
3月27日は「さくらの日」だそうですよ。
財団法人日本さくらの会が1992年に制定。
さくらと「3(さ)×9(く)=27」の語呂合わせ、だそうなw
「日本の歴史や文化、風土と深く関わってきた桜を通して、
日本の自然や文化について関心を深めてもらう」という目的だそうです。
サクラと聞くと連想して思い出すのは、
「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫、木花咲耶姫)」。
日本の山の神オオヤマツミ(大山積神、大山津見神、大山祇神)の娘で、
「天孫降臨」したアマテラス大神の子孫ニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)の妻となって、
海幸彦・山幸彦などの子を生み、後の神武天皇へと繋がる。
つまり、天皇家のご先祖様のお一人、というのが日本神話の伝承ですね。
コノハナノサクヤビメはその御名の通り、花が咲きほころぶように見目麗しい姫で、
富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせたとも言われます。
あの薄紅色の小さな花をたくさん付ける木が
「サクラ」と呼ばれるようになった由来は、諸説あるようですが、
この女神の「さくや」をとって「サクラ」になった、という一説も。
確かに、鮮やかに咲き乱れる桜の木々は、
女神様が宿っているかの如き荘厳さをまとっていますねぇ。
あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いたく恋ひめやも
(万葉集 巻8-1425 山部赤人)
いにしえの歌人が詠まれた通り、
もしも桜が何日も咲いているのだったら、こんなに恋しいとは思わないのかもしれないですね。
……ま、「桜の日」といいつつも、
私の住む町では、桜の季節はまだまだ先ですけれどねw
ああ、ピンク色の霞一色に染まるあの光景、胸が逸って待ち遠しいです。
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