リアル攻性防壁

防衛省が対サイバー兵器、攻撃を逆探知し無力化(読売新聞1月5日付)
 →サイバー兵器のイメージ図

リアル攻性防壁キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!





日本の防衛省が、サイバー攻撃を受けた際に攻撃経路を逆探知して攻撃元を突き止め、
プログラムを無力化するウイルス(つまり事実上のサイバー兵器)を開発中、だそうです。
2008年度、「ネットワークセキュリティ分析装置の研究試作」事業として発注し、
大日本技研…じゃなくて、富士通が1億7850万円で落札。
3年計画で、攻撃監視や分析の装置とともに、ウイルスの開発に着手した、とのこと。

漫画・アニメの「攻殻機動隊」に登場する、「攻性防壁」とおんなじですね!
攻殻機動隊の作品舞台である近未来日本では、
一般大衆が脳にマイクロマシンを注入して「電脳」化し、
コンピュータネットワークに直接繋がっているのが常識ですが、
そのために電脳を”ハッキング”されて、他人の意のままに操られたり、疑似記憶を掴まされたりと、
物騒なネット犯罪も多発している、という世界です。
そんな電脳への不正アクセスを防ぐのが「防壁」というファイヤーウォール。
さらに、不正アクセス元へ攻撃を仕掛ける報復システムが「攻性防壁」っちゅーことですな。
攻性防壁は、侵入者の通信をトレース(逆探知)して、ネットワーク経由で相手に致死的な攻撃を与えます。
脳(あるいはAI)を「焼く」「焼き切る」とか、サイボーグの生命維持装置を暴走させるとか。
草薙素子少佐は、四重の攻性防壁を張り巡らせていたっけ。

過去にも、リアル笑い男(減損現実技術)や、
人間がコンピュータウイルスに感染や、電脳化や、光学迷彩や、
忍者服…かと思いきやガンダム(最新装具システム)など、
漫画の空想世界で登場した様々な未来機器が、
現実社会で次々と開発されつつあることをご紹介してきましたが、
気がつけば、あと18年で2030年。
攻殻世界も、もうすぐやってきますなぁ。

日本、サイバー戦の攻守能力は世界最弱(週刊SPA! 12月10日付)
↑こんな指摘もあるようなので、未来の公安9課のみなさん、頑張ってくださいw
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