

12月も6日を過ぎて、ようやくこのブログもクリスマスモードに模様替えしました。
閲覧する上で不具合などがありましたらご一報いただけると助かります。
本来のクリスマスの「プレゼント」、
それは神様から人間たちに遣わされた「救世主」、つまりイエス・キリストの誕生だそうな。
だから、クリスマスにはプレゼント、という風習があるのだとか。
皆様はサンタさんにどんなプレゼントをお願いしたいですか?(*^o^*)
私は……今ものすごーく欲しいものがあるけれど、
それはこれから失われる予定で、
サンタさんといえど神様といえど、けっして願いは叶えられないものなので、
それは諦めて、代わりにその喪失から得られる何かを、今後の人生の糧としたいなと思っています。
閑話休題。
宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」が、
岩手県遠野市で再現されたそうですよ。
◆岩手・遠野、夜駆けるSL…幻想の旅 「銀河鉄道」の世界演出(産経ニュース12月6日付)
◆上記記事の拡大写真
幻想的で、とてもとても素敵な風景ですねぇ……!
この「SL銀河」は、東日本大震災の被災地を観光面で支えようと、
JR東日本が盛岡市内で展示されていたC58形という蒸気機関車を復元し、
4月から11月末まで釜石線を走っていたそうです。
今夜の「ナイトクルーズ」は夜の特別運行で、花巻-遠野間を走行しました。
そもそも宮沢賢治は「銀河鉄道の夜」を執筆する際、
岩手軽便鉄道(JR釜石線の前身)をモデルにしたそうで。
遠野市にあるアーチ橋・通称「めがね橋」が、
宵闇の中でライトアップされて、
車窓にあかりの灯った蒸気機関車が、
凍てつく空に真っ白な煙をもくもく吐き上げながら走っていく姿。
ほんとうに物語の世界から線路が続いていて、
走って出てきたかのような素晴らしい光景ですねえ。
……実際の「銀河鉄道の夜」は、夏祭りの夜なんですけれどね。
でも、冬の寒さの中だからこそ、空気が冷たく澄んで、美しさが増しているようにも見えます。
素敵だなぁ。私もいっぺん乗ってみたいなぁ。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。
私の大好きな作品の一つです。
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸さいわいのためならば僕のからだなんか百ぺん灼やいてもかまわない。」
「うん。僕だってそうだ。」カムパネルラの眼にはきれいな涙なみだがうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」ジョバンニが云いました。
「僕わからない。」カムパネルラがぼんやり云いました。
「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新らしい力が湧わくようにふうと息をしながら云いました。
ほんとうのさいわい。
昔から考えている問いだけれど、答えがでない難問です。
私にとって人生の命題なのかもしれませんね。
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