18勝

今日、Kスタ宮城で行われたロッテとのデーゲーム、
楽天イーグルスは0-8の完封勝利を収めました。

先発した田中将大投手は、9回107球を投げて、被安打6、奪三振7、予四球1で完封!
背番号と同じ18勝で、ついにハーラートップに躍り出ました。


試合後ヒーローインタビューの、マー君のコメント。

「いろいろな方がタイトルの話をされていたので……。
札幌ドームではダルさんを打っていただきましたし。
チームやファンの方々の期待に応えることは義務だと思っていたので、
今日は何とか勝ちたかったので本当に良かったです!
今日は野手の方々に早い段階で大量援護をいただいたので、僕の良かったところは無いです!」


チームは2連敗中。
クライマックスシリーズ(CS)へ出場できる3位まで、6ゲームぐらい差がついている。
残り試合は、あと7ゲーム。
自力でのCS出場の可能性はない。
この状況で、チームやファンの期待が「マー君にタイトルを獲ってほしい」に集中するのは、無理もないですね。
その重い期待とプレッシャーを「期待に応えることは義務」とガッチリ受け止めて、
きっちりと完封勝利を見せつけてくれる、マー君の精神力。
何度も何度も書いてきた言葉ですが……すげーわ。この22歳。

それにしても、なにゆえ楽天内野陣はマー君にすんなりと完封勝利をプレゼントしてくれないのか^^;?
佑ちゃんと対決した試合も、9回に内野陣の記録に残らないエラー2つで1失点して完封を逃したけれど。
今日の試合もまた、9回2アウトからサードの送球ミス……orz
それさえなければ、100球以内&無四球だったのに……。
マー君をすんなり勝たせず、試練を与えることで、さらに精神を鍛えようということでしょうか?(違)

さて、今年の春季キャンプでマー君が”宣戦布告”した「沢村賞」という目標が、現実味を帯びてきましたね。
沢村賞の選考基準は、以下の7項目。
・登板試合数:25試合以上
・完投試合数:10試合以上
・勝利数:15勝以上
・勝率:6割以上
・投球回数:200イニング以上
・奪三振:150個以上
・防御率:2.50以下

マー君の成績は、今日の試合が終わった段階で、
・登板試合数:26試合
・完投試合数:13試合
・勝利数:18勝
・勝率:7割8分3厘
・投球回数:217 1/3イニング
・奪三振:230個
・防御率:1.33
と、全7項目の要件をクリアし、さらに赤い字はリーグ1位。
赤字じゃない3項目は、ダルビッシュ投手が1位で、2位がマー君(笑)。
ここまで来たら、ぜひ今年はマー君に沢村賞を獲っていただきたいところ。
マー君の登板が、今季あと何度あるかは分かりませんが、
投手コーチは登板を匂わせているようです。

それにしても、今年のマー君の快投を見るたびに、しみじみ思います。
私は今、日本野球の球史に残る一人の名選手の全盛期を見られる、という幸運に浴しているのだな、と。
過去に「プロ野球界のスター」と呼ばれた人は数多おられますが、
いずれも私にとっては、全盛期を伝説で伝え聞くのみ。
プロ入り前から見守って、ルーキーイヤーの試合の度にドキドキ手に汗握りながら一喜一憂し、
2年目のジンクスに思い悩み、日本代表の試合で歓喜して。
マー君の全盛期を、同じ時代に観戦できた。幸せ者です。
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