのか境界が判らないところも多々あって、
それぐらい現場もチームワーク良くて、7年間培った阿吽の呼吸があるんでしょうね。
いや~今まで見なかったことを後悔! これは面白い刑事ドラマだわ。
イノッチが出演しているからだけでなく、今後も録画してガッツリ見ます!vv

密かに心配なのは視聴率なんだよな~……。
初回2時間スペシャルは13.0%だったそうですが、
来週の第2話は、裏でサッカーがあるし、
その後もロンドンオリンピックの時期にかち合っているし、
せっかく面白いドラマなのに、視聴率が伸び悩んだら残念だな~。
いえね、私は単なる一視聴者で、
我が家にビデオリサーチさんの測定機がついているワケでもなし(笑)、
視聴率を気にする必要はないんですけどね。
近頃、視聴率が低いと話題になったり、打ち切られたりってドラマが多いから……。


視聴率といえば。
NHK大河ドラマ「平清盛」も、その話題ばかりが注目を集めていますが、
私が現在毎週欠かさず見ている唯一のドラマが、この「平清盛」。
第1話を見て、その後は(チャンネル権がないので・涙)しばらく見ていませんでしたが、
V6の森田剛くんが初登場した第12話を久々に見て、
その後、5月頃から毎週録画して見ています。
今やっているドラマで、最も面白い! と思うんだけれどな~、私は。

私は小学生の頃から、時代劇や大河ドラマを見るのが大好きで、
そこから文語体な言葉や日本の歴史を学んだと言っても過言ではないのですが(笑)、
ここ数年は、大河ドラマもとんと見なくなっておりました。
2009年の大河は、大好きな戦国時代、しかも上杉家の直江兼続が主人公と知り、
前年末から大いに期待を募らせ、張り切って毎週視聴し長々と感想文を書き連ねました!
(→弊ブログのカテゴリー「天地人」参照)
……が、第33話を最後に、感想文を書くのを頓挫しましたorz
脚本が、あまりにも酷くて。
見るに堪えなくなりました。
私は歴女のお姐様方とは違い、高校日本史レベルの知識しかありませんが、
その素人目に見ても、あまりにご都合主義な歴史改竄だらけ。
主人公の掲げる「義」はその場その場でブレまくり、言動も支離滅裂なのに、
周囲から「優れた人」「いい人」と褒めそやされまくり。
「上杉家」や「直江兼続」にとって重要な史実がなかったことに無視され、
代わりにホームコメディとラブコメディがこれでもかと随所に差し挟まれる。
しまいに私の目には、このコスプレ大衆時代劇「天地人」は、
「同姓同名の別人」を描いた「出来の悪い同人誌」のように見えました。
演じる役者さん達がみんな大好きな方達だったから、残念で残念で……。
事前の期待が大きかっただけに、ほんとうにほんとうにガッカリ落胆しました。

「羹に懲りて膾を吹く」の諺にもあるとおり、「天地人」に懲りて、
「もう大河ドラマなんて見るもんか!」と思ったものです。

が。
森田剛くん目当てで(笑)3年ぶりに見た大河ドラマ「平清盛」、すっごく面白い!
平安末期の混沌とした世相の中で、
朝廷・貴族・寺社・源氏・平氏が微妙なバランスで手を組み合い、牽制し合う。
保元の乱、平治の乱と歴史的な大事件が続いて、
貴族から武士の支配へ日本の政治の大転換期がやってきている。
登場人物達は誰も皆、たった一つの判断でその後の人生に大きな狂いが生じかねない。
激しく泣いたり、怒ったり、喜んだりと、
泥や埃塗れになり、口から唾を飛ばしながら、「今」を必死に生きている!

そう、生きているんですよ、登場人物達が。
画面に砂埃(コーンスターチ)が舞って見にくいだとか、身なりが汚いだとか、
開始直後から批判が多かったけれど、それも味があってイイと思うんだけどな~。
平安末期っぽい、って気がします。(実際見たことないけどw)
ストーリーが進むにつれ、名脇役達が様々な死を迎えていきますが、
それぞれの死に様に、見ている私も激しく心揺さぶられ、ボロボロ泣いてしまいます。
脚本の、人物の背景や感情の機微、伏線の張り方・回収の仕方が上手いな~。
もしかしたら脚本に史実と異なるツッコミどころもあるのかもしれませんが、
私がさほど詳しく知らない時代のためか、余計な知識が邪魔をせず、
ドラマを純粋に楽しむことができています。
戦が、躍動感・緊迫感の伴う泥臭い演出でちゃんと描かれているのが、特に素晴らしい。
「こうして上杉は、この戦に勝利したのでございます……」とナレーションだけで説明し、
甲冑姿の主人公の綺麗なアップが数秒間、というのよりも、遥かにイイ!

今、物語は「平治の乱」真っ只中。
宿命のライバル源義朝と雌雄を決する、クライマックスの一つです。
毎週録画して3~4話まとめて見ているんですが、
ドラマの続きを早く見たくってそわそわしていますw

「平治の乱」が終わると、剛くん演じる平時忠が妹を後白河院の妻にしたりと、
政治的にも活躍の場が増えてくるので、さらに出番が増えるかな? とワクワク♪
第26話で、清盛留守中の評議で時忠が意見を述べると、清盛の弟・頼盛から
AAA…(違w) 伊勢平氏ではないお方のお口出しなど無用」と言われて、
「これは手厳しい……」と苦笑いしながら呟く、その剛くんの演技が良かったな~。
血筋を軽んじられて上から目線でピシャリと卑下されるけれど、
ムッとするでもなく、怒りや悔しさを見せるでもなく、自嘲気味に小さく笑う。
激動する世の情勢も、平家内での自分の立場も、
一歩引いた客観的な目線で見て「おもしろがる」軽妙さ、頭の良さ、したたかさ。
そんな時忠というキャラが、僅か一行のセリフ回しに滲み出てるなー、と私は感じました。


てなわけで、普段はあまり連続ドラマを見ない私も、
この夏は、「警視庁捜査一課9係」と「平清盛」を毎週楽しみにしてまーす♪
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