月刊アフタヌーン2012年5月号掲載「おおきく振りかぶって」の感想、後編です。

今月の感想前編はこちら→アフタヌーン12年5月号 おお振り感想(1)
過去のおお振り感想はこちら→カテゴリー「おお振り感想」

※野球ファン歴5年(ニワカ)の腐女子によるネタバレ感想です。
腐女子の妄想・妄言がお嫌いな方、原作を純粋にお好きな方、筆者の文章がお嫌いな方は、
ご不快になる恐れがありますので、ご覧にならないでください。








3回の表、武蔵野第一の攻撃。
1番 小林 センターフライ
2番 清水 ショートゴロ
3番 永井 ライトフライ

以上、フライを捕球する花井くんの後ろ姿とともに、1コマで3回表終了。
モモカン(攻撃は真っ向勝負で来てくれるから、守備んときはまだ楽できるね)

うう~む。武蔵野第一の上位打線(1~3番)は2巡目もあっさりだなぁ^^;。
武蔵野は2回に1点取りましたが、
4番がヒット打って、5番バント→6番バント→7番四球→8番バント(セーフティスクイズ)と、
今のところ真っ向勝負で打てているのは、榛名さんだけってことでしょうか。
でも、ヒットが1本出れば、下位打線が堅実なバントと俊足で1点取れるって、
公式戦経験の少ない1年生としては、充分すぎるスペックではあるけれど。

3回の裏、西浦の攻撃。
8番 水谷 三振
9番 三橋 三振

これまた三橋くんがブンッと空振りする1コマで(苦笑)。
モモカン(うちもどっこいか……)

ホントですねぇ^^;。
武蔵野が榛名のヒット+バント3つと俊足で1点ならば、
西浦は田島のヒット+秋丸暴投と田島の俊足で1点か……五十歩百歩ねw

●2死で1番センター泉君。
(とにかく塁に出ねぇとよォ)と、初球のストレートを思いっきりの空振り。
そんな打席の泉くんの表情を「…………」と物言いたげに窺う秋丸捕手と榛名投手。
(一塁三塁定位置)
泉くんはなんとか出塁しようと、セーフティバントを狙っている模様。
そのためにも、1球目で打つ気満々の豪快なスウィングを見せて、
武蔵野のファートとサードに「バントはないな」と油断させたくて、
初球をわざと大振りしたワケですね。
でも、榛名さんは(2巡目なのに1番があんなに大振りするか? なんかざーとらしーよなァ)
泉くんの意図を読んでいますよ。
2球目、サッとバントの構えをした泉くんの裏をかいて、スライダー!
だありゃっ、となんとかバットの先に当てて、キャッチャー前にボテボテのゴロ。
ボールを素早く拾った秋丸くん、(慎重にっ)と一塁へ送球!
ま た 逸 れ た~\(^o^)/
高く逸れた送球を精一杯腕を伸ばして捕った二塁手の足が、一塁ベースから離れちゃった!
ヘッスラした泉くんはセーフ!

(あっちゃ~~)と冷や汗をかく秋丸くんに、
ゆらあっとドス黒い怨念をまとって、マウンドから睨みつける榛名さん(苦笑)。
その背後から、サードの清水くんが掛け寄ってきます。
清水「にらんだって時間戻んないスよ! きりかえきりかえ!
  榛名さんのプレッシャー スゲきくんスから、マジ イップスになりますよ!」

イップスについて、欄外に注釈が。
※緊張をはじめとする、主に心理的な原因で、プレイに支障をきたすようになること。

イップスといえば、西浦vs美丞大狭山戦(原作13巻)で、
阿部くん負傷退場後、岳史くんがヒット打ったのに一塁手前で立ち止まってしまい、
「かけぬければいいのか、すべり込めばいいのか、わからなくなった」ことがあったっけ。
プロ野球選手でも、些細なきっかけでイップスになったりするんですよね……。
それにしても、やっぱり清水くんは捕手らしい性格の、よくできた後輩だなぁvv
うん、正論ですよ。先輩達をちゃんとフォローしてくれてエライ!

……と思ったら。
榛名「ンなセンサイなタマか!!
  あいつの暴投は単に実力なんだよ!!!!」

榛名様、怒髪天を衝く!! 背景には怒りの雷・ハルナサンダー(笑)。
目の前でガッと怒鳴られた清水くんも(ひ~~ぃっ)とタジタジww
うん、でも榛名さんも正論だ(苦笑)。
般若の形相wからジロッと射るような殺人光線が、秋丸にグサッと刺さってますwww
榛名(てめー金輪際ケン制投げんじゃねーそ!!)ギーリギリギリと歯軋りしつつ。
秋丸(わったわった。次投げっときはホント気ーつける)
通 じ て な い\(^o^)/
二人の間には、「決して以心伝心の間柄ではない」の字がwww
あーもーホントにおもろい腐れ縁ですなぁ、この二人はwww
榛名さんがどんだけ怒り狂っても、秋丸くんにはあんまり効いてないなー(苦笑)。
以前も書きましたが、秋丸くんは赤ンボの頃から何十万とハルナサンダーを落とされてきたから、
榛名さんの憤怒に耐性ついちゃって、不感症になっちゃってるYO(笑)。

●モモカン(秋丸君いいね~~え。その調子でもう1つ頼むわ!)
と泉くんに二盗のサイン。
榛名さんにジロリとおっかねー目で睨みつけられ(コエ…)と思いつつも、走る気マンマン。
榛名さんは(投げんじゃねーぞ!)とARC戦の時のように、またわざとワンバウンド投球をして、
泉くんは余裕でスチール成功! 

モモカン(よーしよし、さあ次は栄口君だよ!)
2死なのに、バントをキャッチャー前に転がせ、のサインに栄口くんビックリ。
榛名さんの球は速いし球威があるから、キャッチャー前に転がすのはかなり難しいですよねー。
(あなたならできる!)と深く頷くモモカンに、(えー…オレできんのかな)と怯むものの、
(でも……普通にバントして生きる足ないし、ヒット打つのは難しい。
それでも勝とうってんだから、相手に弱点あったらつかなきゃ!)

真剣な栄口くんの横顔がめっちゃイケメン~vvvv
回転がある球だから上げないように気をつけて、ヒジヒザやわらかく、いつもより余分に(バットを)引く、
と注意しつつ、モモカンも唸る、絶妙なキャッチャー前バント!!

秋丸「はい!」と反応よく球をキャッチ☆
榛名(あっ)←敵は打席ではなく身内にあり、ってカンジwww
秋丸(慎重に)←アレ? デジャヴュ^^;。
でも”3度あることは4度ある”(笑)とはならず、今度はちゃんと一塁送球、アウト!
モモカン(…………。ナイスロー…)とガッカリ顔w

ベンチに戻る秋丸くんは、後輩達から口々に
「ナイキャー」「ナイスロー」と褒められて、エヘラエヘラと締まりない笑顔ww
もしかして、試合中にキャッチング以外を褒められた(というか、キャッチング以外で成功した)のは、
秋丸くん、これが初めてなんじゃないかしら?(笑)
榛名(清水もちゃんと秋丸を立てんだよなァ。先輩扱いしなくてもいんじゃねって気もすっけど)
と、ヒデェことを考えつつ、
今のスローが成功したことで、西浦の盗塁がストップすればいいけど、
4球に1回じゃ、そんな訳には行かねーよなァ、とモモカンを見る榛名さん。

●さあ、4回の表。武蔵野第一の攻撃は、4番榛名さんから。
打席に入った榛名さんを見つつ、険しい表情で阿部くんは考えます。
(こいつに打たせても、うしろはバント攻勢だったんだ。
1回みたいにポンポンランナー出してやったりしねェ。
今回もうまいこと先頭だ……だけど、こいつを打ち取るか三振させる方法はねェのか?)


おおっと~! ついさっきの打席で、
「捕手(オレ)が投手(ハルナ)に読み負けるとか…クソ!」と悔しがっていた阿部くん。
闘争心にメラメラ火がついたようですね~vvv
欄外ハシラには「自分が捕手を務めていない時の榛名を、心のどこかで侮っていた。
榛名の成長が、選手(プレイヤー)としての阿部を刺激する!!」
とアオリ文句がvv
阿部くんは、どんな配球で榛名さんを封じ込めるのか!?
次回は熱いハルアベ頭脳対決が見られそうで、楽しみです♪

●以上、今月号は40ページでした。
ラストのページの見開き左側に、1~18巻の広告が。
「勝ちたい!!」というアオリと、試合中の紅潮した三橋くんのおおきな横顔アップ。
この横顔がめっちゃえろかわいくって眼福でした♪←
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