ドラフト会議

本日は、プロ野球ドラフト会議がありました!
なかなかの波乱もあったようですね。


今年のドラフトの目玉の一人、東海大・菅野智之投手は、
伯父さんが巨人・原監督で、昨年12月から巨人が指名を表明していて、
東海大側も巨人以外ならメジャー挑戦、または社会人入りと言い、
本人も巨人入りを希望している、と報道され、
「相思相愛」「単独指名確実」と言われていましたが、
結局、日本ハムが交渉権を獲得しました。

菅野投手本人は、会見で落胆を隠せず。写真撮影や胴上げもキャンセル。
原監督の「くじを引く状況にならないと信じていた」という言葉や、
「事前に指名の挨拶がなかった。道義的にこうしたやり方は許されるのでしょうか?」
「人権蹂躙だ」というご家族の憤りに、私としてはいささか首を捻ってしまいます。

そういえば2006年のドラフト(マー君の時)では、
「尾張のプリンス」と呼ばれ、中日に現役選手の兄がいて、父が球団寮館長(当時)の堂上直倫くんがいたなぁ。
彼の意中の球団は中日で、相思相愛なのは誰の目にも明らかでしたが、
彼は一度も希望球団を口にすることはなく、「指名してもらえればどこでも行きたい」と言い、
ドラフト会議では、中日・阪神・巨人の3球団が指名して、クジ引きになり、
運よく中日が当たりクジを引いて、晴れて中日に入団しました。

Yahoo!ではこんな投票までありましたよ^^;。
日本ハムの菅野1位指名をどう思う?
ここでは、今のところ68%が「評価する」、27%が「評価しない」、6%が「どちらとも言えない」。
巨人は2009年の長野選手、昨年の沢村投手と、
同じようなやりかたで2年連続で単独指名をしていたので、
他球団ファンの不満も少なからずあるようですねぇ。

逆に、巨人ファンや球団関係者、菅野投手側の大学関係者、親族の皆さんは、
落胆もひとしおでしょうね。

しかしドラフト制度というルールが厳然とあって、
これまで多くの野球人達がその制度で運命の岐路に立ち、一喜一憂してきた以上は、
それに則って正規の方法で交渉権を獲得した球団と入団交渉、となるのは仕方ないでしょうね。
菅野投手は幼い頃からずーっと巨人に憧れていたのでしょうし、
どうしても嫌ならば、入団を拒否するのもまた本人の自由。

私としては、ダルビッシュ投手がTwitterで、
「空気読めない日ハム」って記事に一言、とファンに質問されて、
>そもそもそんな「空気」あったらいけないですよね。全ての人、球団に平等であるべき。
と答えていた、その言葉に全面的に同意です。


さて、楽天イーグルスは、藤岡貴裕投手(東洋大)を1位指名しましたが、
3球団競合し、星野監督が抽選クジを引いたものの、外してしまいました。
結局今年は、投手2人、野手4人、育成1人の計7人を指名しました。

東北楽天が6選手を指名 プロ野球ドラフト(河北新報10月28日付)
1位指名:武藤好貴投手(JR北海道)
  切れのある直球とフォークボールが武器。制球も良く、先発として期待される即戦力右腕。
2位指名:釜田佳直投手(石川・金沢高)
  バランスの良いフォームから最速153km/hの直球を持つ超高校球右腕。
3位指名:三好匠内野手(福岡・九州国際大付高) 高校では投手だがシュアな打撃を高く評価。
4位指名:岡島豪郎捕手(白鴎大) 強肩強打の即戦力捕手。
5位指名:北川倫太郎外野手(高知・明徳義塾高) 広角に打てる技術を備える。
6位指名:島内宏明外野手(明大) 俊足。手薄な外野陣を強化。
育成指名:神保貴宏外野手(北海道トランシス)

ここ数年、投手の獲得に力を入れている傾向の楽天イーグルスですが、
今年はチームの課題となっている野手層の底上げのため、7人中野手5人を獲得したようです。
球団創設以来、「地域密着」を掲げて東北関係選手を毎年指名していましたが、
今年は一人もおらず。ちょっと淋しい……。

3位指名の三好くんと言えば、今年の春のセンバツ決勝戦で、
>エース三好くんは、決勝戦だけは14安打6失点でしたが、
>1回戦から5戦連続、計618球を一人で投げ抜き、素晴らしいピッチングでした!
>夏もぜひ甲子園で見たい!
>(だけど将来の夢は「野手でのプロ入り」だそうな^^;)

私が日記に書いていた、その当人ですね……!
まさか、「野手でのプロ入り」で楽天イーグルスとご縁があるとはvv

2位指名の釜田くんについても、今年のセンバツ出場校決定の時に、
このブログでも記述しましたが、最速153km/hってスゴイ!
春に甲子園で注目していた高校球児達が、自分の応援するプロ球団に入団する(かも?)って嬉しいですねvv

1位指名の武藤投手は、北海道で喜びの会見。
楽天1位・武藤、駅員姿で記者会見/ドラフト(サンスポ10月27日付)
札幌市内のJR白石駅で改札業務を担当する駅員の制服姿で記者会見に臨み
>「まさか1巡目で指名されるとは思っていなかったので大変うれしい」と緊張気味に話した。
>「東北を勇気づけているチームに指名され、大変うれしく思う」
>「(1つ年下の田中投手は)だいぶ先輩だが、見習っていきたい」
>「星野監督も投手なので、何を言われるのかと思うが、その中で頑張っていきたい」

笑顔の優しそうな好青年ですねvv

楽天イーグルスに指名された7人だけでなく、
ドラフトでプロ球団から指名された全ての選手達が、
夢を叶えて、プロ野球界で成功できるように、悔いなく全力を尽くして欲しいものですね。
何万人もの野球小僧達が憧れ、そのごくごく一部しかなれない「プロ野球選手」という職業。
ルーキーみんなの活躍を期待し、幸多からんことを祈っています!
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