かわたれとたそがれ

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「彼は誰」


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「誰そ彼」


今日は、日の出前の朝焼けと、
日の入り後の夕焼けの写真を撮ることができました。

ところで、
朝の、物や人の見分けがはっきりつかない、薄暗い時刻を「かわたれどき」
夕の、同様の薄暗い時刻を「たそかれどき」→後年濁って「たそがれ」、
と呼びますね。


たそがれは漢字で「黄昏」と書きますが、これは後年つけられた当て字だそうです。
元来は「こうこん」と音読みする漢語で、
十二時辰(1日を12等分した2時間ずつ)の1つ「戌の刻(いぬのこく)」の別名であり、
日没後2時間±1時間後にあたります。

「彼は誰」も「誰そ彼」も、「あなたは誰ですか?」と出会った人に問いかける言葉で、
訊かなければ判らないほど顔が見えない、薄暗い朝方や夕方を指していました。
それが後に、朝は「彼は誰」、夕は「誰そ彼」と使い分けられるようになったそうです。
昔は、夕方の「誰そ彼どき」は「逢魔時(おうまがとき)」とも言われ、
妖怪・幽霊など怪しいものに出会いそうな時間、と考えられてきたので、
薄暗い時間帯に誰かに出会うと、「彼は誰?」「誰そ彼?」と声をかけたとか。


ところで、昔からの言い伝えの民間天気予報に、
「朝焼けの日は、雨になる」「夕焼けの翌日は、晴れる」なんてのがありますが、
コレってホントかしら?
夕焼けは当たってる気もするけれど……。
こちらのサイト様↓に詳しい説明が載っていました。

2.なぜ夕焼け朝焼けが起きるのか?(光は魔術師)
朝焼けは、朝日を見ている人のいる地域の湿度が少し高くなりつつあり、雨が近いときによく起きます。
>このとき朝焼けの見えるところは、適当に雲がでている晴天状態ですが、
>天気は西から東に移るので、これから湿度がどんどん増して雨になることを
>知らせる現象の一つとして受け止められているようです。

夕焼けは夕日を見ている人のいる地域の湿度よりも西の方の空気が一層乾燥しつつあるときによく起きます。
>このようなときは、夕焼けの見える地域で雲が多少でていたとしても、
>天気は西から東に移るので、明日はさらにいい天気の快晴になることを
>告げる現象として受け止められています。


ほほう、論理的に説明されると、そんな気もしてきますな。
……でも今日は朝焼けだったけれど、終日天気はよかったような^^;。


日の出前と、日の入り後の、温かい色に染まった空の写真を撮りながら。
そのとき私の脳裏に流れていたのは、この懐かしい童謡でした。

♪南の島の大王は 女王の名前もハメハメハ
とてもやさしい奥さんで
朝日の後で起きてきて 夕日の前に寝てしまう
ハメハメハ ハメハメハ ハメハメハメハメハ~♪


……わ、私もハメハメハ女王のように、
日の出後に起き出して、日の入り前に寝てしまう、悠々自適な生活がしたいです安西先生orz
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