被災地代表のセンバツ選手宣誓

3月21日から12日間の日程で開催される、第84回選抜高校野球大会
その選手宣誓の大役は、21世紀枠で初出場する石巻工業高校の阿部翔人主将が務めることになりました!

第84回センバツ:組み合わせ決定 被災地から感謝伝える 石巻工・阿部主将、大役「夢みたい」 /宮城(毎日新聞宮城版3月16日付)
選抜高校野球 石巻工主将選手宣誓 「使命あると感じた」(河北新報3月16日付)

被災地宮城から初出場するチーム代表が選手宣誓……!



昨年のセンバツ選手宣誓は、
史上最短甲子園出場の、創志学園(岡山)1年生主将、野山慎介くんが務めました。
あの選手宣誓は、ものっすごく素晴らしくて号泣したっけなぁ。
あのVTRを見る度に、胸が熱くなり、勇気づけられたことを思い出します。

今年の選手宣誓が、石巻工の阿部主将に決まったのは、
出場32校の主将らによる抽選で引き当てたそうですよ。
てっきり、震災復興1年にちなんで宮城県の高校代表に選手宣誓を、
とオトナ達が決めたのかと思いきや、阿部くんが自力で掴んだ運だったのですね。
うう~ん、スゴイ!

石巻工は震災による津波で、グラウンドに約1.5mも海水が溜まり、5日間も引かなかったそうです。
野球部員達は校舎に避難したけれど、2日後の13日朝まで校舎から出られず、
食料はビスケットやチョコレートを少しずつ分け合い、
毛布もないので、カーテンを体に巻いて寒さを凌ぎ、
また、トイレで使う水の汲み上げや、高齢者の世話など校舎内で奔走していたそうです。
グラウンドの泥や瓦礫を片付けるのに、さらに1ヶ月。

阿部くんの自宅も、津波で1階天井まで浸水して全壊。
プレーを録画したビデオテープやユニホームも泥に埋まってしまい……。
なにより、小学生の頃のチームメイトを津波で亡くしました。
その友人、石巻商軟式野球部の木村優斗くんは、
東北地方で唯一、震災で犠牲となった高校球児だそうです。

阿部主将の談。
「1年前は野球すらできないと思ったのに、甲子園に立って、メッセージも伝えられる。夢みたいだ」
「何か縁があるなと思った。被災地代表として、自分が言わないといけない使命があると感じた」
「被災者の思いや感謝の気持ちをみんなで考え、メッセージとして伝えたい」


石巻工の初戦は、大会第2日第3試合。
対戦相手の上村学園(鹿児島)といえば、甲子園に春夏計4回出場、
2005年のセンバツでは初出場で準優勝という強豪校。
どんな試合になるのか、開会式の選手宣誓も含め、
センバツ開幕を楽しみに待ちたいと思います!

それから楽しみといえば、今大会の注目投手2人、
“岩手のダル”こと、花巻東の右腕・大谷翔平くん(身長193cm、最速151km/h)と、
“ナニワのダル”こと、大阪桐蔭の右腕・藤浪晋太郎くん(身長197cm、最速150km/h)が、
いきなり第1日の第3試合で激突するのも好カードですねぇ~!
てゆーか、組み合わせクジを引いた花巻東の大沢主将から、花井と同じ匂いがwww

抽選前日、対戦したいチームは? と問われ「大谷のライバルがいるから、大阪桐蔭です」

大阪桐蔭との対戦クジをまんまと引き当て、会場がどよめく。

花井…じゃなくて大沢主将、思わず苦笑い。
「やってみたかったが、まさか本当に当たるとは、ビックリです」

「やりました!」と監督に報告。
監督曰く「やりすぎだろ、お前」

やばいwwwww
まだ顔も見ていないのに、私、花巻東・大沢主将の(クジ運のw)ファンになってしまいそうww
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