2012_02
24
(Fri)23:59

消える「マドモアゼル」

今後、フランスの行政文書では「マドモアゼル」は使用しない、と仏国首相府が通達したそうですよ。
行政文書で女性を示す性別欄は「マダム」で統一されるとのこと。
消える「マドモワゼル」、フランスの行政文書で使用禁止に(ロイター2月24日付)

「マドモアゼル(mademoiselle)」とは、言うまでもなく未婚女性の名前につける敬称。
フランス語では、男性には既婚・未婚に関わらず「ムッシュー」、
女性には既婚の場合「マダム」、未婚の場合「マドモアゼル」を付けますよね。
この「マドモアゼル」は、女性だけに既婚か未婚かの明示を強制し、屈辱的で性差別を助長する、
とフランスの女性団体が昨年9月、政府に陳情していたそうです。
「マドモワゼルは女性差別」、仏フェミニストたちが廃止運動(AFPBB News2011年9月30日の日記)

えっ!? そうなんだ。
私は、むしろ「マドモアゼル」と呼んでもらえなくって凹んだ思い出があるんだけれど^^;。

英語もかつては、男性は「Mr.」(既婚・未婚関わらず)で、
女性は既婚が「Mrs.」、未婚が「Miss」と別れていましたが、
今は既婚・未婚にかかわらず女性に使う「ミズ(Ms)」という敬称がありますね。

ドイツ語にも、未婚女性に付ける敬称「フロイライン(Fräulein)」がありますが、
1972年に公式使用が廃止されて「フラウ」に統一され、
1990年代に「フロイライン」は徐々に使われなくなっていったそうです。

「マドモワゼル」という敬称がフランスの法律文書に記載されるようになったのは、
19世紀のナポレオン法典(Napoleonic Code)による、とのこと。
慣習的なもので、現在では法的な意味はないそうです。

>「マドモワゼル」には、若さや未熟といった意味合いも含まれ、
>一定の年齢に達しても結婚しない女性にとってそぐわない言葉

なんだそうですよ。


へぇ~、そうだったのかー。

私のつまらない思い出話で恐縮ですが、(過去日記に書いたこともありますが)
卒業旅行でフランス(+スペイン)を3週間ほど女二人旅したことがありました。
生まれて初めての海外旅行だったのに、何をトチ狂ったか、
安全・安心・便利なパック旅行ではなく、
往復航空券と初日のホテルのみを予約して、
あとは現地で行き当たりばったりに宿と行き先を決めるという、てなもんや珍道中でした。
……我ながら今思うと、怖いもの知らずだなぁ^^;。
でも最も思い出深く、最も楽しい海外旅行でしたvv

風の吹くまま気の向くまま、フリーな旅行なので、
有名な観光地から、無名なカフェまで、
全部自分達で予約したり、直接現地へ足を運んだりしたわけですが。
訪れたお店の店員さんから。
すれ違うドアで見知らぬ人から。
道すがら行き交う誰かから。
様々な場面で軽く挨拶を交わす際に、主にフランス人男性から、我々二人は、
「Bonjour, Madame」「Pardon, Madame」と、にこやかに言葉をかけられました。

……当時、齢(よわい)22歳。
一般的に、東洋人の見た目は実年齢より幼く見える、とよく言われますよね?
なのに、行く先々で必ず掛けられる言葉が「マダーム」。

な、なぜだ……orz
アタシたちゃ、フランス人の目には、そんなに老けて見えんの……?
と軽くへこんでました(苦笑)。
1歳でも年若くサバを読みたいwお年頃なのに、
ただでさえ20歳頃までは、実年齢より年上に見られることが多かったもので(笑)。
約3週間の旅で、一度だけ「Mademoiselles」と声を掛けられた時は、
なんかめっちゃ嬉しくって、後でガッツポーズしてましたwww

女性に話しかける時には、その人が明らかに未婚だと思われるケース以外は、
だいたいマダームを使う、と後にどこかで読みましたが、
実際のところ、
フランス人男性のスマートな気遣いから、私達を一人前の女性扱いで「マダーム」と呼んでくれたのか?
それとも、未婚の若い女の子達に見えなかったのか?(爆)
今となっては、真相は謎です……www

あ、そういえばフランス旅行で思い出しましたが。
道を歩いていて、すれ違いざま、カタコト日本語でよく話しかけられました。
「コンバンワ!」とか。(※真っ昼間だけど・笑)
「アリガト!」とか。(※何も感謝されることはしてないけど・笑)
日本語を知っているフランスの方、意外と多いんだなぁ、と妙に嬉しかったですw

パリのディズニーランドでは、若いフランス人男性二人組(恐らく高校生ぐらい)が、
「ナンバンデスカ! ナンバンデスカ!」
と私達に声をかけてくるので、
「???」と思いつつ、「こんにちはー」と返事をすると、
彼らは近寄ってきて話しかけてきました。
以下、拙い英語での会話。
仏少年「ナンバンデスカ、って日本語だよね?」
私  「日本語だけど、挨拶の言葉ではないよ。こんにちは、って言います」
仏少年「日本語で、番号を尋ねる時の言葉だよね?」
私  「番号……??」
仏少年「テレフォンナンバーを聞く時は、コレでいいんだよね?」
私  「……あ~、電話番号ね^^;」

さすがはラテンの国。
明らかにまだ高校生ぐらいなのに、
初対面の外人に対して、「コンニチハ」よりも先に「ナンバンデスカ?」を覚えて活用するとはww
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C.O.M.M.E.N.T

ウィンブルドン女子もミス・ミセスはやめましたね

英語圏でも割と前からMs.(ミズ)という敬称が女性に使用されるようになっていますので、まぁ世の流れだと思います、私が大学で仏語を習った頃はまだ明確に区別して使用されていましたが……。
女性だけ未婚・既婚で敬称を区別するのは、如何にも……と個人的には思います。
確かにアジア系の、特に女性は普通、かなり若く見られるのですが……まぁこの辺は余りコメントしないことにいたします。一応帰国生

2012/02/26 (Sun) 17:35 | 透析鉄 #- | URL | 編集 | 返信

なんと!

こんにちは、めずらしく普通の記事にコメントを(苦笑)。

マドモアゼルと言えば、私は国営で放送されているポアロを
思い出すのですが、それも無くなる可能性があるということですよね…。
↑ご存知ないかもですが、日本語吹き替えなのにマドモアゼル
だけは訳されずにそのままセリフになってるんです。
今後はお嬢さんとかご婦人とかになってしまうのかな?

私も少しマドモアゼルに憧れていたのですが、本国では
差別に感じる女性が多いのですね。

2012/02/27 (Mon) 00:39 | へいや #8YHq1I2w | URL | 編集 | 返信

コメントをありがとうございます

●透析鉄様

博識でいらっしゃいますね。
最後の一行にもにょりましたが……まぁこの辺は余りコメントしないことにいたします。


●へいや様

ようこそ! コメントを戴き、嬉しいです♪
>国営で放送されているポアロ
わああvvv 私もあのドラマが大っ好きなんですよ~vv
アガサ・クリスティーの原作ポワロシリーズは全部読みましたし、
デヴィッド・スーシェさんの演じるポワロが原作まんまで、素敵ですよね!
あの灰色の小さな脳細胞のベルギーの小柄な男が
「マドモアセール」と呼びかけるセリフ回しが特に好きですw

>本国では差別に感じる女性が多いのですね。
そうですねぇ、私も意外でした。
……だけど、日本でも、バリバリ働いている妙齢女性とかは、
いちいち「独身? 既婚?」みたいに言われると腹立たしく感じる方が多いかもしれませんね。
女性に対して、年齢や未婚既婚を詮索するのは、世界共通(?)で地雷なのだなーと納得^^。

楽しいコメントをどうもありがとうございました!
またお気軽にメッセージをお寄せくださいねvv

2012/03/06 (Tue) 19:31 | 杏月 #- | URL | 編集 | 返信

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