年始のご挨拶





そういえば、昨日の日記(2012年元日)に、年始のご挨拶を書きもらしていました。


ちなみに、このブログ「善哉庵」の過去の1月1日を読み返してみると、
2006年8月のブログ開設以降、2007年~2011年に5回迎えた元日の日記は、
すべて書き出しが「あけましておめでとうございます」になっていました。

だけど、2011年に東日本大震災があったばかりなので、今年は
「あけましておめでとうございます」「あけおめ」という言葉は、
私の個人的な心情として、なんだか使いたくありません。
「賀正」「謹賀新年」など、年賀状によく見られる「賀」という言葉も、
「喜び祝う」というおめでたい意味なので、こちらも私の心にそぐわない気がします。

徒然にネット検索してみたところ、
なぜ「あけましておめでとう」=新年がめでたいのか?
その由来の説明がありました。

震災を考慮し、年賀状で悩んでいる方へ(All About2011年12月09日付)

1月1日の日の出(元旦)とともに、
年神様(祖霊神=ご先祖様であり、山の神、田の神でもある)がやってきて、
私達に新しい年の魂(生きる力)を分けてくださり、幸せを授けてくださる、
だから「めでたい」のだそうです。
昔の日本では「数え年」で年齢を数え、1月1日に皆一斉に1つ歳をとると見なされていたので、
「あけましておめでとう」は、今でいう「お誕生日おめでとう」と同じニュアンスも含んでいたのでしょうね。

年賀状に関連して。
岩手県のホームページでは、なんと
「三陸復興」のメッセージを込めた年賀状フリー素材が提供されていましたよ。

「三陸復興」年賀状フリー素材を提供します(岩手県HP)

岩手県ホームページといえば、
昨年11月に、漫画家・荒木飛呂彦先生の描いた”ジョジョ立ちする”奥州藤原氏のイラストを掲載して、
アクセス殺到で一時HPがサーバダウンするという素敵なハプニングがありましたが、
今回の「三陸復興年賀状フリー素材」といい、
県庁職員の皆さんが様々な方面から知恵を絞り、
懸命に復興に取り組んでいる姿勢が伺えて、感動しました。

12種類あったフリー素材(風景写真)の中から、
私の大好きな「陸前高田市の奇跡の一本松」の写真をお借りして、
弊ブログ上にて、ご来訪者の皆様に年始のご挨拶を申し上げます。
今年は、年始の挨拶がもつ本来の意味を肝に銘じながら。
無事に年を越せた感謝、また1歳長生きできた感謝、
そして年神様が授けてくださった新しい年への希望を込めて。

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謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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