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飛ばないボールは右打者有利?
NPB(日本プロ野球)で使われる公式球は、昨年から全球団ミズノ社製の統一球になりました。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)などの国際試合の増加に合わせ、
ボールの規格を世界的に統一するため、だそうです。
これがいわゆる「飛ばないボール」と言われていますね。
結果、2011年シーズンは防御率1~2点台の投手が目覚ましく増え、
逆に、打つ側はホームラン数・打率ともに大幅に減りました。
「好打者」と呼ばれた有名選手でも、2011年は意外な程に打率を落とし、
苦労していた選手がたくさんいました。

そんな「投高打低」の傾向が顕著になった中でも、
「飛ばないボール」の影響を感じさせない3割打者や本塁打王も。
いったいその違いは何なのか!?
それに答える仮説をネット記事で見つけて、ほほう、と興味をそそられました。

飛ばないボールと右打ちの首位打者(YOMIURI ONLINE2月17日付)
左打者有利の時代は終わったのか!?好調チームの陰に右の好打者アリ。(NmberWeb2011年6月6日付)


一般的に、野球では「左打者のほうが有利」と言われます。
理由は主に、
・一塁までの距離が近い。
 右打者より左打者が一塁に1~2歩近いので、内野ゴロでもヒットになりやすい。
・右投手に対して対戦成績が良いのは左打者。
 対戦成績が少ないために慣れが生まれにくいから、とか、
 右投げ投手の球は、右打者から見て背中の方から入ってくるので打ちづらいから、と言われます。
人間には右利きが多い(全人類の約9割)なので、当然右投げ投手も多い、
だから左打者のほうが打率の面で有利、ということのようです。

1950~2010年までの62年間を調べてみても、
NPBの首位打者が右打者だったのは、約3割強だそうです。

それが2011年を振り返ってみると、
首位打者:セは長野久義選手(巨人、.316)、パは内川聖一選手(ソフトバンク、.338)。
本塁打王:セはバレンティン選手(ヤクルト)、パは中村剛也選手(西武)。
彼らはみんな右打者。


冒頭の読売新聞の記事では、
珍しい魚の習性に関する論文を例に挙げて、
>昨季初めて導入された「統一球(低反発球)」による影響が、
>人工的な左打者が身につけた対応力をはぎ取ったのではないか
>「利き手の方が、正確かつ強く球を打てたのではないか」

と「利き手仮説」を論じています。

生まれつきの利き手でそのまま投げる・打つならば、
前述のとおり、約9割が右投手や右打者になるはずです。
しかし、多数派の右投手の球を攻略する可能性を高めるために、
もともとは右利きだけど、野球では左打者に転向した、という選手が多いのが現状。

2011年は「飛ばない球」になったことで、
ボールを打つ1秒に満たない瞬間に、
より素早く、より正確に、より力強く動かす、という咄嗟の動作に、
利き手(右打ち)か、後天的に練習を積み重ねて得た左打ちかで、
ごくごく微妙な差が生じたのではないか、というのがこの仮説の主旨です。

うーむ、そう言われると、
さらに、昨年首位打者や本塁打王に右打者が並んでいるのを見ると、
「利き手仮説」も一理ある気がしてくるなぁ。(←すぐ影響されるタイプww)

それと、冒頭のNumberの記事を見ると、
>パ・リーグ最下位(※当時)の楽天はベンチを含めて左に好打者が揃い、バランスを欠いている。
と書かれていて、
おおう……確かに楽天は左打ちに好打者が多いもんなーorz と首肯せざるを得ない(苦笑)。

上記の新聞記事は、
>利き手仮説は果たして今季も当てはまるのか、今から結果が楽しみである。
と文を結んでいますが、
統一球導入から1年経って、そろそろ左打ちの好打者達も攻略してきた頃か?
それとも、今年も利き手じゃない打者は苦労するのか?
私もちょっとその点にも注目しながら、今シーズンを見守っていきたいと思います。
……つーか、楽天の左打者の皆さんには一刻も早く調子を取り戻してもらいたいし、
右打者の育成不足をなんとかしてほしいっす……orz
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Secret
(非公開コメント受付中)

非常に興味深い記事ですね
プロ野球記録の神様、故・宇佐美徹也さんによると、やはり記録を通算すると、左打者の方が、打率は2・3分は良いようです。左打者は打ち終わった後の姿勢でも一塁側を向いていますので、2・3塁打等も出やすい、ということはあると思います。(イチローを見れば、内野安打が出やすいのは当然左打者、ということは分かりやすいくらいに分かるかとも思います)
過去プロ野球で記録されている三重殺打(本塁~三塁~二塁のトリプルプレイのように、補殺が2つの三重殺)はすべて右打者で、右の強打者に併殺打が多い、というのは、ノムさんや長嶋さんなどにもよく見られるとおりです。(落合さんは案外、併殺打は多くはなかったと思います)
アイスホッケーでは左利きの持ち方しか、今はほとんどしませんので、やはり、少数派の左利きの持ち方・打ち方には一定の有利さ、はあるのだとは思いますが、昨シーズンの記録からすると、それだけではない、ということかも知れませんね。
(テニス等も左打ちだと回転が逆になるので、スペインのナダル選手のように、敢えて左打ちに矯正した選手もいますし、最後の300勝投手であろう、近鉄バファローズの鈴木啓示投手も、左腕に矯正された方です。大林素子さんの左手のスパイクも、女子バレーではかなり強力な武器でしたし)
むしろ、今までは打撃メインのチームが打者を「上げ底」にするために飛ぶボールを使ってきた(これは実は昔からあることで、その度にコミッショナーがボールを矯正してきていて、翌年の打撃成績がダウンする、という現象が発生しています)のがダメになったために現れた、一過性の現象、ととらえた方が正しいような気もします。
そういう意味では、今シーズンはどうなるのか、ちょっと楽しみですね。
ゴールデンイーグルスにも、ぜひぜひ頑張って欲しいものです。
あ、あと、右打者・左打者の件に関しては、プロに入ってからスイッチヒッターになった元ジャイアンツの柴田勲選手の場合では、本塁打の出る確率は、本来の右打席の方が、確か3倍、多かったそうです。
柴田さんの時は何しろ主軸がONでしたから、自分が主軸打者というよりは、俊足を活かしたかたちで一番打者のスイッチヒッターにさせられた、ということだったようです。
かの泉ブランドで有名な?いずみんのようなスイッチヒッターだと左打席に立つ場合の方が多いかと思いますので、打率の問題になるとそこまで顕著ではないのですが、こと長打、になると、本来の打ち方、が大切なのかも知れません。ただ、最初から左打ちをしている、ゴジラやイチローのような選手になると、また異なるのかも知れませんね。私もこの辺になると、データが余りありませんので……。
長文失礼しました。
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