大阪桐蔭(大阪)が7-3で光星学院(青森)を破り、
初のセンバツ制覇を成し遂げました!
大阪桐蔭の皆さん、おめでとうございます!!
決勝戦では、大阪桐蔭が1回表にHRで2点先制、
しかし、3回表に光星学院が3連打で同点に追いついて、
その裏にまた大阪桐蔭が3点取って突き放したり、
それでも諦めずに光星学院が食いついたり。
大阪桐蔭は13安打、光星学院は12安打と、両校ヒットも多く、
決勝戦らしい手に汗握るナイスゲームでしたね!
(……今年の決勝は、試合ダイジェストしか見られませんでしたがorz)
「大阪桐蔭」といえば、甲子園でその名をよく耳にする甲子園常連校で、
春夏合わせて甲子園に10度出場、夏の甲子園での優勝も複数回あったはず、
という印象が強かったので、今回がセンバツ初優勝とはちょっと意外でした。
◆歴代最長身V投手だ!藤浪 3失点完投「最高です!」(スポニチ4月4日付)
◆藤浪史上初全5試合150キロ台/センバツ(日刊スポーツ4月5日付)
「歴代最長身V投手」って、そりゃあ197cmの投手はなかなか現れないでしょうねw
大会前から”なにわのダルビッシュ”と注目を集めた藤浪晋太郎投手。
初戦から、花巻東(岩手)大谷翔平投手との”ダルビッシュ対決”も見応えありましたが、
決勝戦も、12被安打ながら、要所を抑えて148球で完投!
高校野球の甲子園登板5試合全てで150km/h以上を出して優勝した投手は、
藤浪投手が初だそうですよ!
ただ単に「背が高い」「球が速い」という長所だけでなく、
素人目には「調子が悪くとも粘り強く投げる、心の強い投手だなぁ」という印象を受けました。
大阪桐蔭は、藤浪投手だけが突出して優れているワケではなく、
打線の援護が素晴らしかったですね。
4番の田端くんを1回戦の四球骨折で欠いていたのに、それを感じさせぬチーム安打数。
決勝戦では、先制・中押し・ダメ押しと、理想的な攻撃。
投手も精神的に大いに助けられたことでしょう。
追いつかれてもまた取り返すパワーが打線にあったなぁ。
打撃のみならず、守備のファインプレーも光りましたね!
5回1死一、三塁のピンチで、鋭い当たりのゴロを、
大阪桐蔭のサード笠松くんがスーパーキャッチ!
この鮮やかなプレーはホントに大きかったですねぇ……!
あれが抜けていたら、試合の流れも変わったかも。
笠松くんはまだ2年生だそうなので、ますますの活躍と成長が楽しみですvv
一方の光星学院(青森)は、昨年夏に続き、連続の準優勝!
東北勢の甲子園大会制覇(いわゆる「白河越え」)の悲願は、
残念ながら今回も達成されませんでしたね……。
東北勢が甲子園決勝に進出したのは、春夏合わせて今回が9度目、
センバツでは、2001年の仙台育英(宮城)、2009年の花巻東(岩手)に続き3校目。
うう~む、白河の関はホントに難所だなぁ……。
今の光星学院は、昨年夏の甲子園準優勝の後、
新チームになって公式戦負けなし! だったので、
今度こそ、甲子園の
だけど、昨年夏の決勝戦は、日大三に0-11の完敗。
この春は12安打3得点しての惜敗。
夏の甲子園に希望の繋がる惜しい準優勝だったと思います。
そういえばニュースで、光星学院を応援する可愛らしい保育園児達の姿が映っていました。
昨年の大津波の後で、その保育園にヘドロやガラス片の片付けなど
光星学院野球部員が支援に来てくれたそうです。
◆光星学院の健闘「復興の姿」実感 ナインが再開支援、交流続ける地元園児ら(MSN産経ニュース4月4日付)
光星学院の仲井監督は、
「野球で元気や勇気なんて簡単なことじゃない」と常々仰っていたようで、
選手達も、ボランティアで触れ合った身近な人に勝っていいニュースを、という思いで戦ったそうです。
◆被災地でも称賛の声「ありがとう」/センバツ(サンスポ4月4日付)
「もう1回チャンスがあるので、夏に頑張ってほしいです」とOBの巨人・坂本選手が言うとおり、
光星学院の皆さんには、さらにひとまわりもふたまわりも強くなって、
今年の夏にまた甲子園に帰ってきてほしいものです。
決勝戦は、両校とも点を取り合う力強いナイスゲームでしたし、
今年もセンバツ大会の全試合で、球児達の諦めない一生懸命なプレーがあったと思います。
選手宣誓で石巻工業の阿部主将が言ったとおり、
「感動、勇気、そして、笑顔」そして「底力」を見せてくれた全ての高校球児達に、
心から感謝を! 今年も感動をありがとうございました!
- 関連記事
-
- 工藤公康投手の始球式 (2012/04/08)
- マエケン、ノーヒッター! (2012/04/07)
- 大阪桐蔭、センバツ初優勝 (2012/04/05)
- 被災地代表のセンバツ選手宣誓 (2012/03/16)
- 飛ばないボールは右打者有利? (2012/02/20)