げに小春日ののどけしや

返り咲きの花も見ゆ
2011-12-07morning glory

真冬に……朝顔……!!


10月2日の日記に、
>なんと。
>神無月初旬のこの季節に、我が家の朝顔が可憐な花を咲かせました!
(中略)
>まさかこの時期に朝顔の花が見られるとはなあ。
>愛おしさもひとしおですな。

と、のんきに書き記したことがありましたが。
……神無月どころか、あと3週間余りで今年も終わろうかという師走に、
まさかの、朝顔……(驚愕)。

2ヶ月前の日記にも書いたとおり、
今年は種蒔きが遅くなってしまう
→9月下旬頃から鉢を室内に入れ、窓際で太陽光を当てて育てる
→ゆっくりゆっくり成長して、10月2日にも花が開く
→本日12月7日現在で、まだ花が咲いた……!
という一連の経緯でございます。
外は冬景色。室内温度も18℃前後で、朝晩はもっと冷え込むのに……。

季節外れも甚だしく趣きがない、と識者には一笑に付されそうですが、
「けなげ」や「可憐」を通り越して、この生命力の強さに感服。
厳しい環境にあっても、負けず屈せず、精一杯に花開く。
そんな朝顔の生き様に、なぞの感動と敬意を抱かずにおれません。
梵天丸…もとい、杏月も斯くありたい……!


今日の日記タイトルは、文部省唱歌「冬景色」の歌詞から。
しかも、1番ではなく、2番です(苦笑)。


「冬景色」の2番の歌詞
 烏啼きて 木に高く
 人は畑に 麦を踏む
 げに小春日ののどけしや
 かえり咲の花も見ゆ


何故か「♪げ~に小春日の~の~どけしや~♪」のワンフレーズが、
四季折々、何気ない日常のふとした瞬間に、脳裏に浮かぶことが多いんですよー。
春先の暖かくなり始めた頃にも、あるいは初秋のぽかぽかした日にも。
ホントは「小春日」って小春(陰暦10月、現在の11月頃)のころの穏やかな日。また、その日ざし。
という意味で、
「小春日和(こはるびより)」=晩秋から初冬にかけて、移動性高気圧に覆われた時などの、穏やかで暖かい天候のこと
なんですけどね(苦笑)。
歌のタイトル通り、まさに「冬」を表す言葉なんですが、
大好きな歌で、季節を問わず、ついつい鼻歌を口ずさんでしまいます。
……近頃、文部省唱歌の話題ばかりでスミマセン^^;。

激動の2011年。
小春日和のような穏やかな日々が、年の瀬まで続くと好いなあ。
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