気象庁の発表によれば、
4月28、29日頃に沖縄・奄美地方が、
6月4~9日に九州から東北南部までが、既に梅雨入りしています。
入梅にちなんで、6月11日は「傘の日」、「雨漏りの点検の日」でもあるそうです。
九州~本州の梅雨明けは、平年だと7月14~28日頃、
昨年は7月8~9日とやや早かったようですが、今年はどうでしょうね?
そして、6月11日は、東日本大震災から1年3ヶ月目でもありました。
◆行方不明者なお3千人超、難しさ増す捜索(YOMIURI ONLINE6月11日付)
警察庁によると、東日本大震災の行方不明者は6月6日現在で、3018人。
宮城海上保安部は毎月11日を集中捜索の日としており、
宮城県警も、週2回程度10~15人態勢で海岸線を中心に捜索を続けているそうです。
今日も、岩手県警と釜石海保が250人態勢で、
岩手・宮城県の沿岸部や海上を一斉捜索。
しかし、昨年9月以降、骨の一部を除き、捜索で発見に至ったケースはないとのこと……。
内陸や海底の瓦礫撤去の際に、発見される例はあるそうです。
震災から1年以上経った今も、海に潜って行方不明者を捜索している潜水士達の言葉に、
胸が痛みました。
◆もはや捜索していない“手つかずの海域”はない それでも潜水士たちは今日も潜り続ける(SAPIO 2012年4月4日号掲載)
行方不明者も未だ3000人を超えていますが、
死者は1万5861人(警察庁・6月6日現在)、避難・転居者34万1235人(復興庁・5月10日現在)、
そして避難したくても事情によりできない人、避難せずに地元に残ることに決めた人、
被災者本人とその家族と親戚・知人・友人、
被災地で捜索活動を続ける人々、支援活動を続ける人々。
それぞれ様々に複雑な思いを抱えた人達が、たくさんたくさんいます。
東日本大震災は「終わった」ことではなくて、その爪痕は今も続いているんですよね……。
6月2日放送のNHKスペシャル「イナサがまた吹く日~風 寄せる集落に生きる~」を見ました。
津波にのまれた仙台市荒浜地区の人々の暮らしを、震災直後から1年間追ったドキュメント。
7年前に取材したVTRも流れて、震災前後の光景のあまりの違いに、言葉を失くしました。
近頃は、こういった被災地を取り上げた報道もめっきり少なくなった気がします。
各局報道では、中央での華々しい芸能界お祭りイベントを目にすることが多いなぁ。
◆イカに交じり1100万円入りバッグ…発見者へ(YOMIURI ONLINE6月8日付)
乗組員に被災者もいる底引き網漁船が、
海底から引き揚げた1100万円の入ったバッグを、全額そのまま市役所に届けたり。
刑務所を出て、所持金20万円で住むところも職もなく、
人を殺せば死刑になると思った、と通り魔殺人をする人がいたり。
この狭い島国に住む1億2千万人。
人それぞれ、いろんな考えで、いろんな人生を送っているんだな、としみじみ思います。
私の毎月定額の東日本大震災募金・2012年5月分は、
「福島の子ども保養プロジェクト」にしました。
放射性物質の影響が心配で外遊びが十分にできない福島の子ども達に、
夏休みに北海道などの自然の中で遊んでもらおう、という企画だそうです。
6月はどこに募金すべきかなぁ……漁師さんに直接お役に立つ所がいいんだけれど。
微々たる協力で申し訳ない思いですが、「微力でも無力ではない」と願って。
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